Facebookを始めると多くの人が”ストーカー脳”になるようだ。
特定の人をしつように追い掛け回すのがストーカーだが、ここで言いたいのはもう少し大きな視点。人からどう見られているか気になって、気になって・・・・という心理も逆ストーカー脳ともいうべきで、ほとんど”病気”だ。
病気なら治そう。大丈夫、ストーカー脳は治せる!
こんなことを書きたいと思った理由はこの2、3日、この記事へのアクセスがにわかに上がったからだ。
★Facebookの「ブロック」は最後の手段 !!! お手軽情報遮断は報いを受ける !?
■この俺が「友達」を切られた?!
安易な「ブロック」を戒めた記事なのだが、その記事のミニブレイクを知った折も折、以下のような”事件”に僕は気づいた。
前から仕事の関係で知り合った方でFacebook友達になっている人にコンタクトを取ろうとしたら、いつの間にか「友達」でなくなっていた!?
「おやおや」何があったんだろう?
少し気になって彼のタイムラインをのぞいた。
かなりの様変わり。
顔写真やカバー写真も変わっていて、『もしかして会社も辞めちゃった?!』『そもそもこの人、彼なのか(同姓同名の別人かも)』と思ったくらいだった。
ふだんから人のことなどほとんど気にしない私が、友達であった人が今「友達」でないことでこういう行動をとり、こんなことを考えている。
たかが「友達を切られた」くらいのことで(こっちから解除した記憶はない)。
となると「ブロック」されたり「制限リスト」に入れられたりしたら、それは心ざらつくよなぁ、と思った。
《なるほどね、それで「ブロック」や「制限」のことを書いた記事はよく読んでもらえるわけだ》
■「気になる」を助長するFacebook
ところで、「ストーカー脳」というのは私の勝手な造語である。
人に恋をするとその人のことばかりを考えるようになる。
寝ても覚めても、いつも思っているから脳の中に一つの思考回路ができて離れられなくなる。
このような状態を「ストーカー脳」と表現した。
これも山カンなのだが、ストーカー脳は脳の快楽中枢と関係があるかもしれない。
ギャンブル、セックス、麻薬・・・・いずれもこの状態にはまると「正常」な状態に戻ってくるのは難しい。
一種の病気、それもたちの悪い不治の病だ。
人のことなんてなにも気にならない、という人は少ないだろう。
人が人の中で暮らしている以上、赤の他人はいざ知らず、「袖振り合うも他生の縁」で知り合った人からの視線は、少しは気になるものだ。
この「気になる」状態を助長するのがFacebookの典型的な特性である。
Facebookをやる以前には、人のことなどまったく気にならなかった。なにしろ僕のような俺様キャラでは、(現実社会では)本人の耳に評判が入ってくるなんてこと、ほとんどない。
ところがFacebookは、それこそ時々刻々”人様の声”を伝えてくれる。
いいね!やシェアの数、コメント、そしてFacebookページで書いていれば記事の「表示数」。
すべて”評価”でないものはない。
それに存外、自分が小物であることも思い知らされる。
わずかな批判的コメントにカリッときたりする。
だからFacebookではどんな記事でも、それほどあからさまな批評は交わされず、まったく無難なあいさつ的コメントや称賛、肯定ばかりとなりがちなのもうなずける。
■イヤな目に遭いたくないから「ブロック」?
なんてエラそうに書いたが、やはり誉められるとうれしくなってしまう。
しかしこの環境に慣れてしまうと、たまさかの寒風はひどくこたえるだろう。
現在は「いじめ」のある時代だ。
昔も今もいじめはあるが、現在はいじめの手段や道具もすっかり進化して、かつ巧妙、姑息で意地汚くなっている。
標的にされてはたまらない。
だから、病的に人の一挙手一投足が気になる”逆ストーカー”状態に陥っている人がいてもちっとも不思議じゃない。
人からどう見られているか、人は「わたし」をどう思っているか、際限もなく気になる。
私のような人間には無縁だと思っていたが、そうでもないらしい。
ストーカー脳恐るべし、飄々(ひょうひょう)淡々を気取っていても平静なわけではない。
そこでどう対処するかだ。
いやな目に遭いたくない、先にこっちから(関係を)切ってしまえ。
それが「ブロック」「制限」行為だ。
しかしそうしたやり方に相手はどう思うか、どう反応するかが、気になって仕方がない。
ストーカー脳特有の病理。
相手がどう思うのかなんて、あなたにはとっくに分かっている。
イヤに決まっている、不愉快なはずだ、と分かっている。
恨まれないか、逆切れされないかと心配になる。
■処方箋は「フォローをやめる」または「知り合い」
そういうことが分かっているなら、そんな行動取りなさんな、というのが私の提案だ。
結論が最後になってしまったが、いいことを教えてあげよう。
「ブロック」も「制限リスト」もいらない。
あなたは自己防衛のために人をポンポン切る必要はない。
あなたのストーカー脳を冷やすには、
「フォローをやめる」か、「知り合い」にすれば十分だ。
いずれも友達の投稿をあなたのニュースフィードに表示させない機能。
フォローをやめれば一切届かなくなるし、「知り合い」にすれば滅多に届かなくなる。
相手の投稿を見ないからあなたは反応しない、すると反応が薄いあなたの投稿も相手のニュースフィードに表示されにくくなり、2人の関係性さらに疎遠になる。
後はアルゴリズムが勝手にやってくれる。
友達のままだが、やがて双方とも相手の存在を忘れるほど遠くなる。
ストーカー脳でいると相手のことが気になってしょうがない。
負の感情なのに、相手の存在など忘れてしまいたいのに、気になる。
いったん冷めれば、そもそも相手はあなたのことを「そんなに気にしていたのか?」と気づくはずだ。
人は人の存在なぞ気にしない。少なくともあなたが想像するほどに気にしているわけではない。脳がつくりだしている影だ。冷めてしまえば気にする必要もなかったことにあなたも気づくだろう。
どうぞ2つの方法、お試しを!
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