★Facebook、ベストな閲覧制限はコレだ!「知り合い」と「フォローをやめる」を併用

ベストな閲覧制限
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Facebookで苦手を避けるベストな閲覧制限方法は何だろうか。
「制限リスト」も悪くはないが少しめんどくさい。もっと簡便、確実で友達を傷つけない方法がある。「知り合い」と「フォローをやめる」を併用する方法だ。

 

■7つの段階がある閲覧制限

うっとうしい人にあまり自分の投稿を読まれたくない。
そこで、「閲覧制限」の発想が生まれる。
Facebookもその点は抜かりなく対応している。閲覧制限から、その逆の閲覧歓迎まで、かなりきめ細かい。イラストにまとめてみた。

 

Facebookの閲覧制限と表示促進

Facebookの閲覧制限と表示促進方法を強弱順に並べてみた

 

なんと、7つもの段階がある!
制限度合いの強い順に並べると――「ブロック」から「トップに表示」まで。自由自在にニュースフィードへの表示をコントロールできそうだ。でも実を言うと、この7つは異なる概念の混ぜこぜであり、かえって混乱を招きそうでもある。

 

7つの“機能”、簡単に説明しておこう。4つのかたまりに分けられると思う。

  1. ニュースフィードのアルゴリズムを利用するもの(赤線で囲んだ「友達」―「親しい友達」―「知り合い」。それに最近加わった「トップに表示」がそれだ)
  2. まったく別概念である「ブロック
  3. リストに特別な性質を持たせた「制限リスト
  4. “フォロー”という概念を逆手に取った「フォローをやめる

 

■アルゴリズムが表示を左右

「友達」には3種類あることはご存じだと思う。
デフォルト(初期設定)はもちろん「友達」だ。これに後から「親しい友達」と「知り合い」を加えた。追加されたこの2種類の“友”は、あなたのニュースフィードに表示される投稿の流れに強い影響を与える。

 

とひろで、ひとこと注意を。
ニュースフィードには友達全員の投稿が表示されるわけではない。だいぶ間引きされる。どれを表示し、どれを表示させないかはFacebookのルゴリズムが決めている。決め手になるのはあなたや友達のアクティビティの全て。いいね!やコメント数、友達との関係で言えば▽メッセージのやりとり▽タイムラインへの訪問――などなど。

 

Facebookは1つの投稿が発生するごとに、こんな面倒な計算をして各ユーザーのニュースフィードへの表示・非表示を決めている。その結果を外からざっくり言えば、記事自体の人気と、あなたと友達との交流の疎密がものを言う。いいね!が多い投稿やあなたと親しい(とアルゴリズムが認めた)友達の投稿が優先的に表示されるはずだ。

 

■「知り合い」にすると表示が激減!

さて、ただの「友達」を「親しい友達」や「知り合い」にするとどうなるのか。
まず指定の仕方から。コチラを見てほしい。
友達のタイムラインのカバー写真の下「★友達」をクリックするとメニューが現れる。「親しい友達」と「知り合い」がある。チェックを入れると指定したことになる。

 

「友達」は3種類

「友達」は「親しい友達」「知り合い」を加えて3種類

 

<試しにどちらかにチェックを>などと、決しておすすめはしない。
影響は存外過激なのだ。特に「知り合い」。指定した途端、ニュースフィードの常連だったこの友達の投稿がピタリとやむ。(「親しい友達」はその逆だ。うるさいくらいに表示されるようになる!)

※注意!! 大勢を指名すると効果は落ちる。少数だと劇的だ。

 

「知り合い」や「親しい友達」に指定すると、アルゴリズムにマイナスやプラスのフィードバックを直接的に与えるらしい。それで表示の傾向がガラっと変わる。
ここで注意しておきたいのは、直接影響するのはあなたのニュースフィードへの表示だけだということ。あなたの投稿まで相手のニュースフィードで増減するわけではない。

 

■投稿時に「知り合い以外の友達」を使う

しかし、『なんだ、私の投稿が見られないようになるわけではないのか』と早合点しないでほしい。相手を「知り合い」にすると、結果的にやはりあなたの投稿は見られにくくなるのだから。そうなる理由は「友達」も、「知り合い」や「親しい友達」も、アルゴリズムの支配下にあるからだ。まずあなたのニュースフィードで相手の投稿が表示されなくなる。当然、あなたの反応はゼロ。するとふたりの関係性は薄れ、その結果、相手のニュースフィードに表示されるあなたの投稿は減る。相手の反応が減り、あなたと相手の“関係性”はさらに薄れていく。

 

関係の希薄化をもっと加速したければ、投稿の共有範囲の設定で「知り合い以外の友達」を選択するといい。「友達」から「知り合いリスト」を引いた友達にあなたの投稿が届く。「知り合い」だけ除外だ。もちろんリスト入りした人にこんな投稿をしたことは知られない。安全に、かつ確実に彼らを避けるのだから関係性は急速に冷えていく。

 

友達を3段階化することでアルゴリズムに直接影響を与えることができるようになった。
つい最近(2015年5月)追加された「トップに表示」もこの流れの中で生まれた新機能だ。
特定の友達を何人か「トップに表示」指定すると(カバー写真下の「フォロー中」をクリックして現れたメニューから指定できる)以後、その友達たちの投稿はニュースフィードのトップに現れる。友達を最優先する設定だ。

 

■すぐバレる「ブロック」「制限リスト」

閲覧を制限するにしろ促進するにしろ、「Facebookのアルゴリズム+友達の階級化」で十分対処できそうだ。ところがFacebookには以前から「ブロック」がある。これはアルゴリズムもヘチマも関係ない。有無を言わせず友達関係を切る設定だ。
ブロックは「投稿制限」という意味では最強だ。なにしろ、友達(仮に「A」)をブロックした途端、AはFacebookにはじめから存在していなかったことになる。相互に相手の投稿は見られないし、検索は効かず、タイムラインも見つけられない。

 

一方、「制限リスト」は[設定―ブロック]の項目の先頭にある。
だから「ブロックの変形」の位置付けのようにも見えるが、明らかに「リスト」の一種、“特別な設定”をされているリストだ。
友達(「A」)を制限リストに加えると以後、Aはあなたが公開で投稿した記事しか読めなくなる。公開記事以外はAのニュースフィードに表示されないという意味だが、Aが『おかしい』と感じてあなたのタイムラインをのぞいても、公開記事以外は見ることができない。

 

確かに「制限リスト」はすぐれものだ。全部見せないのではなく、「公開してもいいや」という記事は見られるようにしている。芸が細かい。ブロックの強烈な“のけ者”感に比べればはるかにマシだ。しかしこの“絶妙な仕掛け”は、ナーバスになっている人の神経をよけいに逆なでするのではないか。

 

試しに「制限リスト」を検索すると、「バレる」ことを気にする記事がずいぶんヒットする。危惧している通り、「制限リスト」は「ブロック」と同様、敏感な人、制限されたのではないかとピリピリしている人にかかれば、バレる可能性は高い。以前は見られた記事がさっぱり見当たらなくなれば『制限された?』と思うのがふつうだ。
そういう意味では、身近な人をブロック、制限するのはかなりヤバイ。

「ブロック」と「制限リスト」についてはこちらの記事を参考にしてほしい。
(参考)★「制限リスト」を使え! Facebookでうっとうしい人に投稿を読ませない法

 

■「フォローをやめる」は劇的効果

「制限リスト」よりもっと直接的でかつ強力な閲覧制限法がある。
2013年12月8日に加わった「フォローをやめる」という機能だ。

 

フォローは、友達ではなくても、関心のある人からのアップデートを受け取る方法です。

と、Facebookのヘルプは説明している。この説明だけでは意味不明だが、言い換えれば
「フォローすれば、その人の投稿がニュースフィードに表示される仕組み」のことである。だからFacebook友達は「相互にフォローし合っている関係」と定義できた。
「できた」と過去形なのは、「フォローをやめる」という変則な友達関係が出現したからだ。

 

友達のフォローをやめる

友達のフォローをやめると友達の投稿はニュースフィードにやって来ない

 

上のイラストで左側(黄色)の状態が普通の「友達」という状態だ。
友達でありながらフォローなしだと、右側のように推移していく。
あなた(A)が友達Bのフォローをやめると、あなたのニュースフィードにBの投稿は2度と表れない。一方Bのニュースフィードでは、しばらくはあなたの投稿が従来と同じように表示されているのだが、Bへの反応ゼロがしばらくすると両者の関係性は薄れ、やがて下矢印のような結果になる。

 

Bに直接閲覧制限を掛けているわけではないのに、反応しないからアルゴリズムがそれを計算して、Bのニュースフィードにあなたの投稿を表示させないようになる、というのは、「知り合い」で起きた現状とそっくりだ。
違うのは、「フォローをやめる」の方が完ぺきに相手の投稿の表示を止めること。従ってこちらの投稿も速やかに相手に表示されにくくなるということ。

 

閲覧制限のベストチョイス! ▼まず友達を「知り合い」に設定、しばらく様子をみる
▼相手の反応があまり変わらない場合は「フォローをやめる」に踏み込む

フォローをやめる」の設定法はコチラ▼▼▼

フォローをやめる

カバー写真下側の「フォロー中」から設定できる

 

「フォローをやめる」の設定は、カバー写真下の「フォロー中」をクリック
▼メニュー下方の「○○のフォローをやめる」をクリック
(スマートフォンでの設定もほぼ同じだ)

 

知り合い」も「フォローをやめる」も、設定したことを相手に知られる恐れはまったくない。バレたという話も聞いたことがない。ブロックや制限リストのように“忌避の意思”を相手に知られて傷つける恐れがほとんどない。そのクセ効果は絶大で、投稿ごとにプライバシー設定をいじるわずらわしさも一切ない。

 

これで「Facebookで苦手を避けるベストな方法」と言った訳、わかっていただけただろうか。

 

ジャーナリスト石川秀樹

 

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