★Facebookの「ブロック」は最後の手段 !!! お手軽情報遮断は報いを受ける !?

ブロック
Ads by Google




Pocket

Facebookの「ブロック」は友達との関係を遮断する最後の手段だ。
使わない方がいいに決まっている。しかしストーカー被害に遭わないとは限らないから、最終手段としての価値があった。その重大な手段を気軽に連発する人がいる。それは“道具”の使い方を間違っている、と言わざるを得ない。

 

■ブロック乱発はブーメランだ

気に食わない、おもしろくない、苦手だ、うっとうしい――というだけでポンポン「ブロック」するような人は、Facebookに向いていない。Facebookは曲がりなりにも“実名”がルールである。その意味は現実社会とつながっていますよ、そういうつもりで使ってくださいね、ということだ。乱暴な手を使えばその影響はブーメラン、いつか自分に返って来る。

 

生身の人間関係には誰しも神経を使っていると思う。Facebookを実名で使えはその環境は“現実社会”と似てくる。それなりの気の使いようがあるというものだ。「それではぜんぜん快適でない」と、気に染まないことがある度に友達とプッツンしてしまうというのは、合理的でもなんでもない。ただ自分の幼稚さ、甘えやわがままを制御できないというだけのことである。

 

FacebookはLINEとは違う。ユーザーの目的が多様で、それゆえいろいろな人がいる。世間が広いのだ。そういう事情はブロックする人もなんとなく感じていて、ブロックなどという“大胆なこと”をしておきながら、「ブロックしたことが相手にばれませんか?」と心配したりする。案外、小心。
ググって見るこんな一群がヒットする―――

 

ブロックはばれる?

ブロックはばれるか? ブロックしながらそんなことを気にする人が多い

 

■身近な人をブロックすればばれる!

「ブロックしたら相手にばれるか?」
親しい間柄でブロックをすればばれるに決まっているではないか!
逆に「友達からブロックされたのではないか」と気に病む人も大勢いる。
ブロックすれば相互に友達リストから消えるし、検索しても相手が現れない。第一、今までニュースフィードに届いていた投稿がパッタリ途絶えるのだから・・・・。よほど鈍感でなければ気づくだろう。

 

ばれることを恐れる人、その反対にブロックされるのを恐れる人。ブロック連発の人には「少しは気にしたらどうだ」と言いたい。ブロックされたか気に病む人には「そんなことは忘れていい」と断言したい。そう言う心理は“逆ストーカー脳”とも言うべき症状で、1つのことにとらわれすぎて無駄で無意味なグルグル回りをしているだけだ。

 

あなたがもし“ブロックされる側”なら、残念とも、悔しいとも思う必要がない。「友達」を平気でブロックするような人は、しょせん頼むに足りない。友達としてつきあう価値がない。わがままで意地悪なお山の大将は、彼(彼女)自身が問題を抱えているか、もしくは生来根性がねじ曲がっているかのどちらかであり、頼みにすれば裏切られるだけ。大人しくしていれば悪意がエスカレートする。とっとと逃れるのが得策だ。
ブロック上等! プッツン遮断は願ってもない幸運だ。

 

以上、平気でブロックする人にはキツイ言い方をした。
しかし、考えてみてほしい。ブロックすればばれる。相手を傷つける。そして相手には恨みが残る。そんなことは当たり前だ。
そして人を傷つける者、マイナスのエネルギーをまき散らす者はマイナスのリアクションをいつか受ける、というのは公理みたいなもの。負の感情を持って人と対すれば、回り回ってあなたに“よきこと”は1つも起きない。大人の社会ではこれも常識だ。

 

ブロックは最後の手段。困り果て、どうしようもないときに抜く伝家の宝刀だ。
その宝刀を包丁のように手軽に振り回せば、ケガしない方がおかしい。

 

■ブロックはただの表示制限ではない

なぜこんなお説教めいた話を今、書いているのだろう。
実はこの記事だ。

★「制限リスト」を使え! Facebookでうっとうしい人に投稿を読ませない法

私のブログ記事の中ではもっとも人気があり、毎日1000人くらいが「検索」を経由して読みに来てくれる。この中で「ブロック」についても数行説明している。「ブロック」をすすめる気がないのであえてはしょった。「ブロック」の後では「制限リスト」「知り合い」「プライバシーのカスタム設定」などをていねいに解説している。

 

しかしきょう読み返してみて、重要な説明を落としていることに気がついた。
「ブロック」はただの表示制限ではない、という視点である。
「ブロック」は友達との関係を恒久的に裂く全人格的な否定設定なのだった。

 

共有範囲の設定

投稿の一定範囲の制限なら投稿時に「共有範囲の設定」を行えば足りる

 

投稿を一定範囲で表示制限するなら、投稿時に手軽に「共有範囲」を決めればいい<上の写真>。「プライバシーのカスタム設定」も同じだ。一方「知り合い」は「友達」を3階級(親しい友達→友達→知り合い)に分けた中での最下位と言うだけで、人格までを否定しているわけではない。

 

■されたくないことを人にするな!

ところが「ブロック」と「制限リスト」は[設定―ブロック]の項で特別に友達を選んで指定する。その効果は、「制限リスト」の場合は(制限者である友達の投稿について)「公開」以外は読めない、というにすぎない。それ以外はふつうの友達関係と変わらない。
だが「ブロック」は違う。

あなたのプロフィールの投稿(タイムライン)を見る
あなたをタグ付けする
あなたをイベントやグループへ招待する
あなたとスレッドを開始する
あなたと友達になる

 

あなたが誰かをブロックすれば相手は、上に引用した一切の行為ができなくなる。
あなたのタイムラインの投稿が見られない。当然に、ニュースフィードにあなたの投稿は表示されない。ということは、相手は完全にあなたを見られないということ。逆にあなたも相手を見られなくなる。互いに“透明人間”になる。存在しているのに“存在しないも同然”という関係だ。現実社会で悪質ないじめ以外でこういう「関係」はあり得るだろうか。

 

「自分がされたくないことをしない」ということが人とつきあうときの基本だとすれば、ブロックするあなたは相当にたちが悪い(自覚していないだろうが)。のぞかれる、都合の悪い情報を見せたくない、詮索させない――という程度のことなら、先に挙げた「知り合い」にするなどの方法で足りる。

 

あくまでブロックは最終手段だ。
LINEのように“情報遮断”のつもりのお手軽ブロックをすると、Facebookでは思いがけない反作用を受けることになる。
くれぐれも「取扱い注意」の手段であることをお忘れなく。

 

◆今回の論考と真逆のことを言うようですが、あなたが恐怖を感じるようなストーカー相手なら話は別だ!!!

★Facebookで“顔出ししても大丈夫な設定”見つけた! ストーカー遮断、2段階で !!

※↑ Facebookでできる最強の防御法!  遠慮無用、徹底的に避けよう。

 

【Facebook活用術】

★「制限リスト」を使え! Facebookでうっとうしい人に投稿を読ませない法

★制限リストより「知り合い」を使え! Facebookで難を避ける最良の方法

ジャーナリスト石川秀樹>■■電本カリスマ.com

Ads by Google





…………………………………………