★「Facebookで顔写真を出しても大丈夫な設定」見つけた! ストーカー遮断、2段階で !!

ストーカーとブロック
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Facebookの「ブロック」はストーカー対策の“切り札”だ。ストーカーを恐れて「プロフィール写真(顔写真)なし」にするユーザーも少なくないが、今後はそんな心配ご無用だ。ただし細心の注意が必要。まずストーカーのアカウントをブロック! が、それだけでは足りない。「対策」は2段階となる。順に解説していこう。

 

■第1段階 ストーカーのアカウントを「ブロック」

ストーカーブロックする前に、ストーカーの影を感じている人、あるいは苦手な友達がいてどうしてもその友達を避けたいという“特殊な事情”がある人は、最低限「Facebookの超防御的な設定」をしておいてほしい。

 

超防御的プライバシー設定1

ストーカーにつきまとわれたくなければ「超防御的プライバシー設定」は必須だ!

 

設定→プライバシー設定]で、このページを開く。

超防御的なプライバシー設定

  • 今後の投稿の共有範囲=「友達」または「カスタム」(とにかく「公開」以外の設定に
  • 私に友達リクエストを送信できる人=友達の友達(これ以上絞り込めない)
  • 受信箱にメッセージを受け取る相手=絞り込み(友達中心になる)
  • メールアドレスを使って私を検索できる人=友達(これ以上絞り込めない)
  • 電話番号を使って私を検索できる人=友達(これ以上絞り込めない)
  • その他の検索エンジンをタイムラインにリンクさせる=チェックなし

 

超防御的なプライバシー設定とは「友達」を中心にして設定するということだ。肝に銘じておいてほしい。わけのわからない人は絶対に「友達」にしない。これがストーカー被害に遭わない第一歩だ。
Facebookにおいて「友達」は特別な存在である。
何よりも大切な要素であり、Facebookは「友達を信頼する」ことですべてが回っている。そこにストーカーを紛れ込ませたら当初から“防御対策”など意味がないことになってしまう。

 

しかし今回は「すでに紛れ込ませてしまった」という前提で、ストーカーブロックすることから話を進める(ストーカーはすでにあなたの情報をかなりのところまで掌握している、と考えてほしい)。

 

ブロックするとどうなるか。ブロック相手として友達の名前を選択すると、Facebookは次のような画面を表示させて念押しをする。

 

ブロックする前に警告

Facebookはあなたが誰かをブロックする前に「警告」する

 

◎「ブロック」の5つの効果

取りも直さず「ブロック」効果をFacebookが説明してくれている。直接的な効果としては以下の5項目。

  1. あなたがタイムラインでした投稿を読めなくなる
  2. あなたをタグ付けできない(以前のタグ付けは“凍結”され効果をなくす)
  3. あなたをイベントやグループに招待できない
  4. あなたと直接メッセージを交わせない
  5. あなたと「友達」になれない。すでに友達である場合は、友達から外される。

 

見れば分かる通り、「ブロック」は単なる投稿の表示制限ではない。「あんたの顔も見たくない」という強い拒否の設定、全人格的な否定設定である。だからこそ安易に使うべきでないし、身近な人に使えばその反作用は確実にあるだろう。だから乱発禁止。
しかし今はストーカーが相手だ。
ちゅうちょなく使い、接触を完全に断とう。

 

嫌だと言っているのに、それでもあなたにつきまとうのがストーカーだ。「ブロック」されれば相手の存在を見失い、「検索」しても相手の姿は見えなくなるから途方に暮れるはず。でもストーカーはそれであきらめるようなやからではない。あなたのタイムラインのURLをコピーしてブラウザにブックマークするくらいはしているはずだ。では、あなたは見つかってしまうのか? いや、そうはならない。ブロックされた途端にストーカーが見るものは―――

 

ブロックされると・・・

 

タイムラインのURLを記憶されていても、Facebookの「ブロック」は特定のアカウントからの検索は遮断する。防御機構、強力だ。
ただし、反作用はあるかもしれない。
この急変はストーカーを狼狽させ、あなたへの恨みに転じないとは言えない。
ともあれストーカーはあなたの“痕跡”を必死に探す。

 

ストーカーのヒントになる!?

ストーカーに手懸かりを与える可能性のあるものは――

  1. 友達にシェアされたあなたの投稿
  2. 誰かによってタグ付けされあなたの記事や写真
  3. 友達の投稿に付けたあなたの「いいね!」
  4. 友達の投稿にしたあなたの「コメント」

 

1年ちょっと前、私はこんな記事を書いている。

★Facebookで”顔出ししても大丈夫な設定”、やっぱりなかった! (2014/7/11)

 

この記事を書いた時、私は誤解をしていた。これらのコンテンツが「ブロックしたストーカーにヒントを与える元になる」と思ったのだ。それで今回、あらためて検証してみた。その結果、ブロックされたアカウントではこれらの投稿に接触できないことが確認できた。
1.2.はシェアとタグの問題。この点については「プライバシー設定」が機能する。あなたの投稿はあなたが設定した「今後の投稿の共有範囲」に従う。「友達」などにしておけば、ストーカーはブロックされた時点で「友達」ではないので、これらの投稿を見ることはできない。

 

では「いいね!」「コメント」はどうか。結論を先に言えば、こちらも大丈夫だ。
Facebookのそれぞれの投稿には「友達」なら「いいね!」やコメントができる。「いいね!」のリンクをたどるといいね!した人の一覧表を見ることができる。

 

投稿に「いいね!」

投稿につけられた「いいね!」は一覧表で見ることができる

 

あなたが誰かの投稿に「いいね!」やコメントをする。それをストーカーが発見したとしたら、そこからあなたのタイムラインにたどり着くのではないかと前回私は危惧した。しかし検証してみると、ブロックされた者がした「いいね!」やコメントは一覧から消えていた。ブロックした私が見るときだけ「ブロックされた者」は私の視野から消える! そして「ブロック」は相互作用だから、逆にブロックされた者があなたの存在を他のユーザーの投稿の中に見ようとしても見ることができない。Facebook内では互いに相手は“存在しないのと同じ”になるわけだ。

 

 

■第2段階 ストーカーの別アカウントに備える

Facebookの防御機能は完ぺきだった。
複雑な人間関係が交錯するソーシャルメディアで、よくぞここまでピンポイントに特定の人間との接触を遮断する機構をつくりあげたものだ。感服した。
しかし次の瞬間『待てよ』、と思った。
ストーカーが別人になったらどうだ?

 

これは完全にアウトではないだろうか !?
上記ストーカーとの接触を断つさまざまな工夫、▼ストーカーが相手のタイムラインのURLをブラウザに入力しても無効になる、▼相手を検索できない。名前を入力しても「候補」の中に相手は現れない、▼誰かの投稿に相手がいいね!やコメントをしていても、相手の存在を確認できない――。これらはすべて「特定のアカウント」に対してされるシャットアウトだ。ストーカーが別のアカウントをつくったらどうなる? そう、ゼロからやり直しになるのではないか。

 

ストーカーを締め出すためのすべての規制は、特定のアカウントに対してされる。ストーカーにしてみれば、そんなアカウントなぞ捨ててしまえばいい。捨てて新しいアカウントをつくれば“生まれ変われる”のだ。新しいアカウントに対しては、規制はまったく役に立たない?!

 

◎「探し当てられる」のは織り込み済み!

そんな簡単に新しいアカウントなんて創れるの? 
創れるのだ。いとも簡単に !!
現在のFacebookのアカウントは、新しいメールアドレスを1つ入手するだけでつくれてしまう。「認証」なんてありはしない。身分、所属を求められることもない。(もっといえば、存在しない架空メールを使ってもFacebookのアカウントは作れてしまう!)だからスパムアカウントのラッシュがやまない。みなさんご存じの通りだ。

 

新しいアカウントでストーカーはあなたのタイムラインを探す。URLを記憶している場合も多いだろう。「Facebook検索」からも探し出されるかもしれない。日本語表記ではヒットするアカウントは限られるが、ローマ字表記に変えて探すと、たいてい目的の相手は探すことができる。万事休す!! すべての対策は水泡に帰すのか・・・・?!

 

私も一瞬、そんな風に思った。
でも、違う!! ストーカーの新アカウントは前のとは違う。ただのルーキーアカウントであり、Facebookになんの実績も残していない。Facebookのアルゴリズムはアカウントを記憶している。誰とよく交流しているか、このアカウント(の主)の興味と関心は何か。ユーザー歴の長い古いアカウントはさまざまな意味で特定のアカウントと関連付けられているが、ルーキーアカウントはまっさらだ。Facebookは何の手がかりも与えてくれない。
ルーキーアカウントはまだ非力な子羊にすぎない。

 

ここまで説明すれば、ルーキーアカウントがあなたを「探し当てた」としても恐れる必要がないことをわかってもらえるのではないだろうか。あなたがプライバシー設定をきちんと「友達」に設定していれば、ストーカーが見るあなたのタイムラインはほとんどカラッポなはずだ。新しい情報も追加されない。あなたが間違ってストーカーの別アカウントを「友達」にしたり、誤って「フォローを解禁」したりしない限り、あなたの前では何も起きない。

 

別アカウントを持ったストーカーにあなたが見つけられても構わない。むしろ見つけられることは前提で、その上で“戸締り”(各種の設定)を厳重にしておけばいいだけである。

 

◎「タグ付け」関係はすべて「自分のみ」に

ストーカーの別アカウントはあなたとは「友達」ではない。
ここがあなたの絶対的なアドバンテージ(有利な点)だ。
あなたはすでにプライバシー設定で「友達中心の超防御的な設定」をしている。
その上で考えなければならないのは、友達が善意でしてくれるあなたの投稿へのシェアとタグ付け対策だ。

 

超防御的タイムラインとタグ付け設定

ストーカーに思い通りにさせないよう超防御的タイムラインとタグ付け設定を行おう

 

設定→タイムラインとタグ付け設定
友達がするあなたの投稿への「シェア」は気にする必要がない。
あなたの投稿は「今後の投稿の共有範囲」以上には広がらない。「友達」設定より狭めておけばストーカーの目に触れる気遣いはない。

 

タイムラインに投稿できる人」は「自分のみ」でいいだろう。
「友達」が書き込める設定にしても99.9%大丈夫だとは思うが、あとの「0.1%」はストーカーがあなたの友達の誰かのアカウントを乗っ取ってなりすますような場合を想定している。(まあ、ないとは思うけれど)
その他「タグ付け」の関係はすべて「自分のみ」にしておく。
これだけで無防備な拡散は防げる(それ以前に、タグ付けが好きな友達の被写体にはならないこと、「私をタグ付けしないで」ということは言っておいた方がいい)。

 

◎その他の留意事項、「友達」タブに鍵を掛けよう

その他にいくつか留意事項がある。
別アカウントでストーカーがあなたのタイムラインをのぞいた場合、見られるのはカバー写真とプロフィール写真だけである――、という状態にずっととどめておくのがベストだ。「その他の留意事項」はそのために行う。

 

残念ながら、カバー写真とプロフィール写真は「公開」であり、表示制限は一切できない。
だからこの2つは必ずストーカーが見ていると考えるべきで、“顔出ししても大丈夫”とは言いながらも、相手を刺激するような“あなたらしい顔写真”は避けた方がいいだろう。カバー写真も同様だ。

 

顔写真と言えば、Facebookでもう一つ特徴的なのが「友達」タブである。タイムラインの左側、友達数人が写っているコーナーだ。このタブも非表示にはできない。その上、友達タブ内の友達の顔写真には誰でも接触できる。だからストーカーはあなたと友達との交流を知るため友達タブをいじくり回すだろう。みすみすストーカーにおいしい“エサ”を与えることはない。しっかりカギを掛けよう

 

「カギを掛ける」とはこういうことだ。
友達タブそのものを非表示にはできないが、表示される「友達」の範囲をコントロールすることはできる。
[友達タブ右上のペンマーク→プライバシー設定を編集]
この設定で友達を見られる人を「自分のみ」にしておく。これでストーカーはあなたの友達タブをのぞいても、すでに自分と「友達」になっている人しかは見られなくなる。新しい友達候補は表示されないから、友達申請もできないし情報を探ることもできない。

 

さらに、言うまでもないことだが、あなたの「基本情報」についても、差し支えない情報以外は、公開範囲を「自分のみ」にしておいた方がいい。

 

◎「フォロー」は解禁してはダメ!

最後に「フォロー」についても一言。
先ほど私は「◎「探し当てられる」のは織り込み済み」の項で「誤ってフォローを解禁したりしない限り」という表現を先走って使ってしまった。
まだ「フォロワー」を説明してなかった。

 

「フォロワー」はユーザーをフォローすると、「友達」にならなくてもフォローしたユーザーの公開投稿をすべて読める、という機能である。フォローするときに相手の「承認」や「許可」はいらない。だからあなたが「フォローを許可する人」を「全員」にしておくと、ストーカーは喜び勇んであなたをフォローするだろう。

 

もっともあなたが常に「友達」限定で投稿し続けるなら、実害は生じないかもしれない。しかし「フォロー」というニュアンスは追いかけ回されている身としては、あまり気持ちよくないのでは? それにしばらく静穏な状態が続くと油断して、「公開」の投稿もしたくなるかもしれない。そういう事態に備える意味でも、避けたい人がいる限り「フォロー」解禁は我慢しよう。

 

フォローを認めない設定は以下のようにする。
[設定→フォロワー]から「フォローを許可する人」を「友達」にする。「全員」か「友達」かしかないおかしな設定だ。「友達」ならあらためてフォローなんかしなくても当然のように相手の投稿は見ることができるのだから。へ理屈はともかく、これを「友達」に設定するというのは、自分の投稿は友達以外には読ませません、つまり「フォロー禁止」という意味になる。

 

フォローは封じておく

フォローは封じておこう

 

フォローも禁じた。
ストーカーはあなたのタイムラインに行っても、実質的に「新しい投稿」は何も見ることができない。
いま「新しい投稿」と書いたが、「公開」で書いた過去の記事は読まれてしまうのだろうか。その通り。公開記事は「友達」でも「フォロワー」でもないストーカーでも読むことができる。過去記事はストーカーを刺激しそうだ。

 

驚くべきことにFacebookは、そんな事態までも想定した!
過去の記事の公開範囲を一発で限定できる設定を追加したのだ。
実は1ページ目の最初の写真[プライバシー設定とツール]の2番目の項目、「過去の投稿を制限」がそれだ。これをクリックしていくと過去記事の公開範囲を「友達」に限定することができる。これで昔の記事に興味を持たれるという事態も防ぐことができる。

 

なんだか、たった1人のストーカーのためにずいぶん振り回されている感があるが、Facebook生活を有意義にするためには欠かせないプロセスだ。つきまとう影を忘れてしまうくらいにストーカーが“薄い存在”になったら、控えめな顔写真を使って顔出しデビューをぜひ果たしてほしい。

 

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ジャーナリスト石川秀樹

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