★「最新情報」に切り替えてもFBの投稿すべては見られない。でも、試す価値ある機能だ!!

ニュースフィードの表示切替
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ニュースフィードで友達の投稿をひと通り全部見たい、というわけで表示方法を「最新情報」に切り替える人がいる。それで目的は達成されるだろうか。
はっきり言って、不可能だ! 
最新情報なら全部見られる」というのは誤解である。

 

ニュースフィードの閲覧方式は2つ。
ハイライト」と「最新情報」。デフォルト(初期設定)はハイライトだ。
「ハイライト」はアルゴリズムを駆使して”表示すべき記事”をあなた向けに絞り込んで届けるFacebookおすすめの表示形式である。

 

■「最新情報」でも投稿は絞り込まれる

一方「最新情報」についてFacebookヘルプは以下のように説明している。

[最新情報]をクリックすると、友達の投稿、よく利用しているFacebookページとグループ、その他の人気投稿がニュースフィードの先頭に表示されます。
[最新情報]をクリックすると、同じ記事が投稿順に表示されます。
注: ニュースフィードは、最終的に[ハイライト]に戻ります。

意識しないで読むと「すべての記事」が読めそうにも見えるが、「よく利用している」「人気投稿」などの書き方が伝えているのは、<やはりFacebookのアルゴリズムは利いているのだな>ということだろう。事実、最新情報に切り替えてニュースフィードを見ると、表示されている記事はとても少ない。全部どころか”相当絞り込まれている”ことがわかる。

 

◆ニュースフィードの表示形式の切り替え方

ニュースフィードの表示切替

ホームページの一番上「ニュースフィード」リンク右隣のメニューから表示法の切り替えができる

スマートフォンでの表示切り替え

スマートフォンでの表示切り替えは「3本線ボタン」から

 

スマートフォンの場合はメニューの中の「3本線ボタン」をクリック。
切り替わったメニュー詳細ページの「フィード」→「最新情報」から。

 

■「最新情報」でも投稿順に並ばない?!

Facebookユーザーの大半は「ハイライト表示だからニュースフィードで見られる友達の投稿が限られるのだ」と信じている。だから「最新情報に変えれば投稿順に全部見られる」と信じる。
話はたぶんあべこべだ。元々あるのはアルゴリズム。ニュースフィードに表示するコンテンツの数は「1日最大250人分」と決まっている。キャパシティーがこれだけしかないから、表示するコンテンツは絞り込まざるを得ないのだ。

 

表示形式に関係なく、コンテンツは選別され、間引きされる。
キャパシティーの成約は、友達が多かろうと好かなかろうと同じ。
だから、友達が多い人は「ごく限られた友達の投稿しか見られない」ことをしっかり意識していないとまずい。「最新情報」に変えても状況は変わらない

参考 ★ニュースフィードに届く記事は1日250人分だけ!!

 

論より証拠、ふだんハイライト表示で見ている人は(ユーザーの大半がそうだ)
一度、最新情報に切り替えてニュースフィードをよく観察してほしい。

 

私の場合、最新情報に切り替えると、ふだん見かけない友達の投稿がどっと増える。
ハイライト表示の場合は”いつもの友達”を中心に表示されるが、最新情報は基本が「時系列」となるので、いつもはピックアップされない友達も入るのだろう。

 

ハイライト表示だと「時系列」はあまり問題にならないようで、
投稿時間の前後にかかわりなく交流頻度の高い友達が優先される傾向がある。
「数秒前」「1分前」の投稿などあまり見かけないが、最新情報だと普通に見られる。
さすがに時系列順だ。原則は確かに守られている。
しかしこの「原則」、実は”大して意味がない”とも言えるのだ。
例えばこの投稿―――

14時間前の記事にいいね!4分前の直後に

「4分前」の記事の直後に「14時間前」の記事が。なぜだ?!

 

「4分前」の記事の直後に「14時間前」の記事が表示されている。
ちなみにこの後ろの記事は「5分前」の記事だった。
時系列順の原作が完全に崩れている!
「!」(ビックリマーク)を付けたが、驚くにはあたらない。
ざっと見たところ、「最新情報」に切り替えたニュースフィードのほぼ半数ぐらいの投稿で”時系列の逆転現象”が見られるのだ。

 

■友達のアクティビティが順番を狂わす

なぜそんなことが起きるのか?
理由はすぐにわかった。時系列が逆転している記事はことごとく「投稿(ポスト)」ではなく、「友達のアクティビティ」に類するものだったのだ。

 

友達のアクティビティとは、以下のような情報をいう。
「〇〇さん、他△人が「いいね!」しました」
「〇〇さんがコメントしました」
「〇〇さんが××さんの写真をシェアしました」

 

<〇〇さん>に当たる人は、たいてい私と交流が頻繁な友達だ。
こういったコンテンツが「最新情報」表示のニュースフィードの半分近くを占める。
〇〇さんが”14時間前に投稿した××さんの投稿”に5分前に「いいね!」やコメントをすれば、写真の例のような表示が出てくるわけである。

 

最新情報の表示法ではFacebookのアルゴリズムが棚上げされているように見えるが、ポストでは時系列を遵守するものの、随所に交流頻度の高い友達のアクティビティを挟み込む。なんのことはない、「ニュースフィードでの表示は”交流重視”」というアルゴリズムは律儀に守られている。

 

■Facebookは、友達の投稿を全部は見せてくれない

ユーザーからすれば、友達になった人の投稿を全部押さえておきたい、というのは無茶な注文ではないはず。だから他のソーシャルメディア、例えばツイッターでは、千人、万人の時々刻々の投稿をすべて追うのは不可能だと分かっていても、すべての投稿を即タイムラインに表示させ、ユーザーの便宜にこたえている。

 

しかしFacebookはそういう発想をもっていないようだ。
というより、<それは誤った交流のありかただ>とでも思っているのではないか。
<人間が交流できるのは100人、150人程度です。だからその交流がうまくいくよう、つきあう友達を絞ってあげますよ。な~に、大丈夫、アルゴリズムで正しく分析して、あなた向きに”最適化”して友達の投稿をお届けしますから――>

 

ハイライト表示はまさにその実践だ。
(大きなお世話だと思うが、Facebookはまさにこの表示をデフォルトにした)
で、最新情報である。
友達のアクティビティなどいらない、友達の投稿だけ時間順にずらっと並べてほしい――という(日本人ユーザーなら考えそうな)願いをよそに、Facebookは友達のアクティビティをあくことなく挟み込んでくる。結果的に時間軸はよじれによじれる。

 

それでも友達の投稿をニュースフィードにすべて表示してくれるならいい。
そんなことにはならない。
「最新情報」でも表示数は250人前後で、ハイライト表示の場合と変わらない。

 

■”アクティビティ洪水”は止められない!

なんと融通のきかない・・・・。でも、それがFacebookなのだ。
最新情報でも友達の投稿は増えない。見かけない友達が増えるだけだ。
時系列に沿って重要でもない(だからこそ「ハイライト」では表示しなかった)友達の投稿を届けるより、特定の友達の記事を「アクティビティ」という形に変えてまでFacebookは押し付けてくる。これでは「最新情報」の意味がない!!

 

ユーザー側の設定でこの”アクティビティ洪水”を止められないだろうか。
個々の友達に焦点を当てて、”登場”を抑えることは可能だ。

※参考 ★知り合い/制限リスト 完全版「うっとうしい人にFacebookの投稿を読ませない法」!

ニュースフィードで友達の投稿の右上メニューを指す。
すると「非表示にする」「〇〇(ユーザー名)のフォローをやめる」などの項目が出てくる。これが直接的に特定ユーザーを遠ざける方法だ。

非表示、フォローをやめる

ニュースフィードの友達の投稿から直接的に「非表示」にしたり「フォローをやめる」ことができる

 

しかしいろいろ探してみたが、「全般的にアクティビティの出現率を減らす設定」は見つからなかった。Facebookのキーテクノロジーである「アルゴリズム」に触れる行為だからだろう。
この頑固さにはお手上げだ。

 

■たまには「最新情報」に切り替えよう

以上、「最新情報」という表示形式について書いてみた。
感想を述べれば、「最新情報」にはFacebookのアルゴリズムによってはじかれていた「友達」を再発見する要素がある。「ハイライト」だけ使っていると、交流は小さくまとまり、小さいまま固定化してしまう。だから、たまには表示を切り替えて「友達はほかにもいる」ことを思い出すのも悪くない。
そして<この人はいいな>と思ったら積極的にかかわり、交流を取り戻そう。

 

Facebookのお節介はやまない。
それに慣れてしまったり、何の疑問も持たないと、あなたの交流範囲は急速に狭められてしまう。それではつまらない。
「Facebook任せにしない」クセをつけるため「最新情報」を試してほしい。

 

【ニュースフィードについてコチラもご参考に】

★知り合い/制限リスト 完全版「うっとうしい人にFacebookの投稿を読ませない法」!

★ニュースフィードに届く記事は1日250人分だけ!! │ 友達数を誇っても意味がない訳

★往来で叫ぶなら”あなたの流儀”を磨け! | ニュースフィードの投稿術

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ジャーナリスト石川秀樹>■■電本カリスマ.com

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