★ニュースフィードをカスタマイズしよう! 快適に「Facebook友達」とつきあう法

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ニュースフィードカスタマイズしてみよう。
2015年4月のFacebookのアルゴリズム変更で、あなたのニュースフィードも「友達」の投稿が中心になったはずだ。あなたの感覚と友達の顔ぶれが一致していればいいけれど。Facebookのアルゴリズムも完ぺきではない。苦手な人を避け、読みたい人の投稿を逃さないように。そんなわがまま設定、実は可能だ。ニュースフィードをカスタマイズする方法を解説する。

 

方法はいくつかあるが、最近の新機能から順に紹介しよう。

 

  1. トップに表示
  2. フォローをやめる
  3. ニュースフィードの設定

 

上記の3つの機能を使うと、読みたい人を見逃さず、見たくない人の投稿は見なくてすむ“快適なニュースフィード”が実現する。

 

■簡便な特別枠「トップに表示」

トップに表示は今月(2015年7月)から追加された最新機能だ。
説明しなくても、次の写真を見ればおわかりになるだろう。

トップに表示

ニュースフィードのカスタマイズのため新しく加わった「トップに表示」機能

 

▼カバー写真の下方「フォロー中」にカーソルを当てると新機能が追加されていることがわかる。デフォルトは「フォロー中」。
▼「トップに表示」にチェックを入れると以後、あなたがニュースフィードを開くたびに(この友達が記事を更新していれば)この友達の投稿がトップに表示されることになる。

 

トップに表示」は1人の友達しか指定できないと思っていたのだが、そうではなかった。何人でも指定できる。例えば5人指定すると、その5人は“優先枠”を得ているかのように、投稿の新しい順にトップから表示される。チェックを外せばただの「友達」に戻る。その時々のあなたの都合で優先的に読みたい人を何人か「トップに表示」指定しておけば、見逃す可能性はかなり減るだろう。

 

残念ながら今のところ、スマートフォンアプリでこの指定はできない。
「どうしても」という人は奥の手があるので、こちらを参考にしてほしい。

※ ★スマホでもFacebookの設定は100%可能だ! 方法はコチラ→

 

■「フォローをやめる」は超強力な縁切り法

フォローをやめる」とはどういう意味か。少し説明しておこう。
そもそもあなたのニュースフィードに友達の投稿やFacebookの記事、グループの記事が表示されるのは、△友達になった、△Facebookページにいいね!した、△グループに入った――結果、友達、Facebookページ、グループをフォローしたからなのである。
そのフォローをやめてしまうと? 当然に、あなたのニュースフィードに「フォローをやめた友達、Facebookページ、グループ」の記事は表示されなくなる。

 

フォローしていないけれど友達」とは、なんと奇妙な存在なのだろう。
形式的には「友達」でありながら、友達に自分の投稿を見てもらえない。当然、“ふたりの仲”は急速に冷えていく。じきにフォローをやめた友達の投稿も自分のニュースフィードに現れなくなるだろう。事実上、Facebookの中で“ふたりの関係”はないも同然だ。

 

こういう“関係”、本当は目新しい現象ではない。
Facebookの友達には3種類ある。「親しい友達」→「友達」→「知り合い」だ。
フォローをやめる」は「知り合い」をもっと冷たい関係にしたようなもの(逆に「トップに表示」は「親しい友達」の最優遇バージョン)。ただし、「知り合い」の場合は相互のフォローは継続しており、相手のタイムラインを訪問していいね!やコメントをするなど意図的にアクションを起こせば、仲はすぐに復活する。

 

その点「フォローをやめる」は関係の糸が断ち切られた状態だから、取り消さない限りニュースフィードでのつきあいは完全に終わりだ。
と言うことは、勘のいい人はもうお気づきだと思う、苦手な友達を相手から知られず、恨まれずに縁切りするにもってこいの手段でもある。
こちらの記事<↓>で“円満な縁切り法”を書いているが、それよりさらに強力な一手といえる。

※ ★制限リストより「知り合い」を使え! Facebookで難を避ける最良の方法

 

■Facebookの大転換に驚きだ

フォローをやめる」は簡単に設定できる。
▼友達のタイムラインに行って「フォロー中」を開き「○○のフォローをやめる」にチェックを入れればいい。
▼スマホアプリでも簡単。相手のタイムラインに行って「友達」タブを開き「フォローをやめる」を選ぶ。

スマホで「フォローやめる」

「フォローやめる」はスマホでもワンタッチでできる

 

拍子抜けするほど簡単だ。なんといってもFacebookは「友達」が一番大切な存在であり、友達との関係は「フォロー」という綱(ロープ)があってニュースフィードに紐づけられて強固なものになっていった。友達・フォローは本来は不即不離。それを最近Facebookは、あっさり投げ出した。
Facebookは何も説明しないので、理由は推測するしかない。

 

1つはニュースフィードのキャパシティの問題。なにしろコンテンツが増えてきた。自らユーザーが「表示しなくていい友達」を指名するなら、まあそれを認めてしまおう。
もう1つは、ユーザー側からの要望。アルゴリズムによってどんどん送り込まれて来る投稿で「見たくない記事が多い。なんとか自分でコントロールしたい」という要望だ。
3つ目はアルゴリズムの精度向上のため。人間関係はとかく複雑だ。投稿傾向だけでは本当の人間関係はわからない。そこにユーザーによるマニュアルな仕分けが入れば、想像もできなかった人間関係の真実が明かされる。

 

いずれにしても推測だ。ついこの間まではニュースフィードで「投稿を非表示」にすることさえ慎重だったFacebookが、今はバッサバッサと“フォロー切り”を超簡便にした。驚くべき方針転換に見え、思念が追い付かない。

 

■「ニュースフィードの設定」が登場

ニュースフィードの設定」は2014年11月から日本でも実装された。
これも実際に見てもらった方が早そうだ。
▼プルダウン型のFacebook設定メニューの中に「ニュースフィードの設定」が加わった。

ニュースフィードの設定

メニューに「ニュースフィードの設定」が加わった

 

▼クリックするとこんな感じ。

「ニュースフィードの設定」を開始すると

ニュースフィードの設定」を開始すると

 

▼最初に「サマリー」が出る。「先週よく見た人」と、逆に「フォローをやめた人」が出てくる。いずれも設定はワンタッチだ。
▼「友達」「Facebookページ」「グループ」についてフォローしたりやめたりできる。
友達1人ひとりのタイムラインを訪問しなくても、まとめて大量に「フォローをやめる」ことができる、という意味でこの設定ができたことの意味は大きい(ちょっと大きすぎる。手軽だからと言って、乱発しないで! 理由は後述する)。

 

実は、次に挙げるFacebookページの写真を見ていただきたい。

Facebookページの「フォロー」の実態

Facebookページの「フォロー」の実態はこんな感じ。「フォロー」していないページが案外多いことに気づいてほしい

 

中央より下の方にある「+フォローする」ボタンはなんなのだろう。
私たちは「Facebookページのいいね!」を押してそのページの“ファン”になる。この時点でページを「フォロー」したことになっている。ところがこの「ニュースフィードの設定」を見ると、フォローしているはずのページがいくつも「フォローが切れた状態」(+フォローする)になっているではないか。そう言えば、多くのFacebookページで「ページのいいね!」を押しただけで終わっている。ニュースフィードに滅多に現れないので、そのうちにいいね!したこと自体を忘れてしまう。するとこういう結果になっていたというわけだ。
Facebookページでは、ほったらかしておくと「フォロー」が消える

 

これは「グループ」の場合も同じ。
長らくグループの投稿に反応していないと、グループと交わしたはずの「フォロー」が消えてしまう。実にさばさばしている。FacebookはFacebookページやグループの投稿について、あまりこだわりを持っていないことがこれでわかる。
もしあなたがニュースフィードでFacebookページやグループの投稿を再び表示してもらいたければ、この「+フォローする」ボタンを押せばいい(あまり使われないかも)。

 

ところで、Facebookの「友達」の場合は、いつまでほったらかしでも「フォロー」がいつの間にか消えることはない。それだけ「友達」は別格扱いされている。ところがFacebookページ、グループでは「放置=フォローをやめる」ということになるらしい。いつまで知らん顔をすればフォローが消えるのか? Facebookは公表していないので不明だが、3ヵ月程度かもしれない。そう長くはなさそうだ。

 

これで、何十個もFacebookページにいいね!してもそのページの投稿がニュースフィードに現れない理由がわかったと思う(この事実は私にとっても大発見だった!)。私は必要なFacebookページとグループは「お気に入り」に入れて、こちらからアクセスできるようにしている。その他のFacebookページとグループはほとんど放置。なので、さっきあらためて調べたら、すべて「フォロー」が切れていた!(特に「フォロー」を復活させたいページもグループもなかった)

 

■「フォローをやめる」は乱発しない法がいい

ニュースフィードはデフォルトの「ハイライト表示」で見ているとFacebookのアルゴリズムが効いて、ほぼお任せで“常連の友達”の投稿が表示される。それで何の抵抗もなく「よし」とする人もいるだろう。一方、「Facebookのお節介め」とアルゴリズムと自分の感覚とのズレにいらだっている人もいるかと思う。ニュースフィードのカスタマイズは後者のためにある、と言っていいだろう。

 

ニュースフィードの傾向は時どき、大きく変わるときがある。Facebookがアルゴリズムを大きく変更した場合だ。2、3年前にFacebookページの記事が増えたときがあるが、今年に入ってからは特定の友達の連続投稿が増えている。ひところは過去記事がしばしば復活したが、今はむしろトレンドを追っているように見える。「ハイライト表示」だけでなく、もうひとつの表示方式「最新情報」でも表示方式は時に一変している。

 

そういう大きな流れについては、相変わらずFacebookのアルゴリズムが幅を利かせている。長期的に見てアルゴリズムは今後も「友達重視」の方向に進むだろう。だからこそFacebookは、ニュースフィードをユーザーの手で調整(微調整かもしれないが)できる方法を拡充してきた。上手に使おう。

 

もう見ないであろうFacebookページやグループは「フォローをやめる」でいい。しかし「友達」に対しては慎重に。「フォローをやめる」はあなたにより“永久追放”することに等しい。そこまで排除しなくても「知り合い」に設定すればほとんど同等の効果は得られる。フォローをやめても相手にばれることはないが、「乱発は禁物」と忠告しておきたい。

 

お説教くさく聞こえたとしたらお許しを。でもFacebookはLINEなどと同様、交流のためのツールだ。そのツールの中で「人を分け隔てして平気」になると、一時的には快適かもしれないが、いつかあなたが分け隔てられる側に回る可能性が高くなる。自分の気持ちは相手に伝わる。それはソーシャルメディアでも同じだ。
ぜひ覚えておいてほしい重要な「情報技術」だ!

 

★特定の友達の投稿を「トップに表示」、Facebookが新機能を追加! ニュースフィードの大改革だ

★「制限リスト」を使え! Facebookでうっとうしい人に投稿を読ませない法 

★制限リストより「知り合い」を使え! Facebookで難を避ける最良の方法

★ニュースフィードで”見たいコンテンツ”だけ表示させる! が難しいワケ

ジャーナリスト石川秀樹>■■電本カリスマ.com

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