詐欺女が帰ってきた! Facebookのアカウント管理の甘さを突かれている。
2年半も前に出没していたスパム女(?)からまた友達申請だ・・・・。
この女?(上から4人目)からメッセージが入ったのは2012年10月ごろである。
見覚えのある顔。
詐欺と断定してFacebookにスパム報告した相手だったので、記憶を頼りに個人ウォールをさかのぼってみた(つまらないことにエネルギーを使ってしまった・・・・)。
■Facebookのアカウント管理はズサン
私はこの3年あまり、ずっとFacebookのアカウント管理のずさんさを指摘してきた。
最近は少し改善のきざしがあり、日本人でも外国人でも、明らかに詐欺や悪意の誘導と思われるアカウントからのメッセージは、事前に文面を削除して送って来る。
これで安心かというと、とんでもない。
少し手を掛けた文面だと今も素通りである。
それよりなにより、Facebookのアカウント管理には重大な欠点がある。
「友達申請」に事前チェックがまったく入らない点である。
Facebookの友達申請にはルールがない。誰からの申請もOKであり、
ノーチェックでユーザーのウォールにそれを届ける。
根本原因は、実名登録をうたいながら「プロフィール写真」にも基準がないことである。
基準がないから、ずさんで怪しいアカウントでも、とりあえずユーザーに届けてしまう。
今回「Rebecca Moorsel」はメッセージを使わず、友達申請で接近してきた。
詐欺師の戦術、正解だ。スパム報告をしている私にもすんなり届いたのだから。
※これを届かないようにするには「入り口」で止めるより仕様がない。
つまり「写真なし」は受け付けないとか、同じ写真のアカウントは認証不可、というようなルール化だ。
■詐欺の手口は”遺産相続”という陳腐なストーリー
3年前に”彼女”からメッセージが来た時、どんな名前を使っていたのかは覚えていない。
手口は確か、「重病で余命わずか、このままだと遺産は強欲な親戚のものとなる。だから社会貢献に熱心なあなたに私の遺産を受け取ってもらいたい」というような内容だったかと思う。
記憶を確認したくて私は、Rebeccaの友達申請をいったん承認してウォールを見た。
2012年以来ほとんど投稿はなく、新しい情報は見当たらなかった。
それですぐに「友達」を解除した。
やむなくいったん承認したので、メッセージ欄からRebeccaの名が消えてしまった。
もう一度ウォールを確認したくなったのだが、メッセージからはたどれなくなった。
それで仕方なく、「検索窓」からページを見つけることにした。
「Rebecca」と入力。すると―――――
何人ものRebeccaがいた!
驚くには当たらない。
Facebookの登録はメールアドレスが重複せず(フリーメールでもOK)、パスワードがかぶらなければ問題なく認証される。同じ顔写真を使っても何のチェックもかからない。
日本人?の新城あんななどは200以上のアカウントを持っている始末だ!
※参考 ★この写真を見てくれ! Facebookよ、スパムアカウントの追放が先だ !!
■Facebookは画像認識機能をなぜ使わないのか
これで私が注釈を赤い字で書いた意図、お分かりになったのではないだろうか。
スパムアカウントは元から断たなければダメなのだ。
Facebookはタグ付けの際には画像認識能力を駆使して、タグ付け候補をうるさいほど挙げてくる(小さな写真でもかなり正確だ)。それのに、なぜこの素晴らしい能力をアカウント認証に使わないのか。理解に苦しむ。
その根本を放置するから、こんなトンマな現象が今でも生じてくる。
3年前から詐欺を働いている悪質アカウントが図々しくも友達申請してくれば、
Facebookはご親切にも「友達になりなさい」とおすすめしてしまう。
元から断とうと思えば簡単に実行できるのに、放置しているからこんなチグハグが生まれる。
今のFacebookなら、画像認識機能をアカウント認証に使い、同一人物からのアカウント申請をシャットアウトできるはずだ。できるはずの能力をなぜ使わない?
ユーザーの安全を損なってまで、見てくれのアカウント数を増やしたいのだろうか。
安全が担保されれば、Facebookを使ってみたいという人はまだまだ大勢いる。
Facebookはビジネスの姿勢を根本から正すべきだ。
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