★「友達って、いいね」ザッカーバーグの思い、届いた?<ハッピーフレンズデー動画>

フレンズデー動画友達っていいね
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2016年2月4日、Facebookは12周年のこの日、「ハッピーフレンズデー動画」を世界のユーザーにプレゼントした。このところFacebookはビジネス志向をあらため、「友達」重視に回帰している。今回の動画にもその”意思”が明確にうかがえる。

 

■ルックバック動画の後継

実は周年記念で”ユーザー動画”を発表するのは、10周年の2014年に「A look back(ルックバック動画)」としてリリースしたのが始まりだった。
覚えているだろうか、こんな感じの動画だ。

ルックバック動画

誕生日なので「過去のこの日」をチェックしていてこの動画を見つけた!

 

キャプションに記したように、きょう2月7日は私の誕生日なので、Facebookの「過去のこの日」をチェックしていた。その中に偶然、2014年のこの動画かあった。
「A look back」(ルックバック)は、ユーザーがFacebookに参加してからのアクティビティをハイライトでまとめるサービスだ。Facebookがアルゴリズムに基づいて勝手につくるので、プライバシーの点で「問題あり」の写真も中には混じっていた。批判を受けてFacebookは、ユーザーが写真を「編集」できるようにした。不都合な写真を、Facebookが集めた写真の1枚と切り替えられる。今回の「ハッピーフレンズデー動画」で採用しているのと同じ方式だ。

 

スマホではできないが、パソコンを使えばタイムラインなどにシェアした後でも「編集」できる、というのも今回と同じ。

 

ルックバック動画も編集可能

ルックバック動画も今回のフレンズデー動画と同様、シェア後の編集が可能だ

 

上の写真は私の「ルックバック動画」だが、右側の編集コーナーの仕様は今回のフレンズデー動画とまったく同じである。シェアした後に、さらに1回だけ細かい編集が可能というのも同様だ。
まるで大発見のような書き方をしたが、ようするに「ハッピ-フレンズデー動画」は「ルックバック動画」の”後継者”である

 

■「過去の私」より「友達」を前面に

後継であり、仕組みも同じだが、はっきり違うものがある。
それは「動画のテーマ」だ。
ルックバック」はユーザーのアクティビティを振り返っている。
つまりテーマは「過去の私」。
それに対し、「ハッピ-フレンズデー動画」は「友達の写真」と「友達と交流している写真」を取り上げている。

 

<私(ユーザー自身)→友達・友達との交流>へ
Facebookはなぜ根本のテーマを変化させたのだろう。
同じことをしたくないと、いうハッカー気質はもちろんある。
ザッカーバーグ氏は”よい意味でのハッカー”であるし、そのプライドは他の何よりも、彼自身の中で重視されている。それがよくも悪くもFacebookをおもしろい(とても奇妙でクセの強い)超個性的なソーシャルメディアにしている。

 

そのことが1つ。もうひとつは
「やっぱりFacebookは友達が主役だよね」との気づきにあるような気がする。
Facebookは昨年(2015年)、Facebookページの記事を優遇する傾向があったニュースフィードのアルゴリズムを、「親しい友達重視」に完全に切り替えた。
特定の友達を常にニュースフィードの先頭に表示させる「トップに表示」機能の導入などもその一環だ。

 

「ハッピ-フレンズデー動画」はこの”流れ”の中にある。
Facebookはしょっちゅうアルゴリズムを変えているが、変わらないのは「友達重視」だ。あらためて「親しい友達重視」を打ち出すまでもなく、Facebookは常に「友達」は重視してきた。それなのになぜ、ことあらためて”回帰”なのか。

 

■原点は「友達」、日本では理解されないが

結局はザッカーバーグ氏自身の自己確認なのだろう。
世界のソーシャルメディアばやりの中で、LINEやTsu(スー)など目新しいSNSが登場し、ドラマを生む。成功が現れ、衰退劇もまたある。これほど強力な地盤を持つFacebookもやはり揺すぶられた。その結果、ザックも試行錯誤し行きつ戻りつするのだが、いつも最後は原点である「友達」に戻る。

 

もう揺れないだろう。
ハッピ-フレンズデー動画」はその宣言だ。
Facebookは今期、絶好調な決算を残した。
SNS栄枯盛衰の中で、Facebookは生き残るメディアであるだろう。

 

しかし日本では「Facebook衰弱論」がささやかれる。
日本の状況は”世界標準”とは少し違うようだ。
「友達」がなによりも重要な”要素”だと説いても、いまだに理解する人が少ない。
「数が力」ではないことを知る人も、あまりいない。
目新しいメディアを見つけては追いかけ、また一喜一憂する。

 

「ハッピーフレンズデー動画」の最後のフレーズは
友達っていいですね ハッピーフレンズデー
Facebookからの熱いメッセージ、日本のユーザーに届いているだろうか。

 

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ジャーナリスト石川秀樹

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