Facebookを楽しく使いたいなら制限リストより「知り合い」を使え!
■ガラパゴス化を促進する?「制限リスト」
Facebookはよく言えば常に進化しているソーシャルメディアだ。
発展途上で、変化が目まぐるしい。
それゆえか”過剰進化”とも言うべき機能が生まれるときがある。
そしてそれは、日本のような特殊な土壌でガラパゴス化する。
大げさな書き方をしたが、言いたいのは「制限リスト」のことだ。
あなたは投稿の公開範囲を「友達」に絞っているかもしれない。
※制限リストは公開範囲を「友達」に設定している場合のみ有効となる。
懸命な判断だと思う。
もともとFacebookはリアルな交流がある人を前提にしているのだから。
それなのに時折、空気の読めない上司から友達リクエストが舞い込む。
こういう人が「制限リスト」入りするのはやむを得ないかもしれない。
友達という磁場と会社の空気はそぐわないのに、ネット上は同じ「友達」になる。
制限リストは「友達」をさらに細分化して、リスト入りした人を切り離す。
だから上司をリストに入れれば以降、投稿を「公開」に切り替えない限り届かない。
便利で「よかった」「よかった」といいたいところだが、そうはいかない。
一度この便利さを知ると、制限リストをもっと使いたくなるのが人情だ。
上司以外にも、うまの合わない人、おしゃべりな人、気を兼ねる人・・・・、
自分にとって”不都合な人”を片っ端からリスト入りさせたくなる。
副作用がなければいいが、副作用はやはりあるのだ。
(※【参照】★Facebookの制限リスト、お手軽利用ではまる7つのワナ!)
■友達には3つの格付けがある!
制限リストは便利な機能だが、日本のような気兼ね社会では異様な発展をする。
「制限したことがバレると困る、その対策は?」と、あの手この手、大忙しだ。
しかしFacebookには「制限リスト」を使わずとも、昔から格付けはあったのだ。
一口に「友達」と言っても、3つの格がある。
「親しい友達――友達――知り合い」だ。
友達を「親しい友達」に指定すると投稿がバンバンニュースフィードに舞い込む。
反対に、「知り合い」にしようものならパッタリだ。
あなたが投稿したときも同じ、親しい友達にたくさん届き、知り合いには届かない。
ここまで書けば、私が言いたいことはおわかりだろう。
制限リストなどなくても、3段階切り替えであなたの問題は解決する。
「知り合い」の設定方法は――
と説明する前に、今さらながらだが、大原則を説明しておかなければならない。
Facebookは、あなたの友達すべてにあなたの投稿を届けているわけではない。
あなたに100人の友達がいれば、ふつうは50人くらい。
人数は交流の熱心さによって左右される、もちろん親しい人が優先だ。
また友達が増えれば増えるほど投稿の到達率は下がる(大勢と親しくはつきあえない)。
「親しい友達」「知り合い」はあらかじめこの交流頻度を人に当てはめた機能だ。
友達の格付けが相手に知られるか、だって?
もちろん知られない。
あなたが勝手に指定すればいい。
そもそも人為的に3段階設定をしなくても、
相手の投稿になんの反応もしなければ、やがて投稿は来なくなる。
日本人はせっかちすぎるので設定したくなるのだ!
(※【参照】★あなたの投稿は友達に届いていない! 知らないと損するFacebookの掟)
■”拒否”を鮮明にしない「知り合い」の妙
★「知り合い」の設定方法<PC>
- あなたのウォールにある「友達タブ」をクリック
- 「友達」ボタンにカーソルを当てるとメニューが表示される
- 「知り合い」を選択
★「知り合い」の設定方法<スマートフォン>
- 友達のウォールを開く
- 左端の「友達」タブをクリック
- 出てきたメニューから「友達リストを編集」を選択
- 画面が変わるので「知り合い」にチェック
「友達の格付け」はFacebookが古くから機能として取り込んでいる。
本来それで十分だったのに「ブロック」の頻発で、ブロックよりはましな、
そして「知り合い」よりは拒否姿勢が明確な「制限リスト」を追加したのだろう。
もっと詳しく言えば、投稿制限には「シェアしない相手」というのもある。
プライバシーの「カスタム」から設定が可能だ。
ただしこれは公開範囲を他に変えると、また設定し直さなければならない。
だから恒常的な設定になる「制限リスト」を作ったともいえる。
いずれにしてもFacebookは3段階で十分だった友達の格付けをさらに細分化した。
これが”進化”であったかどうか。
日本のユーザーは大いに関心をもったようだが。
しかし、はっきり言っておきたい。
苦手な人と交流したくないなら「知り合い」で十分である、と。
それ以上「設定」に神経を使うとFacebookは楽しくなくなる。
苦手な人は「知り合い」にして、それ以上気を回すのはやめにしよう。
◆あなたが恐怖を感じるようなストーカー相手なら話は別だ!!!
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