★「ニュースフィードの表示制限」の記事、見る人は見てくれていた!

NFがテーマの記事に意外な評価
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ブログやFacebookを書いていると<人の反応の意外さ>に驚くことがしばしばある。
ニュースフィードの表示制限について書いたこの記事も、私の想定を超えた。
ヒットの思惑が外れ完全に空振り。が1週間後、いいね!が200を超えていた。

 

★ニュースフィードに届く記事は1日250人分だけ!!  友達数を誇っても意味がない訳

この記事には自信があった。なぜなら、とても重要だからだ。
重要なのに、多くの人が気づいていない。専門家でもそうだ。
このことを指摘している入門書は(私の読んだ限りでは)皆無である。

 

今日の話の筋から外れるが、簡単にニュースフィードのことを説明しておこう。
Facebookは2006年9月のニュースフィード(NF)登場で、まったく別物に変わった。
それまで友達はウォールを訪問して読んだり書き込んだりしていたが、NFの登場以来、友達は自分のNFで友達の投稿やアクティビティを見るようになった。
表向き、NFには友達の記事が表示されることになっているが、すべての記事が表示されるわけではない。Facebookがアルゴリズムにより表示を制限しているからだ。
1日に見ることができる友達の記事の最大数が「250」なのである。

 

■ニュースフィードの表示制限はFacebookの根幹

表示制限は初期の頃のFacebookにとって、サーバーの処理能力から見てやむを得なかったと思う。しかし理由はそれだけではない(と私は推測している)。能力が十分であっても、Facebookがすべての友達のすべての投稿をニュースフィードに流すことはないだろう。
制限したり、逆に人気の投稿にはレバレッジを掛けてことさら表示させることで、Facebook特有の”偏った”、あえて”不公平な”記事配信が成り立っている。

NFがテーマの記事に意外な評価

ニュースフィード表示制限に注目した記事。読んでくれた人の評価は高かった!

 

制限があるからこそ、普通の投稿は”いつもの人”たちに表示されて終わる。
一方、いいね!やコメント、シェアが殺到し、明らかに人々が反応している記事は想像を超えるような拡散を見せる。クチコミ効果に実にメリハリがある。
ニュースフィードを実装することで、Facebookは明らかに飛躍した。

 

しかしFacebook側からはほとんど説明がない。
ニュースフィード表示制限すら解説しない。
だから今も、自分や自分の店、仕事、会社をアピールしたい多くの人が、「友達」かき集めに躍起になっている(もちろんそうでない人もいる)。

 

■初日のアクセス数はわずかに「6」!

このように現状を認識した上で、私はあの記事を書いた。
<みんな驚くだろう>と想像した。
漠然と、ニュースフィードですべての記事は読めないと感じている人はいるだろう。
しかし数字で示して「これが実態だ」と言えば、『そうだったのか』と思うはず・・・・。

 

見事に思惑が外れた。
初日、このブログ記事にアクセスしてくれたのは6人にすぎなかった!
翌日、Google Analyticsで数字を見て「あり得ないだろう!」と叫んだ。

 

1年間、わりとこまめにFacebookの記事を書いてきた。
電本カリスマ.com』は本を書きたい人を想定して始めたブログだ。
「著者」になる。なるのはそれほど難しくはない。根気があれば本は書ける。
自費出版であれ、商業出版であれ、よい出版社とよい編集者に出合えば
「出版」という”自分史上”でいえばかなり大きな事業も、実現するだろう。
だが、本を売るということはまことにたいへんなことで、さらなる難事である。

 

詳細は省くが、本を買ってもらえるかどうかは著者側の努力抜きには語れない。
だから「ソーシャルメディアくらいやってください」と、私は著者に強くおすすめる。
わけても効果があるのはブログとFacebookだ。
こんなにFacebookのことを「出版」がテーマのはずのこのブログに書くのは、
そういった意味があるからだ。
ところがFacebookは名にし負うじゃじゃ馬である。
こちらが愛情をもってつきあわないと、無視されたり、時には振り落される。
だからこそFacebookのことを書いてこなければならなかった。

 

■長く読まれる記事を書き続けたい

しかしまあ、なんということだろう。反応がないにもほどがある。
Facebookにブログの更新を告知した。いつものように、ていねいにそれはやった。
ツイッターにも誘導記事を書いた。1、2時間置きに何度も(それもいつも通り)。
結果は「6人」。前代未聞だ。ひとケタだなんて・・・・・。

 

話が見えにくいので『電本カリスマ.com』の概要を言わせてほしい。
スタートは2014年3月から。1年後の4月、月間ページビューは6万だった。
来訪ユーザー数でいえばまだ月間3万人程度。その8割が「検索」からだ。
記事への反応は、通常は200~300。少ないときは2ケタ、というときもある。
しかしたまには1000、2000、5000人が一気に読みに来てくれる場合もある。
記事により増減がとても激しい。

 

最新記事への反応がこの程度なのに、現在月間PVが5、6万を超えられるのは、
Google、Yahoo!など検索エンジンが頑張ってくれるおかげである。
検索からの流入が機能は「1500」、最近は1000を超える費が多くなってきた。

 

と言うわけで、個別の記事に対する反応にいちいちカリカリしているわけではない。
パッと読まれてすぐ消えるより、なんらかの問題意識を持って検索され、長く読まれ続けるような記事、それだけ価値が高い記事を書きたいと思っている。

 

■よかった!きちんと読んでくれる人はいた

今度の記事はニュース性(新規性、知らない事実)があり、衝撃的でもあるから、
「パッと読まれる」ことも期待していた。しかも長く読んでもらえるだろうと。
それがあの結果だ。頭にきた。空しくなった。ばかばかしい・・・・。
<時間を使って書いてこのざまだ!>
憤慨のあまり、Facebookの誘導記事を削除してしまったほどである。

 

1週間、記事に目も向けなかった。(それでも他の記事を書いていた)
昨夜、検索数がグングン伸びはじめたので「最近の投稿」を振り返ってみた。
“空振りした記事”を見て、目を疑った。
記事に対する「いいね!・シェア」が200を超えているではないか!!

 

初日、6人のアクセス、いいね!は3つという記事である。
内容は悪くない。ゼッタイの自信があった。しかし誰も反応しない。
何がいけなかったのか、見当もつかなかった。
途方に暮れ、カッとし、そのまま見向きもしなかったのに。
見てくれた人はやはりいたのだった。

 

Analyticsできょう、あらためてこの間のアクセス数を調べてみた。
「(29日)6→33→9→8→22→37→76→5」、5月6日までこんな調子。
すべて足して「196」。きょうの分を加えてようやく220超となる。
注目されてはいない。連日、検索順位ベスト10にも入らない。
しかしいつの間にか「いいね!・シェア」213を獲得していた。
読んでくれたほぼ全員近くが、拍手をくれたわけである。

 

こんな記事は初めてだ。
心から、もっと多くの人に読んでもらいたいと思う。
Facebookを使いこなしたいなら、知っておかなければならない知識の1つだ。
懲りもせずこんなことを考え、考えた挙句にこの記事を書いた。
Facebookのことをよく知り、ぜひあなたの事業に活用してほしい。

 

【ニュースフィードについてはコチラもご参考に】
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ジャーナリスト石川秀樹>■■電本カリスマ.com

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