昨夜、Facebookの友達から「困りました」というメッセージをもらった。
<個人アカウントに法人名を使った知人から友達申請、どうしよう>
よくあるケースで、絶対にやってはいけない初歩的なミスだ。
■ルール違反に気づいていない人が友達申請
この写真を見れば一目で了解いただけると思う。
Facebookページと個人用タイムラインとはどう違うのかー。
この問いに対してFacebookヘルプセンターは「タイムラインは個人用で非商用の場合に限り使用できます。これは個人を表すものであり、個人名を保持する必要があります」と答えている。
つまり個人のタイムラインでは商用利用不可、名称も個人名を使わなければならないし、プロフィール写真も企業・団体を連想させるものは使用できない。
しかし現実には、個人ページを団体名で使っていたり、お店のページとして使っている例がしばしば見られる。
「これって、実害あるの?」と聞かれれば、最悪の場合にはアカウント停止になるかもしれないと答えるしかない。
リスクを承知なら「まあ、お好きなように」。
でも信用を第一に考えれば、ルール違反放置はまずいし、「ITリテラシーが低い」と思われるのは、ちょっと辛くないか?
私の周りでも勘違いして個人ページをつくる法人や組織の担当者がいた。
親切心で”ルール違反”であることを指摘したことがあるのだが・・・・、
いや、あまりいい思い出にはならなかった。
言った私がバカだったのだろう。
その後、ほどなくしてあわてふためいた投稿をタイムラインで見た。
「突然アカウントが使えなくなった。おかしい・・・・」と。
■指摘するかどうかは相手の性格次第
さて、明らかに誤まったアカウントから友達申請が来たらどうするのか。
友達の問い合わせには以下のように答えた。
「アカウントの運用法を間違えていることを指摘してあげた方がいい。
ただし、相手の性格次第です。『ありがとう』と言ってくれる人なら
言ってあげればいいし、根に持つタイプの人なら・・・・。
そのまま何もしないのがベターかな」
Facebookのちょっとした指摘やコメントで傷ついてしまう人がいる。
無意味な自尊心だと思うが、そこを刺激して恨まれるのはアホらしい。
間違った運用をしたところで損をするのは当人だけだから、
(本人が知らないところでけっこう信用を落とします)
イヤな思いをしたくないなら黙ってスルーするのも大人の対応だ。
■言ってあげてよかったことは1度もない!
実はこういう書き方をすると、我ながら気持ちが悪い。
「間違いは間違いだ。Facebookがエライわけではないけれど、
最低限の知識とルールくらい身につけてなければかっこう悪い!」
と言うのが私の本音。
しかしこれもはっきり言うが、今まで学級委員のような正しい指摘をして
『言ってあげてよかったな』と思えたことは一度もない(残念ながら)。
いつも、(程度の差はあれ)石を噛んだような苦い思いがいくぶんか残る。
実名のソーシャルメディアは日本人には特別なのだろう。
だから使っている多くの人が”誇り高い”。
でも、みんなよちよち歩きじゃないか、私自身を含めて。
だから素直に謙虚に、指摘されたことは受け止め、
間違いだと気づいたら改善しようと思えばいいのに。
ただそれだけのことなのに・・・・。
でも、現実的にはなかなか通じない。
こういう話をあなたはどう受け止めますか?
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