Facebookが「実名」を大事にしているなんて、ただの“神話”である。
私たちは「Facebookは実名登録だ」ということを知っている。
「個人のアカウントはただ1つ」――常識だ。
だから誰もが守っており、守らない者にはFacebook側が厳しく警告、
最後は「アカウント凍結」など重い処置をしていると信じてきた。
だがそれは、ただの“神話”だった!!
■2百以上のアカウントを持つ女? 新城あんな
下の写真は、2百以上の同姓同名アカウントを持つ「新城あんな」だ。
2年以上も前からFacebookに棲息し、今も健在。
コイツは「友達の写真」から個人情報を抜き取る。
こういう連中を見分けるのは簡単である。
- ベトベトするような気持ち悪い文体
- プロフィールページに書き込みなし
- 友達が少数(さすがに引っ掛かる人は少ない)
- 自分と縁もゆかりもない者
※Facebookが「友達かも」と推奨してきても信じてはいけない!
新城あんなのプロフィールページはこんな具合(写真下)。
さすがに“老舗”、かなり多くの人が引っ掛かっている。
本人(?)の新たな書き込みがないことくらい確認してほしい。
つまり「友達リクエスト」を承認するとき、それがどんな人物なのか、
何を書きどんな趣味を持っているか、少なくとも実在の人かどうか、
個人ページ(ウォール)に行って確認すべきだ。
かわいいからとホイホイ承認し「よろしく」なんて書き込むと、
後で恥をかくことになる。
この手の女(悪質業者がつくり出すスパムアカウント)はまだまだ大勢いる。
葵つばさ、太田咲・・・・・、新手も続々、こんな具合だ。
■Facebookの個人認証システムは“欠陥品”
これをモザイク消しもせず公開する理由は
『あまりにひどい』と思ったからだ。
友達リクエストを開くとパソコンでもスマホでも
数人が“Facebook推奨の友達候補”としてリストアップされる。
ある日、その全員がスパムな“女”たちだった!
業者が名前と写真を変えて次々ボタンを押したのだろう。
でも、Facebookのチェックは一切利いていない。
「機械がやることだから」と百歩譲って考えてみる。
最初の数十件の「友達申請」では見抜けないだろう。
しかし数百、数千もの申請がありしかも男性ばかり、
承認率が極端に低ければ“自動的に”スパムアカウント認定できるはずだ。
即アカウント停止が妥当なのに、いまだに残っている。
「新城あんな」や「葵つばさ」など
数百もの同姓同名アカウントが作れるというのは奇怪至極だ。
住所が違うだけで素通ししてしまう認証システムなら、
「Facebookは実名」の看板なぞ、降ろしてしまえと言いたくなる。
■Facebookが頼りないなら自衛するのみ
ここまでFacebook側を挑発しても、今までに反応はまったくない。
唯我独尊というか、カエルのツラになんとか・・・・・である。
きっとフェイスブックジャパンは、見てくれの数字でもいいから、
本社に対して「これだけアカウントが増えてます」と報告したいのだろう。
というわけで、ユーザー側が自衛しなければならない。
自衛については簡単だ。
何度も書いたように、
- 現実世界以上に悪質業者が跋扈(ばっこ)している
- 若い娘を装う
- ち密さはないからウォールを確認すれば見抜ける
- 現実で起きない夢物語がFacebookで起きるわけじゃない
- 自分は特別、なんて信じないこと
以上のことを自覚していればめったなことはないだろう。
あなたはきっと、だまされない!
でも、Facebookのあなたの友達はどうだろう。
ぜったいに友達には迷惑をかけたくない。
で、ここからが本日いちばんにお伝えしたい重要項目になる。
なんといっても、Facebookは個人情報の宝庫だから抜き取らせてはならない。
悪質な連中に名簿が渡ればどこまで悪用されるかわからないからネ。
とりあえず、やつらが狙っているのは「友達の写真」だ。
写真が欲しいのではなく、そこに埋め込まれている個人情報を盗みたい。
個人ウォールの左側「友達タブ」には友達リストが収録されている(外部から見ると顔写真が9枚表示されている=下の写真の赤枠内)。
■友達リストを「公開」しておくと個人情報はダダ漏れだ
友達リストを「公開」設定にしているとどうなるか。
個人情報がダダ漏れになる。
タブをクリックすればその理由がわかる。
友達のウォールに行って「友達」タブを開いてみると・・・・・。
■
オレンジをかぶせた写真は私とは友達になっていない人だ。
でも写真をクリックするとその人のウォールにジャンプし、
「基本情報」からプライバシーをのぞくことができる。
だからFacebookは友達リストにプライバシー設定を設けた。
[自分の友達リストを見れる人]という項目だ。
- 公開
- 友達
- 知り合い以外の友達
- 自分のみ
- カスタム
の5段階の設定だ。
■リストを見られる人は「自分のみ」に設定を!
私が強くおすすめするのは友達リストを見られるのは「自分のみ」にすること。
「鍵を掛ける人になる」というのは、この設定にすることだ。
友達の個人情報を危険にさらすことはないだろう?
悪徳業者においしい情報を楽に得させるほどお人好しでは、困る。
設定の仕方を書いておこう。
- ▼自分のウォール(プロフィールページ)を開く
- ▼「友達」タブをクリック
- ▼右端の「鉛筆マーク」をクリック
- ▼「プライバシー設定を編集」をクリック
- ▼5つ選択肢の中から「自分のみ」を選択
実に簡単、これであなたは「鍵を掛けた人」になった。
ついでに言っておくと、設定を「自分のみ」にしても実害は何もない。
この設定に変えても、友達からは
あなたと「共通の友達」の写真は見ることができる。
リストを収容している「友達タブ」は消えないし、写真がゼロ枚になることもない。
もし「自分のみ」という設定にデメリットがあるとすれば
「友達〇〇〇人」という表示がされなくなる、ということくらい。
■ネットリテラシーを高めましょう
見栄っ張りな人にはちょっとショックかな?(共通の友達数は表示される)
しかしFacebookというソーシャルメディアは、
友達数、フォロワー数、Facebookページのいいね!数など、
「数」を追い求めても「何らかの成果」とほとんど結びつかない。
だからいかなる数も、残念ながら「あなたのステイタス」にはならない。
むしろ、友達が大勢いるのに無防備で友達にリスクを負わせているとすれば、
そのネットリテラシーの低さは笑いものですらある。
はっきり言おう。
- 数を追い求めるような見栄っ張りな人、
- 実名のFacebookをやっていながら、素朴で無知なままの人、
- 売り込みばかりに夢中で友達のことなど考えない人、
こういう人たちは、道徳心なき業者たちのおいしい“カモ”である。
友達のため、鍵を掛ける人になりましょう。
【スマホでも鍵を掛けられる!】
★スマホでFacebookに鍵を掛ける法! 応用がきく方法を手ほどき
◎もうひとつ、友達リストが大切なわけ