★「リスト」をFacebookの投稿に使う法 | 特別な人にピンポイントにお届け!

秘密のリスト
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秘密のリスト”――という使い方を思いついた!
ピンポイントに特定のFacebook友達たちに、確実に、しかしさりげなくイチオシの投稿をお届けする方法だ。しかも1人、2人ではない、数十人に一斉に届けられる。

 

最近「リスト」の研究をしている。
正直言って「リスト」はあまり使っていなかった。公開で投稿することがほとんどだったし、特定の人たちの投稿を読みたいわけでもないので、必要性をあまり感じなかったのだ。でも今は少し事情が変わってきた。今年5月頃からニュースフィードのアルゴリズムが変わり、Facebookページがニュースフィードに現れにくくなったし、友達も古くからの人と最近友達になったばかりの人が中心。ほうっておくとすぐに顔ぶれが固定する。

 

ここはテーマごとに友達をリストに振り分けて読んでみようと思ったわけだった。
その過程で、おもしろい発見をした。リストからも投稿ができるのである(リストをよく使っている人には「今さら」と嗤われそうだが)。

 

「リスト」は投稿にも使える!

「リスト」は投稿にも使える!

 

■狙った人にだけ確実に届ける

がぜん興味がわいてきた。
リストを使って投稿できることは無論、知っている。と言うより、リストは投稿のために使うのが賢い利用法だと思っていた。
でも、使わないできた。
なぜなら投稿のたびに「投稿の共有範囲」を変えるなんてめんどくさい。第一、公開範囲を切り替える必要性をあまり感じていなかった。

 

しかし「リスト内」で投稿できるなら話は別だ
上の写真をよく見てもらうと、共有範囲のところのリスト名が薄くなっているだろう。これはおそらく「このリストのメンバーのみに投稿が届く」という意味だ。逆に言えば、他の人には届かない。ここが肝心だ。試しに投稿してみた。

 

リスト内で投稿

「リスト」の中で投稿ができる。これはどこに行くのか

 

私のこの書き込みは、赤い枠で囲んだ「リストに入っている人」のニュースフィードにだけ届くはずだ。
タグ付けもできそうだったので、他に友達2人(1人はリストに入れた人、もう1人はリスト外の人)をタグ付け。たぶん追加した2人もこの投稿が読めるだろう。
結果は予想通り。さらに私自身のタイムラインにも表示された(写真下)―――

 

リストで投稿したら

リストで投稿したら私のタイムラインにも表示された!

 

 

結論。リスト内で投稿すると、リストに入れた人たちのニュースフィードとタグ付けした人のタイムライン、そして投稿者本人のタイムラインに投稿が表示される。
ちょっと気になったのは、私のタイムラインに「リスト」と関係ない友達が来たとき、この投稿は見られてしまうのではないか、ということ。論理的に考えれば「見られるわけがない」と思ったが、いちおう実験してみた。

 

タグ付けした友達のパソコンを借りた。実験のため、この友達をタグ付けしないで別の記事を投稿。するとこのパソコンから私のタイムラインに行くと、タグ付けされたさっきの投稿は見ることができるのに、タグ付けのない2回目の投稿は一切見えない。もちろんこの友達のニュースフィードにも投稿は届いていない。これで普通の友達は「リスト」に向けた投稿は一切見られないことが証明された。大発見した気分だ。投稿用に「秘密のリスト」を使うという考え方が通用しそうだ!!!

 

記事が消えた!?

リストに入っていない友達が見ると記事が見えない

 

■メッセージを使うのは気が引ける

なぜ「秘密のリスト」をそんなに喜んだのか。
私はブログを書くので、“これぞという記事”が書けたときには多くの人に読んでもらいたいと思う。Facebookの友達には何人かインフルエンサーがいる。その人たちにはぜひとも読んでもらいたいのだ。Facebookの普通の投稿ではアルゴリズムに左右されて“到達”はまったく保証されない。確実なのは「Facebookのメッセージ」だが、いきなり「読んで」とお願いするのはストレートすぎる。それほど親しくないし、あまりに図々しい。もっとさりげなくと、方法を探していた・・・・。

 

「グループ」はどうだろうか。読んでもらうためにわざわざ「読者」グループを作るというのは、やはり相当におこがましい。
「メッセージグループ」というのも考えた。はじめに親しい友達数人に事情を告げて「宛先」に複数人を指名すれば、とりあえず一斉に送れる。しかしこの方法は、書き込むと常に全員に届く仕組みだから、「記事を読んでもらう」という目的のためだけに友達を誘い込むのはどうか。やはり気が引ける。
もうひとつ、「URL付き投稿」を一斉送信するのはFacebookのご法度に触れそうでリスクが高い。なかなか良案が浮かばない。

 

というわけで今までは、自分のFacebookページで普通にブログの記事の内容を紹介してきた。この方法だと効果にムラがある。「これは」という人に届いているかどうかはあくまでFacebook次第、私からは予測もできない運まかせ。また、多くの人に届くかどうかは記事の中身次第だ。自分の経験でも、広く興味を引くか引かないかで拡散力に100倍くらいの差が出る。それがまあ、Facebookというものだとは思うものの・・・・。
中身による反響の差はいかんともしがたいものの、だからこそ少しでもそれを平準化させたい。『インフルエンサーに確実に(押しつけがましくなく)届けられたらどれほどよいか』といつも考えていた。
秘密のリスト」ならそれができそうな気がしてきた。

 

■「特別」と思われずにピンポイントに到達

秘密のリストからの投稿は、リストに入れた友達のニュースフィードに届く。何も特別なことはない。他のニュースフィードの記事と同列だ。だから目に止めて読んでもらえるかどうかはあくまで相手次第。メッセージのような「1対1性」、「秘匿性」はないので普通に読まれるはずだ。特別に「リスト」を使って送っているとは思わないだろう。

 

秘密のリストを投稿

秘密のリストを投稿。敏感な人なら「特定の人」に向けた投稿だとわかるかもしれない

 

 

もっとも、上の写真をみていただきたい。これが「秘密のリスト」からの投稿だ。「共有範囲のマーク」が変わっているから、すごく敏感な人なら、「特定の人に送った投稿」だと気づくかもしれない。その意味で完全に「秘密」というわけではないのだが、“特別な送り方”と見抜かれたとしても、知られてまずいことは1つもない。「あれっ? ていねいだな」と思うくらいではないか。これはやはり試す価値ありだ。

 

リストには(このリストに限らず)、友達だけでなくFacebookページやフォローしている人も入れることができる。だからインフルエンサーの友達とその人たちが書いているFacebookページや、他に気になってフォローした人をリストに入れておけば、読むためのニュースフィードとしても充実する。
これを投稿のために使うと、友達にだけ届く。Facebookページやフォローしている人のニュースフィードには届かない。このシンプルさがいい。

 

■理想のリストをシンプルに使う

なんだ、それなら投稿の時に(共有範囲として)「リスト」を選べばいいだけではないか、と思った人は相当鋭い。その通りだ。一度、投稿時にリストを使えば次の投稿からはこんな感じで、「リスト」がデフォルトの共有範囲の候補として表示される(下の写真)。

 

次回からはリストを選択しやすくなる

一度「リスト」から投稿すると、次回からはリストを選択しやすくなる

 

 

投稿時に「共有範囲」を選ぶことを厭わなければ、もっと高度な設定ができなくもない。例えば「友達+リスト」のような設定だ。これがいわゆる「カスタム設定」といわれる設定法だが、私は生来うかつなたちなので、「複雑なことをして間違えるのはかなわないなぁ」と考えてしまう。
それで私はこんな方法をとろうと思っている。

 

つまり、リストづくりの時に綿密に考えて理想的なリストを作る。
後は「公開」と「秘密のリスト」とを使い分けるだけ。
よい記事が書けたときは、①公開記事でブログ更新のお知らせ、②しばらくたってから「秘密のリスト」から記事のポイントをさらにアピール。2段構えで使う。

 

「リスト」は、作っただけではFacebook左サイドのメニューに表示されない。しかし何回か使うと「友達」のセクションに表示されるようになる。ところがしばらく使わないでいるとメニューから消える。そこで私は、よく使う(であろう)リストは「お気に入り」に入れることにした。

 

「リスト」をお気に入りに入れる

「リスト」をお気に入りに入れる。左向きの矢印の先に「お気に入りに登録されたリスト」が見えている

 

写真はリストを「お気に入り」に登録した後の状態を示している。
[▼ホームページ左サイドのメニュー「友達」→▼「友達」の右端をクリック→▼リスト一覧ページが開くので対象の「リスト」右端の歯車マークをクリック→「お気に入りに追加」を選択 ※写真は追加した後に開いたので「お気に入りから削除」の文言が入っている→▼メニュー「お気に入り」の一番下にリストが追加される→▼目立つ位置にリストを移動させたければ、リスト左の空白にカーソルを合わせると歯車マークが出るのでそれをクリックして「並べ替える」を選択]

 

リスト作成は上の説明を参考にして、メニュー欄の「友達」から行えば簡単に作れる。しかしスマートフォンの場合は、基本的にリストは作成できないので、以下の記事を参考にしてほしい。

★Facebookの「リスト」はこう使え! 第一弾、スマホ用の作成法を解説

 

■特別にアピールしたいときに使うリスト

言葉の勢いで「秘密のリスト」と私は命名したが、そんなに秘密めかしたお話ではない。ただ、リストに入れた相手には“リストに入っている”という認識は一切生じない。普通にニュースフィードで他の記事と同様に接しているだけだが、リストで送ったこちらとしてはまるでFacebookの「メッセージ」を送るようにピンポイントに“思ひ”をお届けしている、という意味である。

 

リストを一度作ってしまえば、後は複雑なことは何もない。
気合の入っている投稿のときだけ、このリストを使って“秘密の”アピールをすればいい。相手の顔が想像できる範囲の“自分にとって大切な人”をリストに選んで、その人たちに語りかける。
そんな方法があることをきょうはお伝えしたかった。

(最終更新 2015/9/19)

ジャーナリスト石川秀樹

 

「リスト」に関連する記事のまとめ

★Facebookの「リスト」はこう使え! 第一弾、スマホ用の作成法を解説
「リスト」は有用な機能だが、なぜか現在はスマートフォンでリストを作成することができない。そこで「特別な方法」を紹介した。

★「リスト」をFacebookの投稿に使う法 | 特別な人にピンポイントにお届け!
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