タイトルに驚かれたと思いますが、本心です。
プロフィール写真を堂々と出せる人は、もちろんその方が良いに決まっています。
しかし載せたくない事情のある人は、無理することはありません。
安全最優先、Facebookが“安全な場”を取り戻すまではその方がイイです。
■Facebookが“荒れた場”である限りやむを得ない
先日、Facebookのアカウントを取得するためさまざまな設定をしました。
その「初期設定」は原則として「公開」になっています。
(↑ 初期設定が公開であることはFBを考える上でとてつもなく重要です)
設定の[ステップ4]ではいよいよユーザーの写真を追加することになります。
▲この場面です。
「いろいろな考え方があるでしょうが」と断った上で、
私はプロフィール写真をアップすることにしました。
「いろいろな考え」とは、例えば以下のようなケースを指します。
①写真を入れない
②イラストやペットや建物の写真にする
③別人の写真を入れる
④後ろ姿や極端に引いた写真でわかりにくくする
③はさすがに論外ですが、他は「やむを得ない」と思っています。
以前はまったく違う考えでした。
<実名と本人の写真はFacebookの根幹だ!>
当然のことをなぜしないのか、といくぶん批判的に見ていました。
しかし今は、「どうしても入れるべきだ」と言う気になれません。
もしFacebookがそれを主張するなら、Facebook社自身が
不正アカウントを許さない断固たる措置を取りなさい、と言いたいのです。
※このように主張する理由は「★鍵を掛ける人になりましょう!」
などで何度も指摘しているので、ここでは繰り返しません。
■「専守防衛穴熊作戦」でも防げない!
実は私の息子や娘もFacebookで「顔出し」していません。
個人情報をさらしたくない、公私は分けたいという考え方です。
Facebookで「公(会社や仕事)」と「私」を分けること、
投稿については共有範囲を指定することで十分に可能になります。
しかし「顔を特定の人にだけ見せない」というのはできません。
「公私は分けられる」と親の沽券に掛けて立証しようとしたことがあります。
名付けて「専守防衛穴熊作戦」。
ストーカー(仮に「A」とする)がFacebook内にいることを前提に、
その者に見つけられない方法があるはずだ、と考えたのです。
誰でも思いつき、しかも簡単な方法があります。
そうです、伝家の宝刀というべき「ブロック」です。
妻に頼んで私をブロックしてもらいました。
次に彼女の「名前」と「Facebook」でGoogle検索。
さっきまでは先頭に出てきたのに、今度は候補にさえ上がらない。
妻は視野から消えました、ブロックは強烈、これで一安心・・・・・。
でしょうか、とんでもない話です。
何も解決していない!
Facebookは「不正アカウントを許さない断固たる体制」を築いていない。
(だから)その気になればいつでも偽アカウントがつくれます。
ストーカーのAをブロックしても、Aが偽アカウントを造れば終わり。
はじめから実名を名乗っていない可能性も高いですしね。
伝家の宝刀を抜いてもストーカーからは逃れられない。
Facebookが「本当の実名制※」にならなければ無理なのです。
※運転免許証など公的書類で個人認証をする、など。
■プロフ写真は「公開」以外の設定がないんです
自分にとって不都合な人に投稿を読まれない方法はいくつかあります。
しかし肝心かなめの「プロフィール写真」は「公開」です。
もう一度写真を載せます、赤枠を付けた文言にご注目ください。
<プロフィール写真とカバー写真は公開情報です。>とあります。
前後によけいな言葉が入っているのでかえって分かりにくいですが、
プロフィール写真は公開であり、他の投稿のように見せ方を選べない。
「他の写真の共有範囲は、ご自分で設定できます」とあって、
写真の共有は設定できるように混同しがちですが、
コレ、あくまで「他の写真は設定できる」ですからね。
残念ながらプロフィール写真は共有範囲の選びようがなく、
ブロックをかいくぐった偽アカウントは楽々閲覧しまくります。
というわけで私は、息子や娘をいまだに説得できていないのです。
きょうは初期設定した「基本情報」をどう見直すべきか書くつもりでしたが、
プロフィール写真の説明で終わってしまいました。
結論を繰り返します。
プロフィール写真は入れた方がベターです。
しかし事情のある人は、なにがなんでもと強制されることはありません。
Facebookに慣れるまでは顔出しなしでもいいんじゃないでしょうか。
そしてFacebookの仕組みや使い方が十分に分かり、
投稿でも共有範囲を使い分けられるようになったら、
あらためて顔写真をどうするか考えてください。
(人から信用を得たいなら顔出しは必須になってきます)
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