★Win10導入失敗、延々と真っ暗画面。ブチっと切ったら「8.1」に戻った!

■Win10のアイキャッチ
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恥ずかしながら、Windows10へのOSアップデートに失敗した。
「8.1」からの移行だから問題なかろうとタカをくくっていたのが悪かった。準備も何も、つい衝動でクリックしてしまったのだから、まあ自己責任(本当は“事故責任”と言いたい)。失敗したパソコンからこうして書いていられるのだから、不幸中の幸いと思うことにした。

 

■途中まで順調だったのに

毎朝パソコンを開くと、「4枚のウインドウ」マークから<Windows10を入手する>と誘いがかかる。ずっと無視してきたのだが、きょうに限って「試しに」クリックしてしまった。
するとこんな画面に―――

Windows10の入手の誘い

Windows10を入手しようと誘いがかかる

 

左下の「続行ボタン」を押すと、ページが切り替わってすぐにダウンロードが始まる。順調に進み、次には新OS「Windows10」をインストールする。やや時間がかかったけれど問題なくインストールされたようだ。「再起動が必要」という注意書きがあるのでモタモタしていると、勝手にPCが落ちてどうやら再立ち上げしているようだ。

 

これも順調に見えた。苦も無く起動画面が出てきてパスワードを入れる。いったん真っ暗な画面に切り替わり、やがて新しいWin10が表示される・・・・・はずなのだが、「黒い画面」が延々と続く。
《そうか、新しいOSをインストールしたから細部の調整をしているんだね》
こういうことには慣れっこだから、辛抱強い。

 

Win10の起動を待つ画面は真っ暗

Win10の起動を切なく待つ画面はいまだ真っ暗!

 

しかし、しかしだぞ、あまりに長くないか?!
午前10時ころから作業を始めて、朝食を食べ終わったのにまだPCはジリジリ言い続けている。この間に、もちろん私もジレた。困った時のGoogle検索。「Windows10_時間」で検索。なるほど、時間はかかるらしい。数時間、いや、半日というのもあるぞ。そんな情報をチラ見して<これはエラー、不具合ではないんだ、調整中なんだろう>と柄にもない超楽観論をはたらかせて気長に待つ。

 

■我慢も限界、スイッチ長押し

その間、Facebookには「経過情報も何もなく、待たせ過ぎです!」とグチってみる。でも、さすがに午後1時を回る頃からイライラ、カリカリ、爆発しそうになってきた。
「待たせ過ぎだろう、Microsoft!!」
ガマンも何も、パソコンのスイッチを延々と長押し。
ブチっと画面が消えるまで押さえ続けた。

 

ネットのご意見では「絶対にスイッチを切ってはいけない」。そんなもん、百も承知! こんぐらがって立ち上がらなくなったらプロにお任せするのみ。どうしてもだめならPCをオシャカにするまでだ。頭に来ているのでこんな思考。醜態である。長い間冷静に考えて結論を出したわけではなく、ほぼ一瞬でそんなこんなを考えて、指が勝手にPCのスイッチに向かっていった次第。決しておすすめしない。

 

<やってしまった・・・・>
なんと俺はバカ者か。今日の今日まで『OSを切り替えると、はじめのうちは不具合が出るぞ。焦る必要なんか全然ない』と思っていた。それに今まで、OSのバージョンアップは何度もやってきた。必ずマズイ事態になった。デバイスの不具合、周辺機器の相性の悪さ、画面が固まりやすくなったり、速度が極端に落ちたり。よい思い出なんてほとんどないのに、なぜ準備もしないでいきなりダウンロードなんかしたのだろう。

 

ネットを見れば「インストールする前にバックアップを取っておくこと」「せめて復元ポイントを作っておいてから」などなど、慎重に対応した方がいいといくらでも忠告の言葉が並んでいる。その通りなのだ。そんなことわかっていた。
それではなぜ?!
結局「ビョウキ」としか言えないのかもしれない。
向こう見ずなのだ。

 

■OS切り替えは「準備」が肝要

今回は不幸中の幸い、ブチっとパソコンの電源を落としてから再びスイッチを入れてみると、旧バージョンのWindows8.1で立ち上がった !!!
「幸運」としか言いようがない。
普通に立ち上がることのなんという歓び、安ど感。

 

Win10のインストール、失敗だったようだ

Win10のインストール、失敗だったようだ!

 

立ち上がって早々に出てきた画面がこれだ。コントロールパネルの「システムとセキュリティ」。「失敗」とあるから失敗したのだろう。延々と真っ黒画面が続いたのはやはりなんらかのエラーがあったのに相違ない。すると堪忍袋の緒が切れてブチっとやったのは、間違いではなかった?
いやいや、これは怪我の功名だ。でもなくばMicrosoftが当初から、Win10のインストールに失敗すると、元のバージョンになるように設定していたか。

 

どっちにしても私は反省しなければいけない。
機械ものは衝動や思いつきでいじるものではない。
周到に、冷静に。そして事前に情報を集めておくこと。

 

それと今だからこそ思えるのだが、いろいろなソフトウェアを詰め込んだパソコンが無傷で新OSに取って換えられるなんてムシが良すぎる。
もう当分、新OSに切り替える気はないが、もし次にこのパソコンでWindows10にアップデートするなら、一度ハードディスクをまっさらの初期状態にしてインストールするつもりだ。それでOSが問題なく動いたら、ひとつひとつソフトウェアをインストールし直す。まことに面倒なことだけれど、そのくらいの慎重さが必要ではないか。

 

まあ、オッチョコチョイの私が教訓を垂れても説得力はないが。

 

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