★「親しい友達」と「知り合い」| Facebookの特別リストを徹底解説!

親しい友達・知り合い
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親しい友達」と「知り合い」、それに「制限リスト」はFacebookの中で特別なリストだ。普通のリストは、友達を「リスト」に入れても、入れたこと自体では何の影響ももたらさない。しかしこの3つのリストは、リスト入りを指定した瞬間に「投稿のニュースフィードへの表示」に直接的に強い影響を及ぼす。Facebookは<友達リスト>としてこの3つのリストを例示している。

 

Facebookが挙げる<友達リスト>は、①親しい友達、②知り合い、③制限――である。
それぞれのリストの持つ意味はFacebookヘルプを見ればわかる。

 

fbが例示する3つの「友達リスト」

Facebookが例示する3つの「友達リスト」は親しい友達・知り合い・制限だ

 

「親しい友達」は友達のニュースフィードへの表示を高め、「知り合い」は抑制する。「制限」も表示を抑制するために使うが、前者の2つリストとは発想や仕組みがまったく違うので、きょうは「親しい友達」と「知り合い」に絞って詳しく解説する。「制限リスト」については項をあらためて説明したい。

 

■Facebookには3つのリストパターンがある

Facebookが言う3つの<友達リスト>は、Facebookがあらかじめ設定している。
これに対し、Facebookにはもう1つ“勝手につくられる”リストがあり、これは<スマートリスト>といわれる。出身地や出身高校、大学、所属している会社などのリストだ。スマートリストのFacebookヘルプの説明―――

スマートリストでは、あなたのプロフィールの[学歴・経歴]と[居住地]セクションに追加された情報が使用され、あなたの友達が自分のプロフィールに情報を追加すると自動的に更新されます。

スマートリストはユーザーが何もしなくても自動的に生成され、リストのメンバーも自動的に追加されるが(ユーザーが友達を追加・削除することも可能)、友達リストの場合は「親しい友達」も「知り合い」も「制限」もユーザーが自分の意思で追加しなければならない。

 

Facebookの「リスト」にはもう1種類あって<カスタムリスト>という。私たちが普通に「リスト」という時は、たいていこのリストのことをいう。カスタムリストはもちろんユーザー自身がメンバーを追加し、削除する。リストに好きな名前を付けて、たくさんの友達を適宜に“仕分ける”ことができる。1人の友達を複数のリストに入れることも可能。あなたが例えば友達Aをあるリストに入れても、Aにはリストに入れたことを知られない。あなたの勝手な仕訳帳だから、Aの投稿になんらの影響を与えないし、あなたのニュースフィードに現れるAの投稿記事が増減するわけでもない。

 

ところが<友達リスト>は違うのだ。

 

■アルゴリズムに影響を与える2つのリスト

ここからは「親しい友達」「知り合い」のみに焦点を絞って書く。
長い間、私は「親しい友達」「知り合い」をリストだとは思っていなかった。友達が投稿した記事のニュースフィードへの表示を増減させるための機能だと思っていた。

 

ご存じのように、Facebookの記事はあなたのニュースフィードにすべて届くわけではない。全員の友達の投稿をすべて見るなんてとうてい不可能。Facebookページの記事の表示率ときたら、最近は極端に少ない。ニュースフィードに表示させる記事の“操作”はFacebookのアルゴリズムによって行われている。つまり何がニュースフィードで見られるかはFacebook任せ名のだが、その中でいくぶんかでもカスタマイズさせようというのが「親しい友達」であり、「知り合い」なのである。

 

例によって私たちにはなぜ表示が増え、表示が減るのか、原理は説明されない。特定の友達を「親しい友達」か「知り合い」に指定すれば、以後、これらの友達の投稿の出現率が劇的に変わるという“事実”を知っているだけだ。指定したから増減するようになったのか、「親しい友達リスト」「知り合いリスト」という「リスト」に入れたから表示に影響が出るのか、そんな原理さえ知らない。

 

ことさら「親しい友達」「知り合い」にしなくても、友達の投稿は交流度合いによって出現頻度は全然変わって来ることを私たちは経験的に知っている。アルゴリズムが働いているからだ。強力なアルゴリズム! だから私は、友達Aを「親しい友達」にすればアルゴリズムにプラスのフィードバックを与え、Bを「知り合い」にすればマイナスのフィードバックを与える、つまりこの2つのリストにはFacebookのアルゴリズムが強く関係している、と推測している。

 

■「親しい友達」はお知らせも届く

◆「親しい友達」と「知り合い」の設定法

[▼リストに入れたい友達のプロフィールページ→▼カバー写真下の「友達」をタップ→▼友達リストを編集→▼ページが切り替わるのでどちらかをチェック]
※パソコンでの設定は、カバー写真下の「友達」から同様に設定すればいい。

 

親しい友達・知り合いの設定

親しい友達・知り合いの設定法

 

「親しい友達」を選択すると、自動的に「お知らせを受け取る」にチェックしたことになる。このリストに設定すれば、この友達の投稿はあなたのニュースフィードに頻繁に表示されることになりその上、投稿がある度にFacebookのお知らせが届くことになる。お知らせが煩雑だと思うなら、お知らせを止めることもできる。

 

お知らせを受け取らない

「お知らせを受け取る」をやめるには・・・・

 

[▼メニューボタン→▼設定→▼アカウント設定→▼お知らせ→▼親しい友達のアクティビティ→▼「お知らせを受け取る」のチェックを外す]

このチェックを外すと、「親しい友達」に設定したすべての友達のお知らせが届かなくなる。スマートフォンの設定では、個別の友達ごとに「受け取る」「受け取らない」の選択できないのだ。個別設定をするならパソコンを使う。

[▼プロフィールページのカバー写真下部にある「友達」をクリック→▼「お知らせを受け取る」のチェックを外す、または入れる]

※自動設定された後にパソコンでチェックを外したり入れたりすると、以後はその設定が優先される。

 

■特定多数に投稿を届ける「リスト」という機能

「親しい友達」「知り合い」は、リストがデフォルトで作成されているので、ほとんどのユーザーは「リスト」だと意識しないで使っているのではないだろうか。私も同じくだ。「投稿の表示を増減させるための設定」という意識で使っている。

 

Facebookがわざわざ「リスト」にしている意味はなんだろう。このリストに使い道はあるのだろうか。
考えた挙句、先日(2015/9/17)こんな記事を書いた。

★秘密のリストでピンポイントに「投稿」をお届け! Facebookの気まぐれに左右されない法

情報発信するときに、特定の友達たちにピンポイントに投稿を届けられる、という趣旨だ。Facebookの投稿は個人が“不特定多数”に発信するのが基本である。1対1のやりとりは「メッセージ」でしかできないし、Facebookの初期設定では「1対特定多数」の発信手段は用意されていない(と思っていた)。でも、こんなところにあった!

 

あなたが友達Aを「親しい友達」に設定すればAの投稿は優先的にあなたのニュースフィードに表示される。読むだけが目的ならそれで十分。しかしAがあなたを「親しい友達」に指定してくれているとは限らないので、あなたの投稿がAのニュースフィードに表示されるかどうかは未定。そこで「親しい友達リスト」から投稿する意味が出てくる。ほぼ確実にAのニュースフィードに届く。しかもAだけでなくリストに入れたBにもCにも、特定多数に一斉にだ。こうすることで相互の交流は深まり、やがてはリスト抜きに普通に投稿するだけで互いに表示されるようになる。

 

■「知り合い以外の友達」という投稿法

「知り合い」は元々、特定の友達の投稿は目にしたくない、というときに設定する。向こう(友達B)とこちら、関係性は薄くなる。しかしもしかしたらBはあなたを「親しい友達」に指名しているかもしれない。あなたの投稿はBのニュースフィードにバンバン届いているとしたら? かなりビミョーな関係だ。そんなとき「知り合いリスト」を投稿時に利用すると、この事態は劇的に改善する。
使い方を写真でお見せしよう。

「知り合い以外の友達」で投稿

苦手な友達をうまくかわしたいなら「知り合い以外の友達」で投稿しよう

 

[▼投稿するときに「共有範囲」の設定を選択→▼その他オプション→▼「知り合い以外の友達」を選択]
※スマホの設定はもっと簡単だ。共有範囲の設定を開けばいい。

「知り合い以外の友達」で投稿スマホ

「知り合い以外の友達」で投稿スマホ

 

知り合い以外の友達」とは<友達―「知り合いリスト」>という意味だ。
これであなたの投稿はBのニュースフィードに表示されなくなる。
「知り合い」に設定した結果、Bの投稿は現れにくく、あなたの投稿もBに届かないからふたりの関係は当然薄くなる。
これこそが、最も無難で、相手を傷つけずない“縁切り法”なのだ

 

■苦手な友達と無難に縁切りしたいなら「知り合い」を使え!

Facebookの友達関係については神経を使っている人が多い。
苦手な人は避けたい、しかし避けていることがばれてしまうとまずいことになる――そんなことに神経をとぎすましてしまうから「ブロック」や「制限リスト」という“大胆な回避法”を使いながら、落ち着かない。そういう人にもっとも効く処方せんは「知り合いを使え!」だ。

 

あなたはまたまた「ばれないか」気になるだろう。
実際に「知り合い以外の友達」で投稿してみた。
この投稿、「知り合い」に指定した友達には届かない。
疑心暗鬼になっている人がいて私のタイムラインをのぞいた場合、見られるのは個の記事だ。

 

知り合い以外の友達ばれない

「知り合い以外の友達」は相手にばれない

 

共有範囲を調べても表示されるのはコレだけだ(上の写真)。
中立的な表現で、ここからは何も読み取れない。
例えば苦手な友達Bを「知り合い」に指定し、しばらく投稿は「知り合い以外の友達」で行えばBの投稿はあなたの元に届かないし、あなたの投稿もBの元には行かない。後はFacebookのアルゴリズムが働いて、放っておいてもふたりは疎遠になっていく。

 

■「親しい友達」「知り合い」は友達の“特別枠”だ

「親しい友達」「知り合い」は友達の中の“特別枠”だと思っている。
通常は「リスト」を意識しなくても指定しただけで、自然に関係性は変化していく。「指定+アルゴリズム」の効果が次女に出てきてそれが一番自然だ。それでも「一刻も早く効果を」と願うならリスト機能を使って投稿すればいい。確かに関係性は劇的に変わっていく。

 

もっと関係性を深めたい場合は、「トップに表示」という機能もある。
逆に、もっと疎遠になりたければ「フォローをやめる」。完全に関係を断ち切りたければ「ブロック」。さらにもう1つの選択肢としてFacebookは「制限リスト」という仕組みまで用意した。それほど人間関係に神経をすり減らす人が多いのだろう。

 

しかし私は、人間関係の調整はFacebookの友達の“特別枠”、親しい友達知り合いで十分だと思っている。この2つのリストはFacebookのアルゴリズムを強調したものであり、自然の成り行きを強調して関係性の変化を早めてくれる機能だからだ。
自然の状態に近いというのがおすすめする理由である。

 

※最後から2段落目の文章に関心がある人はコチラを参照してください。
★Facebook、ベストな閲覧制限はコレだ!「知り合い」と「フォローをやめる」を併用

ジャーナリスト石川秀樹

 

「リスト」に関連する記事のまとめ

★Facebookの「リスト」はこう使え! 第一弾、スマホ用の作成法を解説
「リスト」は有用な機能だが、なぜか現在はスマートフォンでリストを作成することができない。そこで「特別な方法」を紹介した。

★「リスト」をFacebookの投稿に使う法 | 特別な人にピンポイントにお届け!
「リスト」は閲覧用に使うより、あなたの記事を投稿するときに使う方が威力を発揮するかもしれない。Facebookは不特定多数へ情報発信するのが基本だが、リストを使えば「特定の複数の友達」にあなたの思いをお届けできる。リストによる発信法を解説。

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★「制限リスト」を使え! Facebookでうっとうしい人に投稿を読ませない法
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★fbの「友達タブ」はあなたの“大切な人”ランキング表だ! 再点検して“交流の達人“に
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