友達とFacebookでメッセージを交換しているとき、
右サイドに見慣れた顔が出てきて、『オヤッ』と思った。
■10か月前の友達リクエストがひょっこり
「友達リクエスト」の一番下に顔を出している人物。
「平賀千晴」――確か昨秋、リクエストを寄こした。
見ての通り素人離れしたあか抜けぶりで、”怪しさ”全開だ。
ウォールを点検し、100%スパムであると判断して放置した。
あれから10ヶ月もたって、堂々の再お目見えだった!
Facebookも罪深い。
始めたばかりの人や素直な人は、こういう登場のされ方をしたら
「Facebookのおすすめだから承認しなければ」と思ってしまう。
それにしてもFacebookが表示する「友達リクエスト」、
この質の低下はどうしたことだろう。
1人はスパム、2人が写真なし、1人はバットだ。
嫌味の1つも言いたくなるってものじゃあないか。
<実名登録のFacebookはアカウント管理に責任を持て>と、
2年も前から言い続けてきた、しかし今もかくのごとくなのだ。
■Googleで「画像検索」をしよう
見知らぬ美人アカウントからの友リク、どう対処すべきだろうか。
まずは「確認」だ(一応、スパムである根拠をつかむこと)。
私はいつもGoogleで画像検索をする。
今回の検索結果をお目にかけよう。
2ページにわたってこんな画像が出てくる。
これで「平賀千晴」が存在しないことは一目瞭然となった。
いや、たくさんの別名を持って存在する、というべきか。
元々、盗用した写真と思われるが、元の人は特定できなかった。
画像検索は便利なので使い方をついでに説明しておこう。
Googleの検索画面の上部左のリンクから「画像」をクリック。
するとこの画面になる。
検索窓右側のカメラアイコンをクリック。
以下の画面になるので画像のURLを入力する。
(画像のURLは画像を右クリックすると選択できる)
または右側タブ「画像のアップロード」をクリックして、
画像そのものをアップロードする検索方法もある。
■スパムな申請には「報告」と「ブロック」を
スパムからの友リクと分かったらあなたはどうすべきだろうか。
私は”研究材料”として取っておくが、無論、お勧めはできない。
Facebookの友リク欄では「承認」か「保留」しかできない。
「保留」ではこうしたスパムな連中に対して穏便すぎる。
「ブロック」し、「スパム報告」もしておきたい。
だが、友達リクエスト画面では何もできないのである。
仕方がない、スパム犯のウォールに飛んでみよう。
(言い換えれば、ウォールに行かなければ何もできないということ)
別人の「島田浩子」の友達リクエスト(コレもスパムです!)から――
ここでも目に見える対処法は「承認」と「削除」のみだ。
「削除」は「保留」より抜本的だが、ペナルティにはならない。
ここはぜひとも非力ながらも一撃を加えたいところだ!
コチラにヒントがある(また別人です。なにしろいろいろ来るので)。
タイムラインの記事の右上の「▽印」をクリックしよう。
すると「この投稿は気に入りません」が出てくるのでクリック。
なんだか意味不明の文言だが、意外にこれは使える。
「問題を解決」の選択肢の一番下に「スパムである」がある。
ドンピシャリだ、これを選択して「次へ」。
「ブロック」か「投稿をすべて非表示」かを選択できる。
「優依さんをブロック」のリンクをクリック。
すると「よろしいですか?」と念押しされるが構わず「ブロック」。
これでようやく「スパム報告」と「ブロック」ができた。
友だち申請を速効でブロックできるLINEと異なり、Facebookは慎重だ。
■写真認証も氏名照合機能もないFacebook
Facebookのこの慎重さは「関係性」を大切にしている証明である。
いや、違うな、大切にしているのは「アカウント総数」だ。
残念ながらFacebookはアカウントを増やしたくてたまらないらしい。
Facebookユーザーは2100万人と言われる。
後発のLINEは4000万人を超えた(あっという間に抜かれた)。
だからFacebookに焦りがあっても不思議ではないが、
2009年末からつきあって来た私の感想は、
<Facebookのアカウント管理は常にずさんで無責任だった>
焦っているからいい加減なのではない、いつも甘いのだ。
上の写真、ズラリと並んだ”平賀千晴”が物語るのは、
Facebookには写真認証機能がまったくない、ということである。
同姓同名、写真が同じでも、チェックがまるで掛からない。
名前の照合機能さえないのだ、区別は事実上メールアドレスだけ。
だからメアドさえあればアカウントはいくつでも作れてしまう。
そのくせ「関係性」つまり友達関係の分析機能だけは優秀だから、
アカウントの真偽に構わず友リクのシステムに乗せてしまう。
スパムアカウントの”成功”をFacebook自身が後押ししている!
その結果「Facebookはコワい」の風評が立ち、躍進は止まった。
完全にFacebookの戦略は間違っている。
実名であるからには「アカウントの真正性」は何より重要だった。
見てくれのユーザー増ではなく、本物ユーザーの緩やかな増加、
これこそがFacebookが心から欲し、追求すべきものだった。
Facebookはいつまでユーザーを裏切り続けるつもりだろうか。
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