先ほどFacebookでメッセージを書いていて、Facebookの新機能に気づいた。と言っても「新機能」と思ったのは私のうかつで、とっくに発表されていたのだが。パソコンでiPhone(スマホ)内の写真を直接使うことができる!! しかししばらく使ってみて私は<これはお勧めできないな>と感じた。
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Facebookの投稿やメッセージに写真を添付する際に使える機能。
これがどんなに便利か、スマホのみでFacebookをやっている人にはわからない。
しかし、主にパソコンで長文を書く私にはまことに便利この上ない。
今までは記事を書き終わると
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①iPhoneのDropBoxアプリを開き「アップロード」をタッチ
②「カメラロール」から目的の写真を選びDropBoxにアップロード
③今度はPC側でDropBoxの写真を選択して記事に添付
と、こんな具合にやっていた。
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ところが今日、Facebookメッセージに写真を付けようと写真アイコンを叩くと
■Facebookがクラウド機能を使い始めた
「携帯電話から」というメニューが出ている。
『おっ、どういう意味だ? まさかiPhoneの写真がそのままPCで使える?!』
使えたのだ!
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どうしてそんな芸当ができるようになったのかと言えば、
思い出した!
先日、iPhoneで行った「あの設定」のせいだ。
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iPhoneのFacebookアプリで「設定」をいろいろ試していた。
「写真」の項目で、偶然(正確な文言は覚えていないが)
「写真を自動的にFacebookに同期」というような項目を見つけた。
『Facebookもクラウド機能を始めた』ということらしい
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写真をFacebook内に同期しても、デフォルトは非公開だそうだ。
無闇に人さまの目に触れるわけではなさそうだ。
『それならいいか』と思って、「使う」にチェックを入れたわけだった。
そのことをまったく今の今まで忘れていた。
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そして、きょう。
メッセージで使えるということは、ふつうの投稿でも使える?
その通り。
使えた!
DropBoxの手順を省略できるのはうれしい。
「でもなぁ」冷静になってみると、当然、心配なことも出てくる。
■■写真から人間関係が筒抜けになるかも
写真の容量は2Gバイトまでだそうだ。
にしても11億人にそれぞれそれだけの仮想空間を開放するには、
いったいどれだけのサーバー容量を要するのだろう。
<Facebookはここまで個人情報を収集して何をする気なのか・・・・・>
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たぶんこの疑問は、とっくにどこかで議論されていると思う。
なにしろこの機能がFacebookに装着されたのは2013年2月。
1年4ヶ月もたっているから今はあまり話題になっていないのだろう。
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私も、ただちに危険だ、などとは言わない。
でも、ちょっと“不気味”な感じはする。
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なにしろFacebook社は若い。
コンピューター技術者を特別大事にし、彼らの意向を最大限聞こうとする会社。
頭はよいが、彼らの精神や成熟度は幼稚だ。
(※これはFacebookの仕様を分析して私なりに感じている感想です。)
創始者のザッカーバーグはいうまでもなく“情報至上主義者”だ。
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世界中の情報をすべて集めれば公平で透明な社会になる、と信じている。
ここまで極端でなくても、情報を制する者は(世界を制する、とまでは言わないが)勝者になる可能性が高い。
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写真は情報だ。
しかも現代の写真は、ただ写っているばかりではない。
いつ、どこで、誰が、どのような仕様で撮ったかというデータが添付される。
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私のFacebook友達によると、Exif情報と言われるそれらのデータを「Facebookは削除してアップロードしてくれている」そうだ。
では安心?
でもない!
それはそうでしょ。
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人物の写真、Facebookがその気になれば画像認識でどこの誰だか解析できる。
何月何時何分に誰と誰がどこどこで会った、なんて筒抜け。
うっかり友達や恋人や微妙な関係の人の写真なんか撮れやしない。
自分だけだからと恥かしいかっこうの写真も、やっぱりまずい。
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極端な考え方をすれば、路上や建物内にある監視カメラを自分で持ち、自分で撮って、アップするようなもの、と言ってもいい。
■■写真データはマーケティングに使える
もちろん、Facebookが人の写真を解析したり、
おもしろがってタグ付けするなんて思わない。
連中はお茶目だからと言っても、優秀な技能者集団だから、
そこまでハメは外さないだろう。
ハッカー精神を何よりも大切にする企業風土だとは言え、
それほど破壊的ではない、と私は信じる。
ただ、Facebook社も企業であることは忘れないでいたい。
これらの個人情報は、写真があってもなくても、
マーケティングに利用するならきわめておいしい。
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Facebookが普通にやっている広告、「〇〇さんがいいね!と言っています」に加えて写真の解析データまで使えるようになれば、精度は飛躍的に上がる。
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彼らはそんなこと、やらないだろうか。
面白半分にはやらないだろう(理性を信じている)。
しかし、技術者としての欲望に勝てるだろうか。
きっと勝てない、やれることはやってしまうだろう。
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写真を自動解析してアルゴリズムに組み込み精度を研ぎ澄ます。
これはきっとやり遂げ、開発するだろう。
彼らは“子どもっぽく”て、しかも技術者だから。
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FacebookやFacebook社を責めているのではない。
ただ、私たちはこういう世界に生きているということを伝えたいだけだ。
■情報に関する感度の低い友達は“危ない”存在
このような世界では、友達選びも難しくなる。
自分ではプライバシーや情報の取り扱いにすごく用心する人でも、Facebook友達はおおらかな性格かもしれない。
友達の写真に鍵を掛けない(「鍵を掛ける人」を参照)、アプリが大好きで占いなんかどんどん友達に推奨(つまり情報垂れ流し)、写真をスマホで撮ったらFacebookに自動アップロード。
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こんな友達ばかりでは、ナーバスなあなたは夜もおちおち眠れない。
友達の情報は(つまりあなたや私の情報も)、このような友達とつきあっていれば、友達サイドからダダ漏れしていくかもしれない。
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以上は警告を発する私の誇張した表現だ。
アップする写真は、原則は「非公開」になっているから、あえて選択してFacebookにアップしなければ人目には触れない。
だからこれほど重大な問題が、今に至っても話題にさえ上らない。
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■この機能、やっぱり私は使わない
この機能、パソコン重視の書き手の私としては実に便利で捨てがたい。
しかしこのブログを書いていて問題点がすっきり掌握できたので、きっぱり放棄することにする。
【設定の解除はコチラ】※iPhoneからの場合
最下段右端「その他」をクリック
→「写真アイコン」をクリック
→あなたが写っている写真で「同期済み」をクリック
→右上の「設定アイコン(歯車)」
→「写真は同期しています」のボタンをクリックして緑を消す
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※SOPHOSのこの記事は参考になりました。
「Facebook の写真同期機能: ユーザーが知っておくべき 9 項目」
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