電本(電子書籍)です。リリースは2013年12月。
「電本館」はじめての電本です。
このブログ「電本カリスマ.com」を読んでくれた人はきっと、
「石川秀樹はFacebookのジャーナリスト?」と思ったかもしれない。
Facebookは2010年末に始め、2年間ドップリはまりました。
アマチュアです。とは言え、日本にFacebookのプロなんているのだろうか。
Facebookの本を書いたから、講演をするからプロ?細部に詳しいから?
プロなんていない、と思うんですよ。みんな聞きかじりです。
でなければ普通の人より少し早く始めて、使い方を研究した人。
だからFacebookの本質を”プロの方々?”はあまりよく知らない!
■Facebookの本質は「友達」にある!
業界批判になってしまった。でもマニュアルは書けても、
Facebookの本質、なぜ出現しなぜ伸びたか、心をつかんだ要因は?
など、十分につかんで書けている人は少ないと感じます。
なぜ目が曇ってしまうのか。
日本では何か新しい事象やコトがあると、求められるのはマニュアルです。
それも大急ぎで! そして簡便で役に立つ部分を紹介しなければいけない。
Facebookで言えば「いかにビジネスに使えるか」、功利一辺倒です。
ふつうのソーシャルメディアなら、それで立派に通用したでしょう。
しかしFacebookは、どうも違うようなんですよ。
Facebookはほんとうにクセモノです。
たいへん有名になった「いいね!」ひとつも、実はよくわからない。
友達を増やしても増やしても「いいね!」が増えるわけではない。
ガツガツしないでさらりと書いた方が人気の投稿になる。
でも気がつけば、一定のところで”人気”はピタリと止まる。
なぜカベが立ちはだかるんでしょう?
Facebookは上から目線ではダメなようです、欲の出た書き方もダメ。
まじめで一所懸命な方が受けるけれども、暑苦しいとスラッと無視される。
ソーシャルメディアではこう書くんだ、という経験則が通用しない。
天邪鬼、じゃじゃ馬メディアだ、と時には言いたくなるんです。
だから、セミナー講師目線では通用しません。
“プロ”では書けないんです。こうすればこうなる、わけではないから。
Facebookと悪戦苦闘して、なんとなくそれがわかってきました。
Facebookは日本ではほぼ失われかけているコミュニティがテーマです。
何よりも知らなければならないのは「友達」という位置づけの重要さです。
それが私がつかんだFacebookの本質です。
Facebook関係の類書では、この視点がほとんど無視されている。
だからなかなかFacebookは「趣味」以上のものになれないでいる。
■電本PRのための動画、さらっとご覧ください
前置きはこれくらいにしときましょう。
自分の本(電本)をPRするために以前、こんな動画をつくりました。
ちょっと見ていただけますか?
秀樹さんが教えるFacebookの教科書①
~”使えるFacebook”にするコツ
解説の動画をまた解説するのもなんだけれど、駆け足で説明しましょう。
第一に強調したのは、
Facebookを使うあなたは(あなた自身が)メディアであること。
“発信者”だから責任があります。LINEで仲間限定で話をするのとはわけが違う。
情報が拡散するのはメリットでもあり、コワさでもあるんです。
私がこのブログで再三再四、注意申し上げているのはこの点。
「知らなかった」ではすまないから最低限の知識は持っていてほしい。
何本もブログが書けるほどFacebookは奥が深い。
すばらしい効果もある一方、不用意に使えば落とし穴もある。
■クチコミ、いいね!の原理に迫る
私の電本は1ページに1枚の写真かグラフを入れてあります。
わかってもらいたいんですよ、その一念です。
同時に、電本の可能性を知ってもらいたいという魂胆もある。
第1巻では、序章でFacebookの特徴を一気に書いています。
やさしく書いたつもりでしたが、目がくらむかもしれません。
むずかしければ飛ばして読んでもかまいません。
Facebookを使いつつ、我慢してこの電本を読んでいくと、
最初に駆け足解説したことの「重大さ」に気づくはずです。
さて、佳境に入ると
- クチコミの原理
- (クチコミで広がると言われるのに)私の投稿が広がらない理由
- Facebookは拡散どころか「まとまる性質がある」こと
- その仕組みの心臓である「アルゴリズム」の話
- そして「いいね!」の原理
- さらにはFacebookにおいては「友達」に特別の意味があること
- 日本人に苦手なシェアとタグ付けについて
などなどに、誌面を割いています。
箇条書きで書くと「項目」1つひとつの重要さが伝わりにくいですが、
どれもFacebookをよりよく使うためには欠かせない知識です。
■Facebookは特殊で扱いが難しいSNSだ
冒頭で「日本にFacebookのプロはいない」と書いたのは中傷ではありません。
まずユーザーとしてFacebookをいろいろ使い、実験し、
次いでジャーナリストとして文献を調べ人に会い、検証したとき、
本から得られた知識ではほとんど疑問が解消しないと気づいたのです。
プロがなぜ肝心なことを説明できないのか、あまりに目的志向だからです。
早い話が、「いいね!の原理」をきちんと解説した本はありません。
原理が分かっていないから、ふつうの投稿がなぜ広がらないのか、
逆に、ごくたまに突然の”大拡散”が起きる、その理由も説明できないのです。
私はFacebookの深みにはまればはまるほど、
Facebookは実用一辺倒思考では読み解ききれないと思いました。
本当に理解してFacebookを””良き友”とするには、
ザッカーバーグの哲学、いかにもアメリカ的な楽観主義と、
教条的とも言うべき「善への傾斜」を理解しなければならない。
Facebookはそれ自体、ものすごく特殊で独善的です。
独善的だけれども、惹きつけられるし魅力がある。
Facebook流行から3年たち「Facebookは終わった」などとも言われます。
なんという短絡的で、底の浅い見解でしょう。
日本人はただ、Facebookのユニークさを理解できていないだけです。
功利的な目的でのみ使い、短期間に答を出そうとする人は挫折する。
当たり前です、Facebookはそんなに小利口なツールではない!
しかし「Facebookを友にした人」は生涯にわたり大きな果実を得るでしょう。
Facebookから派生する人・モノ・コトから恩恵を得ることができます。
■あなたの人生を変えてしまう電本
Facebookを使えるメディアにしたいと真剣に考える人は、
私の電本を読んでください。
※書き直すつもりなので現在は「絶版」です。
見出しが少し大げさですが、当たらずとも遠からず。
本気で読んで、気づいたことを実行したらきっとあなたは変わります。
変わった自分を自覚したら、今までとは違うどんな世界が見えてきたか、
ぜひ私に教えてください。
私自身、もっと奥が深くFacebookを見直すことができますから。
本を書き終わり10か月たちますが、Facebookは今も進化しています。
こちらの接し方でも、何か新しい気づきがあったりします。
そのいくつかをこのブログで紹介しています。役に立っていますか?
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