★タグ付けされてもダダ漏れしない! 設定上手になる方法を図解した | タグ付けとシェア②

友達があなたをタグ付け
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Facebookで「タグ付け」されることはコワいことだろうか。
きちんと「設定」しておけば”不都合な写真”の漏えいはほぼ完封できる。

 

設定はFacebook上部のブルーバーの右隅「▼」をクリックし「設定」から行う。
「タイムラインとタグ付け」の項目で一元管理できる。
Facebookのデフォルト(初期設定値)は”緩い設定”なので注意が必要だ。

タイムラインとタグ付け

「タイムラインとタグ付け」でタグ付けに関する設定は一元管理できる

 

■タグ付けされても「通知はオフ」が初期設定

順を追って説明していこう。
なにしろFacebookの説明は英語の直訳なので、意味が極めてくみ取りにくい。
タグ付け」の設定についてはすべて図解していく。まずこれだ――――

友達があなたをタグ付け

まず、「友達があなたをタグ付けしたときの対処方針」について決めよう

【友達があなたをタグ付けした投稿をタイムラインに表示する前に確認しますか?】

これが典型的な「有り得るであろうケース」。
友達が投稿にあなたをタグ付けた、さて確認しますか?
Facebookのデフォルトは「オフ」。
この場合、上図ブルー枠のAの投稿はAのタイムラインとAの友達のニュースフィード、
そしてあなたのタイムラインにも表示されることになる。

 

しかしこれで終わらないから「タグ付け」はコワいのだ。
「あなたのタイムライン」の下に赤い矢印があるだろう?
あなたの友達のニュースフィードにまでAの投稿は表示される!
あなたから見れば突然の”領空侵犯”、しかも友達にまで垂れ流す。これが、
『なぜ私の友達まであの写真を知っているんだろう』と感じる原因だ。

 
こんなに「タグ付け」は重大な結果を引き起こすのに、

多くの人がこの原理原則をご存じない。そして不気味がる。
 「タグ付け」は本来、タグしたことを知らせる程度の意味だった。
Facebookはさらに大きく前進させた。
写真付き記事の写真にタグ付けすれば、その記事そのものが
タグ付けされた人やその友達にまで届く。
主客逆転して考えれば(「タグ付けされちゃった」と考えず事実に目を向ければ)
Facebookは
「タグ付け」によって記事を大いに拡散させていることになる。
 

拡散はメリットの一つだが「大きなお世話だ」と考える人もいる。
こうした親切設計(?)には当初、批判があった。
それでFacebookは、タグを受け入れるか否かをユーザーが選択できるようにした。

上記「確認」の「オン」「オフ」がそれだ。
デフォルトに逆らって「表示する前に確認する」を「オン」にすると、
「表示を許可するかどうか」の問い合わせが届き、
あなたは「はい」または「いいえ」を選べるようになる。

 

選択できることは非常に重要だ。だが、こんな設定項目があることさえ知らないユーザーの方が多い、というのがFacebookの現実だ。
だから「タグ付けはコワい」という空気がなんとなく広がっていく。
タグ付けの影響はコントロールできるのに。次に進もう―――

 

■過大に見積もられているタグ付けの効果

【タイムラインであなたがタグ付けされた投稿の共有範囲】

本来ならこの「共有範囲」を先に決めておくべきだと思う。

あなたタグ付けされた共有範囲

「あなたタイムラインでタグ付けされた共有範囲」とは”投稿の最大射程距離”と見ていい

 

「タイムライン(TL)」とあるだけで、あなたのTLなのか友達のTLなのかよくわからない。
どっちでも同じだ。あなたがしようが友達がしようが「あなたがタグ付けされた投稿」は
設定した範囲内にとどまる、という意味だ(写真説明では「最大射程距離」に例えた)。

 

Facebookのデフォルトは「友達の友達」まで。その先には届かない。
以前のデフォルトは「全員」だった。どこまでも届く状態から、若干範囲を狭めたわけだ。
しかし実をいうと、この差はあまり意味がない。
「全員」という意味は、友達→友達の友達→さらにその向こうの友達・・・・というように無限に広がっていくように見える。
しかしこれはFacebookが(あえて説明しないで)そう思わせているだけで、どんな投稿もそれほどの広がりはもたない
例えば「投稿は友達に届く」といわれるが、友達の全員に届いているわけではない。せいぜい20~30%。「いいね!」されると友達の友達に届くといわれるが、このいいね!効果も友達の友達全員には及ばない。効果はかなり限定的なのだ。

「タグ付け」の効果も同じ。あなたがタグ付けされると「友達」全員に届き、さらに「友達の友達」にも全員届く、なんてことはない。
より大勢に届かせたいと共有範囲を「全員」に変えても「友達の友達」より向こうに届くことはめったにない。
この点、多くの人がタグの拡散力を過大に見積もっている

 

それでも見知らぬ人に見られたくない、という人は「友達」以下を選択しよう。
Facebookの友達を「知り合い」に指定すると、途端に交流は疎遠になっていく。
「自分のみ」にすればタグ付けされた投稿は自分のタイムラインにとどまる。
(しかしこれで「タグ付け投稿を完封」したことにはならない。理由は後述する)
「カスタム」は自分が選んだ任意の友達だけに、という意味だ。

 

この項の結論。
共有範囲を「友達」以下に設定していれば、不都合な投稿が広がって迷惑するという”事故”はめったに起きなくなる。

 

■他人の投稿にもタグ付けできてしまう

【ユーザーの投稿に他の人が追加したタグを、表示する前に確認しますか?】

まったくわかりにくい日本語だ。「ユーザー」とは誰を指すのだろう。
意訳しよう。タグ付けは誰でもすることができる。他人の投稿に誰かが(勝手に)他の人をタグ付けすることができる、ということが前提だ。
日本人の感覚からいえば驚くべきおおらかさ!
好き勝手にやられてはかなわないからFacebookもさすがにチェック機能を設けた。それがこの設定だ。

 

あなたがタイムラインに投稿したとき、という前提をイラストにした。
あなたの友達Bがニュースフィードでその投稿を見て「甲」をタグ付けした。

タグ付けされた投稿を表示するか確認

誰かがタグ付けした投稿を表示する前に確認するか、という設定

 

 「確認する」のFacebookのデフォルトは「オフ」になっている。
この場合、あなたの元々の投稿に「甲」のタグが自動的に追加される。
他の人がする「タグ」の追加という行為は、元の投稿にまで影響を及ぼす。
実に大胆。タグの自由度は大きい。それほどまでにFacebookはタグを重視している!

 

とはいえ投稿したユーザーには不安が残る。そこで確認設定を追加した。
「表示する前に確認」を「オン」にすると追加タグ付けされた投稿は┄―

他の人が投稿にタグ付け

他の人が投稿にタグ付け。「確認」を「オン」にするとユーザーが許諾を決めることができる

 

上記の写真は私がタグ付け検証のため「公開」で投稿した。
その投稿を友達Aがニュースフィードで見つけ、5人をタグ付けした。
その瞬間に私の元に「Aさんからあなたの写真への5件のタグ付けのリクエストがありました」というお知らせが届く。
お知らせをクリックするとこの画面が出てきて、タグ追加の許諾ができる。

 

Facebookはなぜデフォルトを「オフ」にしているのだろう。
その理由は、Facebookとしては「タグ」をより多くの人に使わせたいと思っているからだ。ユーザーはどんどん利用してほしい、タグを嫌う人なんて例外的な存在だ。
<どうしてもイヤなら自分で設定してよ! 仕組みは用意した>
というのがFacebookの本音らしい。
※さすがのFacebookも赤の他人からのタグ付けは、設定のいかんを問わずユーザーに確認を求めている。

 

【自分がタグ付けされた投稿の共有範囲に入っていない人で新たにその投稿の共有範囲に入れたい人】

ここまで来るとFacebookの”タグ偏愛”には脱帽だ。
わざわざ元の設定をいじってまでより多くの人に投稿を見せようというのだから。

 

新たに入れたい人

Facebookはあなたがタグ付けされた投稿をより多くの人に見せたいと思っている

 

こんな感じだろうか。イラストにしてみた。
特定の人にしかタグ付け投稿を見せない設定を今回は「友達」にまで拡大。
この投稿だけ投稿の共有範囲を広げる、なんて人は少ないと思うけれど。

 

 

■タグ付けによる不測の事態を99%防ぐ

ひと通り「タグ付け」の説明をしてきた。
タグ付けされた投稿の共有範囲を「友達」以下にしていれば”不測の事故”の大方は防げる(デフォルト設定のままの人があまりに多い)。「自分のみ」にすればほぼ完封だ。
しかし「自分のみ」ではFacebook交流の醍醐味を失ってしまう。

思いがけなく広がるケース

あなたがタグ付けされた投稿が思いがけなく広がるケースを考えてみた

 

 そこで間を取って共有範囲を「友達」に設定する人がかなりいる。
その場合、こんなケースが生まれる。(前回のブログで書いた話)

★タグ付けとシェア①|Facebookの「タグ」は拡散手段? 迷惑機能? 功罪を徹底解説

私が写真付き記事を書き、友達のAさんをタグ付けした。
すると投稿は私の友達のニュースフィードに流れ、Aさんのタイムラインにも載る。
さらにAさんの友達甲さんや乙さんのニュースフィードにも表示された。
ところがAさんにしてみると、私とのツーショットは甲さん、乙さんには見られたくなかった。
Aさんはタグ付け投稿の共有範囲を「友達」にしていたが効果はなかった。

 

Aさんが共有範囲を「自分のみ」にしていたらどうだろう。
このケースだと甲さん、乙さんに見られることはなく大成功。
「自分のみ」にしなくても、「カスタム」にして友達の中から甲さんと乙さんだけ「シェアしない相手」として外しておく手も考えられる。

シェアしない相手

共有範囲を「カスタム」にして友達の中から特定の人だけ外す設定も可能だ

 

ただし、ここまでしても100%漏れ伝わることを防ぐことはできない。
思い出してほしい。タイムラインに投稿すれば友達のニュースフィードにも表示される。
甲さんと乙さんが私の友達でもあるなら、タグの共有範囲にいくら神経を使っても意味はなくなる(タグ付けと関係なく伝わっていく)。

 

■元から断つ発想も持ちたい

こうした事例の場合、ビミョーな写真を特定の人に見られたくないなら、元から断つにしくはない。
つまり、①そういう写真には入らないか、もしくは②(相手がFacebookをやっている人の場合には)「この写真は投稿しないで」と強く念押ししておく。
または、③Facebookをやっていく以上、人間関係に神経質にならずになるべくおおらかに構える(度胸をつける)よう自分を変えていく。
無理難題かもしれないがそれが最高のおすすめだ。

 

最後に、いったん付けられたタグを外す方法を書いておこう。

 

【付けられたタグを外す方法】

  • タイムラインの記事にマウスを合わせて右上のVマークをクリック
  • ドロップダウンメニューから「タグを削除」を選択

または「アクティビティログ」から削除する方法もある。

タグを削除

アクティビティログからも付けられたタグを削除することができる

 

  • ブルーバー右隅の▼マークをクリックして、「アクティビティログ」を選択
  • 問題の「写真」の右隅にあるペンマークをクリック
  • 「タグを報告または削除」をクリック

 

以上の操作は「タグ」を外すだけで、元の写真を削除できるわけではない。
ほんとうに不都合なら、投稿した人にメッセージなどを送り削除を要請しよう。

ジャーナリスト石川秀樹(電本館あるじ)>

 

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