★また来た”詐欺営業”、今度は電話機リース! 肉食獣にさらされる日本の消費者

電話機リースで詐欺営業
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■電話機1台、7年で84万円のリースは超割高!

昨日はそのような判断をしたのだが、気になったのでネットで少し検索してみた。
「電話機 リース」で引くとこんな感じだ――――

電話機リースで検索

昨日の電話が気になり「電話機 リース」でググッてみると、こんな感じだ

 

事務用電話機は「ビジネスフォン」というらしい。リース、レンタルは当たり前。
例によって「格安」がここでも売り文句・・・・。そして広告を飛ばして検索2位、3位に
「電話リース被害・トラブル」「悪質電話リース」が表示されている(赤枠)!

 

この後、「価格」についても調べてみた。
「格安・中古4万円」というのがあった。新品の半額だそうだ。ビジネスフォン、かなり高い!
とはいえせいぜい7、8万円。7年で84万円も払う意味は金輪際なさそうだった。

 

■「お墨付き偽装商法」によく似た手口

実は昨日、ブログに「お墨付き偽装商法」のことを書いたのだった。
ネット広告でスキャンを促し「こんなにエラーがある」「スピード低下」、果ては
「あなたのパソコンはクラッシュ寸前」とユーザーを脅して対策ソフトを買わせるあの商法。
だまされる理由は、画面に「Microsoft」や「McAfee」のロゴを意識的に掲出しているためだ。
あたかも提携関係にあるかのような”体裁”がユーザーを錯覚させる。

 

「電話機リース商法」もこれと似ている。真っ先に「NTT」の名を出す点だ。

参考になるサイトを開いてみた → 電話リース 被害・トラブル対策マニュアル

 

このサイトから多くのことがわかった。

    1. 大手電話会社の販売店といっても、大手と特別な関係があるわけではない。
    2. 中には信用を偽装するため「大手」であるかのように名乗ることがある(悪質だ)。
    3. 「近々、この地域でNTTのひかり回線工事があります」などというが、
      NTTはひかり回線化などの工事を販売店に明かさないからすべてウソ。
    4. 中には電話機リース残額を下取りし電話機の交換を勧めることもある。

 

4.のケース。下取りさせた分がそっくり新たなリース料に上乗せされる例もあるようだ。
いずれにしてもリース契約はファイナンス契約(金融取引)に当たるので、
クーリングオフもないし、ここが特に重要だが、中途解約もできない
私が冒頭「肉食動物サバンナ」といった意味がおわかりになるだろうと思う。

 

■猛獣たちの詐欺営業に乗せられてはいけない

私は光回線の話であると勘違いさせられ、業者の話を聞いてしまった。
聞いてしまうと、かなりの確率で”肉食獣”の手の内に取り込まれる。
会社を設立すると頻繁に事務機器の業者から電話やファクスが入る(紙切れになるほど頻繁に)。
ほどなくして賢くなり、営業電話は即切りして無事に切り抜けてきた。

 

しかし今回はマニュアル片手の若い人の営業トークとはまるで違っていた。
電話1本で何人も落としてきたような人なのだろう。その手を振り切ることができたのは
「電話で金銭の話が出てきたらすべて詐欺」と常日頃自分に言い聞かせていたからだ。
もちろん今の時代にも、まじめな電話営業はあるかもしれない。しかしその手法は、
特殊詐欺がはびこり老人を食いものにしている現在、非常に分が悪いと言わざるを得ない。

 

「電話で金銭の話が出てきたらすべて詐欺」
私は人にもそのようにいっているし、こうして記事にもしている。
口先一つで「84万円」のリース契約を結ばされるところだった!
その契約、クーリングオフもできなければ中途解約もできないのだ!!
7年間も毎月ほぞを噛みながら1万円の引き落としを見続けるなんて、耐えられない!!!

 

現在は猛獣たちと同居するサバンナである。
おのおのがた、詐欺営業にゆめゆめ油断召されるな。

 

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ジャーナリスト石川秀樹>■■電本カリスマ.com

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