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★Facebookのストーカーを99%排除する法! 最後の1%はコレを……

Facebookのストーカー

 

Facebookのストーカーを99%避ける法」について考えてみたい。

 

きのう友人から「Aさん(Facebookで私と彼の共通の友達)がストーカーに遭っていて、Facebookをやめる準備をしている」と電話があった。聞き流せない話だ。彼女の場合、現実的な恐怖を感じており、かつ「Facebookをやめろ」とその男から威迫されている状況なので、やめるのも仕方ないのかもしれない。

 

しかし悔しい! 1人の異常者のために交流する楽しみを奪われるなんて。
そこでFacebookでストーカーをかわす法についてノウハウを総動員してみた。
「99%」までならストーカーを撒(ま)けそうだ。しかしあと「1%」。
相手が犯罪的な異常者の場合は、とりあえず危機を回避するのが一番。
いったんはFacebookを退会し、その上で次の一手を考えよう。

 

その方策については私なりの提案がある、この記事の末尾で紹介したい。

 

1. 苦手な人を避けるレベル

少し遠回りになるが、“被害”の程度に合わせて順に説明していく。
実は「ストーカー」以前に、「苦手な人をFacebook友達にせざるを得なくて、以来、その存在がうざい、うっとうしい」と悩む人が意外なほど多い。1年前、こんな記事を書いた。

★「制限リスト」を使え! Facebookでうっとうしい人に投稿を読ませない法

苦手な友達を「制限リスト」に入れると、以後その友達は、あなたが共有範囲を「公開」にして書いた記事以外は読めなくなる。当初それほど反響がなかったのだが、じわりじわりと「検索」からの来訪が増え、1年で累計6万5000人、今も毎日700人前後が読んでくれている。

 

人間だから、“苦手”を避けたくなる心理はわかる。たかがSNS、楽しんでやっているのにあまり踏み込んでほしくない。“適度な距離感”というのは本当にむずかしい。言葉のすれ違いもしばしばだし。
それに、Facebookはお節介だ。リアルでは知り合うはずもない情報が向こうから飛んで来、逆にこちらからも知らせに行く(もちろんFacebookが「友達」のニュースフィードに届けるのだ)。知らなければ知ろうと思わないのに、チラチラ見えてしまう。その意味でFacebookには、ストーカーを誘発する機能が元からある。ユーザーが過敏になっても不思議ではない。

 

という状況はFacebookもわかっていて、防御機能をいくつか追加した。

 

■Facebookでうっとうしい人を避ける方法

  1. 制限リスト
  2. 知り合い
  3. 共有対象外(カスタムプライバシー設定による忌避)
  4. ブロック

 

それぞれの設定法については上記の記事(★「制限リスト」を使え!――)に詳しく書いたので、参考にしてほしい。
ごく一般的な意味での“苦手な人”を避けるなら、「知り合い」を使うのがベストだ。Facebookの友達にはなったけれど実は好きではない、ならば無理しておつきあいするより、さりげなく「知り合い」に指定しておく。するとあなたの投稿は相手のニュースフィードに滅多に出現しなくなる。交流が生まれないから、相手の投稿記事もこちらのニュースフィードに届かなくなり疎遠に。そして互いに“忘れられた存在”になる。
これがもっとも無難な回避策だ。

 

しかし中には、あなたは避けたいのに、向こうはなぜかあなたに興味津々という場合もある。この場合、相手はあなたのタイムラインを訪問して「いいね!」やコメントをするかもしれない。そうなると交流は続き「関係性」が薄くならないので「知り合い」の効果がなくなってしまう。
そんなケースでは「制限リスト」を使おう。リストに入れれば、相手は以後、あなたの公開記事しか読めなくなる。
ということは、投稿する際に共有範囲を「公開」にするか「それ以外(例えば「友達」)」にするかを、あなたがその都度決めなければならない。神経を使う。めんどくさい。でも、必要ならやるしかない。

 

3番目に挙げた「共有対象外」はおすすめしない。設定がめんどくさい割に、投稿時に共有範囲をいじってしまう(例えば「公開」に切り替え)と以後、共有範囲はそれを踏襲する。なので「共有対象外」に戻したければまた1から設定をやり直さなければならない。これは相当な負担な上に効果も知れている。「制限リスト」を使う方がよほど合理的だ。

 

私は「Facebookは交流が主目的」だと思っている。だからFacebookをやる以上、(基本的に)人を避けるようなことはすべきではない、と考えている。しかし相手がストーカーなら話は別だ。
容赦無用! 即「ブロック」でかまわない。
なんの遠慮も、配慮もいらない。徹底的に相手を避けるまで。
「ブロック」以後、Facebookであなたの姿は相手からはまったく見えなくなる。

 

2. ストーカーを避ける

しかし「ブロック」したからもう安心、などと思わないでほしい。
ストーカーと化した人間は通常、そんなにあきらめが早くはない。
草の根をわけてもあなたを探し出そうとするからやっかいなのだ。
だからこちらも、十分に先回りして防御策を講じなければならない。
神経とエネルギーを使うという“犠牲”が伴うことは、覚悟するしかない。

 

2-1. Facebookは「友達」を100%信用している

真っ先に言っておかなければならないことがある。それは、Facebookでは「友達」が一番大事な概念である、ということだ。
Facebookに在るのは「友達」と「それ以外」しかない。
「フォロワー」などというものがツイッターを真似て2011年秋からFacebookにも存在するようになったが、「それ以外」の存在であって、何の特権もなければ役割もない。
「友達」だけが重みのある存在だ。

 

それだけ重要な「友達」をあなたはどのように選んでいますか?
Facebookをやる目的によって「友達」の意味が違ってくる。
あなたが仕事や商売、ビジネスに活かそうとFacebookを使い始めたなら、「友達」の多くは“不特定多数”だろうと思う。しかしFacebookの原則は「友達は『現実の知り合い』」だ。この原則を承知の上で見知らぬ多くを「友達」にしている場合、ストーカー云々を言うのは自己矛盾、ということになる。投稿の大半を「公開」で発信しているなら、ストーカーを防ぐ手立てはない。Facebookの設定により被害を回避しようと思うのではなく、この際、もっと別の手段、物理的に十分に用心することでストーカーと対峙した方が現実的だ。

 

しかしFacebookを交流の楽しみのために使っている人は「友達」も限られているだろうし、原則通りに使っているのに“被害”に遭うのは理不尽だ。安心してほしい。99%は防げる。

 

2-2. ストーカーは必ず“なりすまし”をする!


さて、ストーカー対抗策のうち「ブロック」は大きな効果を発揮する。
だから以下の対策は「ブロックする」ことは当然の前提である。
その上でなお、大きな問題を克服するのが真の狙いだ。大きな問題とは
ストーカーは必ず“なりすまし”をするだろう、ということだ。

 

これは、ユーザーであるあなたの責任ではない。Facebookの責任だ!
ストーカーはブロックされればあなたを見失い、あわてるだろう。
しかしあきらめない。あきらめないで何をするか。
そう、別のアカウントをつくってあなたを探すのだ。

 

Facebookは「個人アカウントはただ1つ」と明言している。
にもかかわらず、Facebookの個人認証はまことに甘い。甘いというより、「個人認証などない」と言った方がいいくらいにぜい弱だ。事実上、新しいメールアドレスを1つ用意すれば、誰にでもなりすますことができてしまう。

 

Facebookの責任とは、それだ。
しかしそんなことを何回言ってもムダである。これほど明確に個人認証の甘さが問題化しているのに――ストーカーし放題、スパムアカウントの詐欺野郎どもが荒らし放題!――、Facebookはこの点の改善をゼッタイにやろうとしない。ユーザー数が激減することを恐れているのだろう。アカウント登録でパスポートや(これから日本で始まる)マイナンバーの提示を義務付ければ、ストーカーの多くを封じ込められるはずなのだが。

 

3. これだけはやっておこう

では、ストーカーを99%封じ込める方法を説明しよう。
ここでも重要なのは「友達」だ。
「友達」におかしなやつが紛れ込んでいたら堅固な防壁も内側から崩れてしまう。
(以下の方策は「友達は信用できる人たちである」ことが前提だ)

 

 

■99%ストーカーの難から逃れるためにとるべき方策

  1. 「プライバシー設定」を厳重に
  2. 「タイムラインとタグ付け設定」に細心の注意を払う
  3. 友達の投稿に「いいね!」やコメントをしない
  4. タイムラインに在る「友達タブ」にカギを掛ける

 

3-1. 新規の「友達承認」は命がけのつもりで

文章で説明するより、ストーカーにとって最も厳しい“保守的な設定”をお見せした方が早そうだ。まず「プライバシー設定」――

 

ストーカーを完ぺきに避ける設定は今のFacebookにはない。残念ながら・・・・

 

ストーカーは誰かになりすましている。
当然あなたを探すが、Facebookで検索しても簡単には見つからない。
ストーカーは「友達」ではない立場であなたを見つけタイムラインを見ようとするだろう。そのための「プライバシー設定」である。

 

ただしストーカーはいずれ何らかの方法であなたを見つけ「友達申請」をしてくる、という前提で考えておこう。だからあなたは今までと同じ感覚で「友達申請」を承認してはいけない。新規の「友達」は一切承認しないのがベスト。見知らぬ人からなど、論外だ。たとえよく知っている人からの申請でも、電話かEメール、つまりFacebook以外の手段で、相手の本人性を確認してから判断するくらいに用心しよう。現にストーカーが存在している場合、Facebookをやるというのは命がけである。

 

あなたが以前は「公開」で投稿していた場合、「過去の投稿を制限」(上から3番目)という機能があるので、ここも設定しておこう。過去の公開記事の共有範囲を一括して「友達」に切り替えてくれる。とにかくストーカーには手懸かりを残さないようにしたい。

 

3-2. 検索エンジンの存在に要注意

ちょっと先走ってしまった。「プライバシー設定」の最初に戻ろう。
「私のコンテンツを見る」とは、あなたのタイムラインを見ることができる人、という意味である。これは自由に選べる。しかしこの段階では「制限リスト」は適用できない。だから「友達」でもいいし、もっと絞って「親しい友達」にしておいてもいい。
「私」に連絡を取ったり検索ができる人だが、これは「友達」以上に厳重にすることはできない。だからもし、なりすましストーカーを「友達」にしてしまったら、厳重な設定そのものの意味がなくなるのでしつこいくらいに警告した次第だ。

 

「プライバシー設定」でもうひとつの注意点は「外部検索エンジン」への対応だ。
2010年ころまでFacebookは、Googleなどの外部検索エンジンに門戸開放していなかった。数億人もが検索がきかない独自ネットにいるのは検索エンジン側にとっては死活問題。猛烈に攻勢をかけた(広告をチラつかせて)。結果、Facebookはユーザーの判断に任せることにした。あなたが赤い矢印の先のボックスにチェックを入れると「Facebook外からの検索OK」。あなたの記事はFacebook外からも見られることになる。ストーカーは笑うだろう。
だから、もちろんこのチェックは外しておかなければならない。

>2ページに続く↓↓↓

 

3-3. 「タグ付け」がストーカーにあなたの所在を知らせるかも

Facebookユーザーにとって“思いがけない漏えい事件”を引き起こす元凶が「タグ付け」だ。いくら細心の注意を払ってストーカーに投稿を(特にあなたの写真を)見せないようにしていても、「友達」のタグ付け行為によってあなたの姿をストーカーにさらすかもしれない。
Facebookも「タグ付け」には神経を使っており、「タイムラインとタグ付け設定」を独自に設けている。

 

あなたの存在がストーカーに知られる原因になりかねない「タグ」には神経を使いたい

 

ストーカーにおいしいエサをわざわざ投げてやる必要はないので、友達やその他の人があなたをタグ付けしたとしても「あなた以外には見られない」という設定にしておこう(上記の設定は直訳なので意味がわかりにくいと思う。私が示した設定を真似してくれれば大丈夫だ)。
念のため捕捉説明をしておこう。あなたがタグ付けされた記事はどう動くかだ。もしあなたがタイムラインに表示させることを許可したとすると、その記事は「あなたのタイムライン」を経由して→「あなたの友達のニュースフィード」にまで広がっていく可能性がある。するとどうなるか――

 

あなた自身の「友達」は限定されており(現時点で)ストーカーはいない。
しかし「あなたの友達」はもっと無防備だろう。ストーカーはそんなあなたの「友達」の1人を狙って「友達」になっているかもしれない。
あなたの「友達」がもし、あなたの写った写真付き記事に「いいね!」かコメントをすると・・・・、「友達の友達」になっているストーカーのニュースフィードにもその記事が流れる可能性が出てくる。
あなたの所在が知られるのも時間の問題かもしれない。

 

3-4. 「いいね!」やコメントを我慢して!

目下のあなたにとってどうしても避けたい状況とは、ストーカーにあなたの所在を知られることだ。知られないことに全力を尽くすために箇条書きした「3.」「4.」の項目が問題になる。
所在の漏えい元は友達がする「タグ付け」だけではない。
あなた自身の行動によってもストーカーにヒントを与えることがあることを覚えていてほしい。

 

もう一度あなたの状況をおさらいしておくと、ストーカーはまだあなたを見つけていない。なりすました新アカウントではFacebook内検索をしてもあなたは候補にのぼってこない。そこでストーカーが次にすることは、あなたのタイムラインをのぞく。そこにはあなたが友達の投稿に「いいね!」やコメントをした後が残っている。しかもあなたの氏名にはリンクが張られている。万事休す。
「3.友達の投稿に「いいね!」やコメントをしない」とは、そういう意味である。

 

「友達」には義理を欠くことになる。しかし今は緊急事態下だ。親しい友達には事情を伝えてわかってもらおう。あるいは感動した投稿にはメッセージで「いいね!」の気持ちをお伝えする。

 

3-5. 「友達タブ」にカギを掛ける、を友達にもお願いする

まったくストーカー1人がいるだけでFacebookの楽しさが大きく損なわれてしまう。
悔しい。まことに理不尽だ。でももう少し我慢して最後までつきあってほしい。
対処法の最後に「4.タイムラインに在る「友達タブ」にカギを掛ける」について説明する。「友達タブ」とはこれのことだ。

 

「友達タブ」からの情報漏えいを防ごう

 

おなじみの友達の写真一覧。誰のタイムラインにもあるごく当たり前の光景だが、このタブはあなたにとっては鬼門になりかねないのだ。
例えばあなたがこのタブを「公開」しているとする(Facebookの初期設定は「公開」です。その理由は、Facebookにとって「友達」は何ものにも代えがたい大切な機能だから)。ストーカーがあなたのタイムラインにたどり着けば、あなたの友達を瞬時に知ることができる。友達を知れば今度は友達のタイムラインに行って、友達タブを開きあなたの写真を探すだろう。これでまたしても万事休す!

 

この友達タブはさすがにプライバシー設定ができる。厳重にカギを掛けよう。
公開範囲を「自分のみ」にするのだ(ゼッタイに「自分のみ」だ!)。
「自分のみ」にしても実害はなにもない。友達かぜんぜんいなくて“寂しい人”なんて思われる心配は毛頭ない。なぜなら、公開範囲を「自分のみ」にしても友達からあなたの「友達タブ」を見たとき、共通の友達はちゃんと表示されているからだ。上記はある「友達」が見た私の「友達タブ」だ。友達ゼロには決してならないのでご安心を。

 

◎「友達タブ」にカギを掛ける法

▼友達タブの右上にカーソルを持って行く
▼「ベーンマーク」が現れるのでそれをクリック
▼メニューから「プライバシー設定を編集」を選択
▼「友達リスト」の項目から「自分のみ」を選択

以上はパソコンの場合。スマートフォンからの設定は以下を参考に。

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重要なことを言い忘れた。
「友達タブ」にカギを掛ける、はあなたの友達にも実行してもらわなければ意味がない。別に特別なお願いではないので遠慮しないで申し入れてほしい。現在のようにFacebookに誰がいるかもわからない状態(ストーカーもいれば詐欺師もいる)では、友達タブを公開しないというのはユーザーの“新常識”にしたいこと。堂々と説得していいことだと思う。

 

4. 最後の1%のストーカー対策

4-1. 命には代えられない、こだわりを捨てよう

生命の危険を感じさせるようなストーカーは犯罪者と同じである。
しかもたいてい破れかぶれで、自分の思いだけに凝り固まっている。
問答無用の存在、つまり説得して聞くようなやからではない。
こういう者につけ回され、現実に脅威を感じるなら、もうFacebookをやっているどころではない。無理をせず退会を考えていいと思う。

 

その上で警察に相談を。ストーカーはまぎれもなく犯罪だ。
その他、身を守ることに全神経を集中させて切り抜けてほしい。

 

4-2.復帰を視野に「グループメッセージ」を紹介する

不幸にしてこういう者に出遭うと、なにもかもが嫌になってしまうかもしれない。
暴力や威迫によって人間の自由意思を縛りつけるのはもっとも卑怯で、憎むべき暴力だ。だから、心の奥の奥ではこんな無法に屈しないで、なんとか耐え抜いてほしい。

 

そして時間がたち、いつか光が見えてきたらFacebookにもう一度戻ってきてもらえないだろうか。もうこりごりなのはわかっているけれど。
私はFacebookのつながる力を信じている。この力、捨ててしまうにはもったいない。
お伝えしたい“復帰”の方法が2つある。2つともシンプルな方法だ。

 

  1. グループメッセージ
  2. 秘密のグループ

 

「なんだ、そんなこと知っている」と軽く見ないでほしい。
グループメッセージ」はもっとも簡便だ。
▼核になる友達のタイムラインで「メッセージ」を開く
▼通常は下の写真のように「ミニメッセージ欄」が開いてしまう
▼赤い矢印のように「歯車アイコン」をクリック

 

▼メニューから「スレッド全体を見る」を選択
▼すると通常サイズのメッセージページに切り替わる
▼名前の右横にある「+新しいメッセージ」ボタンをクリック
▼新規メッセージに切り替わったら「宛先」に友達の名前を入力
▼すると候補が出てくるから選択
▼メッセージをやりとりしたい友だちを順次追加する

 

以上で準備完了。ふつうに書き込み投稿すれば全員に一斉にあなたからのメッセージが届けられる。誰かが返信すれば、それも全員に届く仕掛けだ。以後、スレッドはずっと続いていく。
グループをつくるような面倒な手順は一切不要。ストーカーをされているときでもグループメッセージで友達と相談することは可能なのだ。Facebookに復帰するのだとすれば、アカウント名はペンネームでもかまわない(もちろんFacebookの規則上は違反だが、危険を冒してまで義理立てする必要はない)。気の置けない友達とメッセージをやりとりしていれば、たいていのことは足りてしまうだろう。

 

4-3. 心おきないやりとりなら秘密のグループ

経験上、もっともおすすめしたい復帰策は「秘密のグループ」だ。
グループメッセージも十分おすすめだが、投稿に「いいね!」するなどのFacebook的な仕組みには欠ける。実務的で乾いた感じがしないでもない。その点「秘密のグループ」は気の置けない仲間だけのFacebookらしいページだ。「いいね!」やコメントができるし、投稿を誰が読んだかも把握できまるでファミリーのようだ。
「秘密のグループ」は外部に向かってはメンバーも非公開だし、グループの存在そのものが隠される。ストーカーなど入り込むすき間もない完ぺきな“小宇宙”だ。

 

私の家族は実を言うと、私以外はFacebook嫌いだった。「ゼッタイにやらない」と娘は言っていたのだが、秘密のグループを提案してなんとかFacebookの世界に引きずり込んだ。妻も弟たちもお嫁さんも積極的なFacebookづかいはいない。それでも石川ファミリーのグループ内では活発なやりとりが続く。お互い離れ離れの家族だが、距離の遠さを感じない。娘はけっこう喜々として日常の写真を載せてくれる。ふだん無愛想な末弟の提案で家族旅行が始まり、もはやそれは夏冬の恒例行事と化している。

 

秘密のグループを提案していなければあり得なかった光景だ。
考えてみれば、Facebookの満足は大勢に注目されることだけではない。気に掛けるべき人が気を使ってくれるだけで幸福感はずいぶん増す。Facebookを使っていた時、Facebookがない時代よりきっとあなたのハッピー度は高かったのではないか。
秘密のグループはそれを思い出させてくれるだろう。

 

■新しい事実に気づきました。ストーカーは阻止できます!

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ジャーナリスト石川秀樹>■■電本カリスマ.com

石川 秀樹: