★「稼げるtsu(スー)」の大勘違い! 勧誘合戦で新SNSを滅ぼす気ですか!?

tsuの広告原理2
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「稼げる新SNS」と昨今、大騒ぎされている「tsu(スー)」について書きたい。
カネに目がくらんだような熱狂は、またぞろ健全なユーザーを遠ざけはしないか。
しかも”稼げる”根拠をみな勘違いしているようなのだ。
稼いだ広告の9割がユーザーのものになるなんて、誤解もはなはだしい。
そんなには稼げない。だから冷静に新SNSの魅力を伝えファン層を広げるのが先だ。

 

■Facebookの轍(てつ)を踏まないでほしい

tsu」の魅力は「稼げる」ばかりが伝えられるが、それは魅力の一部に過ぎない。
むしろ、Facebookが広めながら忘れてしまった「シェア」という思想を、
ただのお題目ではなく「広告」導入し”分け前”という期待を創造したことが大きい。

しかしあまりに金銭という欲を刺激すると、tsuの普及を妨げる要因になりかねない。

 

私には「Facebookのデジャブ(既視感)」がある。
Facebookは一世を風靡したと言えるが、日本では異常なくらい身ぎれいになって、
上っ面をなでるようなつまらないSNSになり果て、勢いは急速に落ちた。

責任の一端が初期のユーザーたちにあったように私は感じている。
口を開けば「ビジネス」「ビジネス」とはやしたて、夢中になって煽動した。

後から参加したユーザーは顔をしかめ、誘導や商売っ気を感じると過敏に反応した。
無反応という反応、つまりそういうコンテンツをスルーし見向きもしなくなったのだ。
未熟だな、と思う。どっちもどっちである。結果、Facebookはつまらないものになった。

 

欲得、けっこう! わがまま勝手でいいではないか。学級委員の集まりじゃあるまいし。
それと同じ失敗を新しいSNSでしてほしくないのだ!!
欲に目がくらんでか、アーリーアダプター(初期利用層)は今、人集めに躍起だ。
tsuは完全紹介制だから、自分を通して会員になればそれだけ儲かる、という仕組み。
しかし後でじっくり説明するが、目の色変えるほどの富をtsuはもたらさない。
そもそも「稼げる」という話、みんな勘違いを伝言リレーしているだけだ。
Google検索すればかくのごとく「稼げる」大合唱だが、違うのだ!!!

tsuをGoogle検索

Googleで「tsu」「登録」で検索すると”稼げるSNS”の登場を紹介する記事がずらりと並ぶ

 

■「ビジネスに使える」→「稼げる」と熱狂

Facebookは日本では、ツイッターに沸いた2010年の翌年、2011年にブレイクした。
その時言われたセリフが「ビジネスに使える」だった。
今と同じ。セリフは「稼げる」に変わったが、はやし立てる人たちもほぼ同じだ。
よほどお金を稼ぎたいらしい。稼ぐのはいい。アーリーアダプターはセミナー講師など、
それで食べていく人たちだからチャンスと見れば早く学び、先行者利得を得ようとする。

 

しかしFacebookは人のつながりでビジネスチャンスが生まれることがあっても、
手っ取り早くモノやサービスを売り金を稼ぐためのPRツールには、遂にならなかった。
友達同士の交流が主体のSNSだから、利益誘導が嫌われるのは当然だったのだ。しかし、
スモールビジネスや個人営業、小さなお店を営む人たちは真に受け、そして落胆した。
当事者ではない一般ユーザーは欲得投稿を潔癖にスルーすることを想像もできなかった。

 

私はFacebookが好きだし、どんな使い方をしてもよいと思っている。
世間と等身大のSNSの方が魅力的だ。自分を飾り、背伸びしている人がいてもいい。
欲まる出しの必死さは「応援したい」と思う。野暮ったい、下世話な話でもかまわない。
怒り爆発、グチの多い、弱さと強がりだけのつぶやきにだって、聴く耳は持っている。
しかし日本初の実名SNSは敷居が高かったようで、”よそ行き”になり魅力を失った。

 

このように自分を語ることが未熟な日本人のSNS(私もまったく同様で試行錯誤した)。
そのSNSに、いきなりの「ビジネス」大合唱はつらかったのではないか。

「もうかりまっか?」「ぼちぼちでんな」の国である、本音と建て前でいけばよかった。
それを商売のチャンスとばかりはやし、しかも「露骨に出すと嫌われる」と入れ知恵。
だから本音を隠してすり寄るような気持ちの悪い投稿が増えた。
まともな人は露骨には批判せず、黙って無視を決め込むことになった。さらにその後遺症、

日本人はまじめなので、商売・仕事・活動を語るのはご法度と勘違いしてしまった。
毒にも薬にもならない”日常”投稿が増え、そうでなければ仲間同士で群れるだけ・・・・。
こういうおかしな空気が広がる中、欲を前面に出したSNS、「tsu」がデビューした。

 

■投稿者を優遇しながらファミリーに利得

投稿で儲けられるならけっこうな話ではないか。1円にもならない話を書いている私なんか
小躍りしたいくらいの朗報である。ただしうさんくささもあった。それで多少、身構えた。
「投稿と共に表示された広告で発生した利益の9割をユーザーに還元」という気前の良さ。
しかも自分の投稿だけではない、自分が紹介してtsuのユーザーになった人の投稿からも
なにがしか”おこぼれ”がもらえるというのだから、まるでマルチ商法みたいな仕掛けだ。

 

説明しよう。「AがBを紹介、BがCを、さらにCはDを紹介した」というケース。
Dの投稿由来で1万円の広告利益があったとする。その場合tsuは1000円を受け取る。
残り9000円。投稿の本人であるDの取り分は「9000円×1/2=4500円」。
Cの取り分は「9000円×1/3=3000円」
Bはその1/3で「9000円×1/3×1/3=1000円」
Aはさらに1/3を掛け「9000円×1/3×1/3×1/3=300円」ということになる。

<図>にするとこんな具合。

tsuで儲ける原理

tsuで自分及びチルドレンの影響内(「ファミリー」という)で広告の収益が発生すると・・・・

 
■「自分のネットワーク内の広告」とは

ご覧のように誰もがそれぞれの”地位”に応じて収入を得、誰も損しない。
マルチ商法では商品やサービスを無限に売り続けなければならないが、
tsuのこ仕組みでは、お金の出所はスポンサーであり、スポンサーに売るのはtsuだ。
ユーザーはtsuに人を勧誘したり投稿したインセンティブとして報酬が得られる。
あなたはAでもBでもCやDにでもなれる。大きく稼ぎたければ人を引き付ける投稿者に、
そういう才覚や時間がなくても、ファミリーの誰かが投稿してくれれば小銭は入ってくる。

 

こんなうまい仕掛けがあったのだ。みんながWinWin。
tsuは広告利益の10%しか自分のものにしない。なんと気前がいいんだろう!?
たった10%で設備費や人件費が出るのか? と、どうしてみんな疑問に思わないのか。
疑り深い私はゼロベースで考えてみた。カギはこの言葉にあるのではないか。

 

投稿と共に表示された広告

 

もう少し詳しく言おうか。

 

ユーザーが他のユーザーを招待して自分で構築したネットワーク内のコンテンツ、と共に表示された広告で発生した売上高

 

tsuは完全紹介制だ。誰かの紹介がなければメンバー登録ができない。
上の図、Aが第一の紹介者だ。BはAのチルドレンと言われる。
そしてA→B→C→Dまでが「Aのファミリー」ということになる。
この”ファミリー内に掲出された広告”のみがシェアの対象になるわけだ。
具体的にこの広告はどこに掲載されている? ココだ!!

私のタイムライン

私の投稿が一覧で見られるページに出現した広告。これがシェアの対象だ

 

■タイムラインの広告が「シェア」の対象だ

Facebookをやっている人ならご存じだろう? 
自分の投稿が一覧できるページ、そう、タイムラインだ(tsuでは何と言うのだろう)。
Facebookにはもう1つページがある。友達の投稿を表示するニュースフィードだね。
tsuも同様にニュースフィードに似たページを持っている。下の写真のように。

tsuのニュースフィード

こちらはtsuの友達の投稿が一覧できるページ。こちらにも広告は出る

 

こちらにも広告は出る。ではこの広告はシェアの対象なのだろうか? たぶん、違う。
ここにある投稿はファミリーの投稿ばかりではない。大半がただの友達の投稿である。
それよりなにより、この広告をクリックできる人は誰なのか?
世界でただ1人、あなただけだ !!
ニュースフィードはユーザーが各自1つ持っている。閲覧できるのはあなたしかいない。

 

その点、あなたのタイムラインはたくさんの友達に見られる可能性がある。
友達はページに来訪し、気軽にメモすることもできるのくらいだ(設定次第だが)。
したがって”利益を分け合う広告”とは、タイムライン横の広告を指すのだろう。

 

■タイムラインを訪問するのはたった「3%」!

さて、ここからが本日一番の重要ポイントである―――
あなたのタイムラインを訪れて読む人は何人いるのか?
「友達の数だけ」とあなたは考えたと思うが、実は違う。大外れだ。
そんなに大勢が来るわけがない。
・・・・・・・・・・・???

 

言っている意味が分からないだろうから、答えを言おう。
あなたのタイムラインで投稿を読む人は「3%」だ!
あなたの投稿が100人に読まれたとして、タイムラインで読む人は3人にすぎない。
後の97人はそれぞれのニュースフィードかリアルタイムフィードで読んでいる。
3%というのは、私がFacebookページで統計をとった数字だ。平均したら3%だった。
(Facebookページはユーザーの足跡が数字で出るので調べることができる)

 

個人ページは表示数を追えないが、いいね!やコメント数などから類推すると、
Facebookページとほぼ同じ傾向が出ている。(実際にはもっと低いかもしれない)
Facebookページは「お気に入り」に登録できるからもともと直接訪問向きである。
個人ページの投稿は、何か事情がない限り、ニュースフィードで見ればたくさんだ。
(あなただって友達のタイムラインに行くのは「ごくたまに」しかないだろう?)

tsuの広告原理2

tsuの広告収入の大半はニュースフィード(友達の投稿が流れているページ)の広告から来ていると思う

 

■シェア対象の広告を見る人も全ユーザーの「3%」だ

上の図のように、普通の人が友達の投稿を見る機会は圧倒的にニュースフィードが多い。
ニュースフィードにいくら広告が出ても、これはシェアの対象にならない。
ニュースフィードの広告は誰の貢献か「貢献度」を計れないから、tsuが黙って持っていく。
大騒ぎをして「稼げる」と言っているのは、上図の緑の部分にすぎない。全体の3%。
だからこの部分については、tsuは10%の手数料で十分、というわけだ。

 

しかし今騒いでいる人たちは、tsu全体の広告収益の90%を分け合うのだと信じている。
この誤解は、tsuやFacebookをブログやホームページ同じ、と勘違いしているからだ。
tsuもFacebookも、投稿記事を読ませる原理はブログ、HPとはまったく異なる。
ブログはファンがブックマークするか、もしくは検索した結果、ページにたどり着く。
「ページにたどり着く」のであって、往来(往来)で見つけて読むわけではない。
ホームページはさらに検索の度合いが強い。特定のワードからページを訪れる。

 

ブログやHPの各ページにはGoogleアドワーズなど、記事のテーマに即した広告が載る。
その広告をクリックする人がいれば、その成果は間違いなく記事制作者の手柄である。
tsuも「投稿と共に表示された広告」と言っているから、狙いは同じであろう。
しかしtsuのタイムラインは雑多な投稿が多く、それゆえコンテンツに合わせるというより
(当面は)ページ所有者の属性に合わせた人物ターゲティングな広告になるだろう。
tsuの現実を言えば今のところ、誰のタイムラインにもほぼ同じ広告が載っている。
これはまだ広告出稿が少ないために、ターゲティングどころではないからだと思われる。

 

だから、ユーザーの個性や投稿の内容に広告収入が違ってくることはあまりなさそうだ。
むしろ「ファミリー」の大きさとファミリー内の投稿の量と質によって決まる。しかも、
もらえるのはタイムライン広告の利益のみだからパイは全体の3%<上図の緑部分>。
その90%をユーザー全体で分けあうことになる。微々たる金額といっていい。

 

■欲張りの集まりとレッテルを貼られるな!

アドワーズ広告で稼ぐブロガーのようにはなりそうもない。
ブロガーの収入はブログへの来訪者がなければ生まれない。実力の証だ。
それに比べれば、tsuの収入は自分が書かなくてもチルドレン任せでも少しは入る。
文字通りの”不労所得”だ。だからtsuへの勧誘に躍起。

 

まあ、それは生き方だからそういう人がいてもいいが、初期の参加者には責任がある。
そのSNSのイメージがその人たちによって作られ、伝わっていくのだから。
tsuには、1円の収入にもならなくても、お金以上の価値があると思っている。
傲慢なFacebookの運営法に接するたびに、代替SNSがあればいいのに、と思う。
tsuにはその魅力がある。

 

今回「tsuはそんなにもうかりませんよ」と説明したわけだが、
広告収益をユーザーと分けようという志は大いにたたえていい。
「シェア」の主導者、Facebookに爪のアカを飲ませたいような立派な企図である。
分け方はこれからもっと工夫していけばいいし、きっとそうするだろう。

 

何円もうけられるかなんて問題じゃない。
いま一番怖いのは「tsuは我利我利亡者の集まり」とレッテルを貼られることだ
いかにも起きそうな風評をみんなで食い止めよう。

 

私はtsuに大発展してもらいたい。
そしてビジネスを営む者にとって「使えるSNS」になってほしいのだ。
人間の欲望を素直に認めた、下世話でにぎやかな活気あるSNSに。
もうけたいばかりでなく、もうけさせてやる人も集うようなそんなSNSに。

 

(長くなった。次回、tsu発展への提言をさらに踏み込んで書いてみたい)

 

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https://www.tsu.co/hidekidos

 

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ジャーナリスト石川秀樹>■■電本カリスマ.com

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