★「鷹の選択」論評でわかったストック型メディアの力、2か月前のブログが突如ブレイク!

鷹の選択アイキャッチ画像
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ブログを書いている人も多いと思うのでPVについて書いてみたい。
PV=ページビュー、ブログ記事を見てくれた人の数だ。

 

■空振りだった記事がまさかの”復活”

ご報告したいのは最近の私のブログに起こった”異変”についてだ。
この記事のアクセス数がこの3日間、急増している。

★動画「鷹の選択」できすぎたストーリー、拡散させるあなたにも責任!

 

記事は7月19日に書いているから、もう2ヶ月近くたつ。
テーマにした「鷹の選択」という動画の内容は
鷹は長命な鳥だが、壮年期が終わる40歳で大きな決断をするという。
座して死を待つか、苦難を伴う自傷行為をして身体の”再生”をめざすか。
音楽も美しく教訓に充ち、胸を打つストーリーになっている。

 

しかし初めて観たとき、私は違和感をもった。
感動的な話だが、できすぎている。
ネットに限らないが人は人の話をうのみにしすぎる。
ブログではそのことを冷静に、偏らずに書いた。

 

書いた当日の手ごたえは「まずまず」というより・・・・
この日のブログPVは全ページ合わせ850で、ほぼ平均値だったが、
記事への直接PVは244にすぎず、いただいた「いいね!」は75。
かなり気合を入れて書いていたので、正直、空振り感が強かった。

 

動画「鷹の選択」のシーン

動画「鷹の選択」の1シーン。写真をクリックすると動画にジャンプします

 

数字の意味がわからないと思うので私のブログの概況を説明しておく――
このブログ「電本カリスマ.com」は今年3月からスタートした。
現在、月間PVは2万5000から4万の間で推移している。
これ以前はアメブロで書いていた(最高で3万2000PV/月)。
一介の書き手の半年間の実績としては健闘している方だろうか。

 

■ロングテールでアクセスを集める

さて、出足はそれほどでなかったこの記事だが、今は特別なものになりつつある。
一言でいうと”ロングテールの稼ぎ手”になってきたのだ。
ふつう、記事は書いた初日のPVが最も多く、以後、急速に忘れられる。
一方、表示直後から注目された記事はしばらくは”余波”が続く。

 

無名の私のブログで多少なりとも耳目を集めたのは5月7日に書いたこの記事だ。

<★“解約金”拒否の論理! ユーザー脅して囲い込み、に屈してはいけない>

 

初日に2557PVを稼ぎ、翌日は5483に跳ね、さらに数日間1000台が続いた。
毎日記録をつけていると、実にさまざまことに気づかされる。

 

ブログは、書いても書いても、人はあまり読んでくれない(ものだ)。
それはもう、うんざりするくらい・・・・痛感している。
だから1000人も2000人も読んでくれる記事は、奇跡みたいなもの。

 

その点、『鷹の選択』は250弱止まりであり、なんの期待も抱けなかった。
しかし1ヶ月くらいして、「少し違うかも」と思い始めた。
どうやら「検索」に強い。
転機は8月11日、この日「検索」からの流入は119、翌日は249に。

 

さらっと「249」と書いたが、これは初日のPVを超えている!
こんな記事は今までなかった。
記事の何本かは検索の常連になって、ロングテールで読まれ始める。
しかし”復活”しその後、検索上位に座り続ける記事は初めてだった。

 

■検索キーワードのおかげではあるが

さらにこの記事には大きな続編があった。
この3日間の記録だ。
8月中旬以降30-100PV/日で推移していたこの記事が、
9月11日になって284PVを記録、翌日は847にまで跳ね上がった。

 

そしてこの”異変”をソーシャルメディアで伝えた昨日(13日)は、
2193PVと信じられないような数字を記録、
「鷹――」に引きずられるようにブログ全体のPVも3200を超えてしまった。

 

8月と9月、2回経験した突然の検索からのアクセス増は、
ネットのどこかで元の動画が話題になったから、と想像できる。
この2ヶ月、頻繁に検索されたおかげか、
「鷹の選択 本当」「鷹の選択 嘘」「鷹の選択 一生」など
複合語で検索すると私の記事が検索画面最上位に出現するようになった。

 

鷹 真実

 

だから元の動画が注目されるときは、私のブログも”連鎖的”に活況を呈する。
でも、それにしても不思議だ。
「できすぎたストーリー」という切り口は当初、並みの共感しか得られなかった。
だから記事へのPVも伸びなかったし、獲得した「いいね!」は75にとどまった。
しかし昨日は1日で140→333「いいね!」に倍増。

 

■ストック記事を呼び覚ます「検索」

上昇気流に乗ったのだろうか。
たまたまのタイミングなのかもしれない。
ひとつ感じるのは「ブログ」というストック型のメディアの利点だ。
ツイッターは急流のようだし、Facebookは大河のようにたゆたう。
どちらも1点にとどまらず、投稿記事はフローする。

 

流れ下るメディアはともすると流れっぱなしてとりとめがないので、
ツイッターにはリツイート、Facebookにはシェアという機能があって、
フローの中に記事を押し戻す役目をする。
ストックメディアのブログにはそれがないな、と思っていたが、
いやいや、「検索」があるではないか。
キーワードが倉庫に眠っている「かつての記事」を覚醒してくれる。

 

うーん、これってブログを書く醍醐味だ!
他のソーシャルメディアと違って、ブログは蓄積型。
だから力のある書き手はブログをどん欲に読ませようとする。
関連する記事にはリンクを張り「こっちも読んでよ」と誘う。
1記事1PVではなく、1記事から2本、3本と読んでもらうよう工夫する。

 

■ブログの基礎を固めてくれる「検索」

自分の話ばかりで恐縮だが、私は今年3月、アメブロを離れ、
WordPressで自作して「電本カリスマ.com」を立ち上げた。
アメブロはほとんど更新がないのに今でも1日数百のPVがあるようだ。
少ないながら「読者」がいるのが大きいのだろう。
独立してそれを失った。

 

だからこちらのブログで書くと、書いた日は数百のPVとなるが、
翌日は1ケタ、2ケタのPVに落ち、”独立”を後悔したものだった。
今は、それを補うものが検索からの流入であると理解できる。
アメブロも「読者」だけでなく、検索からの流入が多いのだろう。
ブログの場合、やはり”蓄積”が力であり財産なのだ。

 

こちらではFacebook関連の記事を中心に書いてきた。
検索への流入が1日100人を超えるのに3ヶ月間かかった。
現在はようやく「200人以上」が定着してきた。
「鷹――」は最近の稼ぎ頭になっている。

 


検索される記事はブログの基礎を固めてくれる。
そして時折、「復活する」こともあることを今回の異変で知った。
これは計算してできることではないと思う。
コツコツ書いていると、たまにそういう幸運が訪れることもある。
そんな姿勢でよいのではないだろうか。

  

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ジャーナリスト石川秀樹>■■電本カリスマ.com

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