★Facebookのフォロワー数がステイタスだなんて、勘違いもいいところ!

ブログコメント2
Ads by Google




Pocket

 

今、このブログのコメント欄を読んでいて初めて気がついた。
個人名で投稿すると「購読者〇〇〇人」と出てくる!
※この機能は「Facebookコメント」というプラグインだと思う。
コメントはFacebookの個人アカウントとFacebookページ名でできる。

 

ブログコメントへの返信で名前を選択

コメントへの返信、名前を選択できるようだ

 

なぜこんなことに興味がひかれたかというと、
この「購読者」はFacebookの「フォロワー」のことだからだ。
こんな数字を表示するというのは、制作者はどうやら「フォロワー」数を一種のステイタスのように感じているらしい。

 

この発想に私はいささか、違和感を覚える。
<(表示するのが)友達の数ではなく、フォロワー数ねぇー・・・・・
Facebookでステイタスと言えば、普通はFBページのファン数ではないか。
※ファン数=Facebookページに「いいね!」した人の数。

そこでFacebookページに切り替えてコメントしてみた。
写真も名前も切り替わるけれど、ファン数は表示されなかった。
数字が表示されるのは個人のフォロワー数だけのようだ。

 

ブログコメント2

名前の後ろに肩書と「購読者数」が見える。Facebookの個人ページをフォローしてくれる人の数らしい。
余計な設定だ。

 

ではFacebookの個人アカウントのフォロワー数はステイタスか。
個人の“実力”を示しているか、ほんとうに?
Facebookにおける“実力”って、何だろう。
イメージで言えば「影響力」ということだろうが。
なるほど、確かに影響力を強めたいと「友達」を増やす人はいる。

 

友達を増やすためにせっせとリクエスト。
でも承認してもらうためにメッセージを書く人は5%もいない。
“増やしたい亡者”は「友達になる」を押しまくるのも平気の平左だ。
※これをやり過ぎるとFacebookから警告を受けたり“凍結”を食うのはご存じの通り
ソーシャルメディアは新しいツールであり、人がやっている以上、
人と競う気分があったり、増えればうれしい気持ちもわかる。
実利面でも「多い方がよい」という錯覚があっても無理はない。

 

2012年秋にFacebookがツイッターを真似て「フォロー」を導入した。
友達は5000人の制限があるが、フォローされるのは無制限。
これによって有名人、専門家、ユニークな投稿者にはフォロワーが付き、影響力の制限は事実上なくなった。
友達はリクエストで増やすことができるが、フォロワーは増やせない。
あくまで先方の主体的な選択によるから「選択される人」は間違いなくステイタスになった。

 

で、「フォロワー」を売る会社が現れてしまうというのがいかにも日本である。
前例はツイッターのフォロワー販売で、事例は山ほどある。
2011年末、あきれ果てて以前のブログで批判記事を書いた。
そして今度はFacebookのフォロワーだ。
友人の映画プロデューサーから聞いた時には耳を疑った。
外国人をバイトで集めておき、注文があるとフォローさせるという。

 

「フォロワー」「販売」で検索した結果の画面

Facebookのフォロワーまでが売り買いの対象。検索するとゾロゾロ。Facebookのこういう理解は、何でも金にしたがる今の日本社会を象徴している。

 

まあ確かに、誰がフォローしているかなんて確認などしない。
だから「すごい」と思わせたい会社や店がつい“購入する”。
しかし、フォロワーが多ければモノが売れますかねぇ。
万に一つ私のような者がいて、調べてしゃべれば、
マイナスのクチコミ効果は恐るべきほどではないだろうから。
だからソーシャルメディアでは「無理しなさんなよ」。

 

Facebookが大切にしているのは「友達」だ。
「友達」がすべての起点。だから機能的にも「友達」を優先している。
その点、フォロワーには何の特典もないし、フォロワー数を誇示してもそれでそのユーザーの投稿が優遇されるというわけでもない。
「フォロワーは自分を選んでくれた人だから価値がある」というのも錯覚だ。Facebookで「数を誇る」のは意味がない。

 

よって、私のブログコメントの「購読者数」も競争をあおるようで意味がない上に、まことに余計な設定というほかない。
でも、これを非表示にする仕方がわからないんですよ。

※その後、「コメント欄」そのものを非表示にしてしまった。 

ジャーナリスト石川秀樹

 

【Facebookユーザーに一言いいたい】

★実名にビビる日本のユーザー事情㊦ Facebookをつまらなくさせた自己規制癖

★広報不調をFacebookのせいにされても困る! 見切り早すぎる日本人

■■■電本カリスマ.com■■■■■■

Ads by Google





…………………………………………