★Facebookの「友達を招待」で学んだこと、人間に関心なければ成果なし!

友達を招待
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<Facebookは数ではない、交流の質こそが大切だ!>と言ってきながら
お恥ずかしい、私自身が「よい交流」をしてこなかった。(汗;)

 

今さらなぜこんなことを書くのかというと『ファン数を増やす』である。
Facebookページを造ると、ページのファンを増やしたくなる。
そのためにFacebookが提供した”公式”のファン増強策がコレだ。
ページ右上の「ファン数―」をクリックするとメニューが出てくる。
先頭にある「友達を招待」をクリックすると友達に招待状を送れる。

J0

 

きのう、急にファン(ページにいいね!した人)を増やしたくなってこれを使った。
出版社を経営しているのでFacebookページは当然運営している。
最近出版した本をPRをしたい――。
Facebookでは効果がないことはわかっているが、

まあ、ワラをもすがるような気持ち。
それでページのファンを「1人でも多く獲得したい」と、
思い出したように「友達を招待」を使ったわけだった。

 

■友達との交流をおろそかにしていた私

結論を先に言うと、この機能を使ったおかげで、
友達との交流をいかにおろそかにしていたか、に気がついた。
Facebook友達にはあらかた”招待状”を送ったつもりでいた。
しかしそれは勘違いで、6割近くの友達を無視していた。
今回あらためて招待するときに名前と顔をチェックしたが、

まるっきり記憶がない。ほぼ交流がゼロだったのである。

 

「友達を招待」の場面

かつては「友達」がズラズラと並んだ。今は地域やグループ、あるいはあなたが仕分けたひとかたまりの集団ごとに「友達」を選択できるようになっている。そしてここに列記されている集団は友達のすべてではない。
ここにもFacebookは独特なクセを持っており、交流頻度の高い人がリストアップされて来る

 

実は、こういう状態になることは予測していなければいけない。
Facebook独特のアルゴリズムを何度も私は紹介してきたのだから。
「アルゴリズム」―、初めての人にはわかりにくいが、簡単に言うと
交流が頻繁な人同士を結び付けようとする仕掛け―のことである。

交流がなければFacebookは、友達をどんどん”視界”から外していく。

 

「友達を招待」にもそのアルゴリズムは利いているようだ。
上の写真でわかるように、友達を一定のかたまりごとに招待できる。
住んでいるまちやグループ、自分でつくったリストなどに従って。
このかたまりにも、どうやら優先順位があるらしい。

 

友達を招待」候補にも偏りがあることがはっきりわかるのは
下の写真、ユーザー欄(カバー写真の直下にある)の登場人物たちだ。
ページにいいね!してくれた友達の写真は親しい人が中心。

その下にはいいね!していない友達に「招待」を促す欄がある。
ここに出現する人物も交流頻度が高い順になっている<赤枠>。

 

友達を招待新機能

 

だから、「招待」ボタンをこまめにクリックしていれば、
ほぼ友達全員に招待状が届くはずだった。
私も時々30人、多いときには100人単位で招待していたから
それで十分だと思っていたのに、6割も取り落としていたなんて!

 

結局、私のFacebookページ管理は数字にしか関心がなかったのだ。
気に掛けるのはページのいいね!数だけ、誰がファンになったかは無関心。

友達の反応にも興味を示さず、頭数の一つとしてしか考えていなかった。
なんと友達甲斐のないFacebookの使い方であったことだろう。

 

まったく、悪いお手本を演じてきたわけで、いや、本当に恥ずかしい!

   

■人はケチくさいからタイミングが大事

以上の反省を踏まえ、「友達を招待」について書いてみることにする。

 

「友達を招待」はFacebookが提供する最強の友達増強策だ。
Facebookページを作っても、ふつうは「ファン」をつかめない。
店や事務所、会社や何らかの活動組織・・・・・無名なものに反応は薄い。
ページのいいね!を100獲得するにも苦労するのではないか。

 

とりあえず私たちのような”普通の人”にできることは、
友達にFacebookページを作ったことを知らせ、ページに来てもらうこと。
その意味で「友達を招待」は一攫千金を夢見させてくれる良き贈り物だ。
しかし「招待」は1回きりしか使えないし、
タイミングを誤ると大きな効果は得られない。

 

ページを作ってすぐに使うのはあまり良策といえない。
造ったばかりのページではコンテンツが貧弱で、
そんなところに招いても、人は「いいね!」をしてくれない。

 

これは私の独断と偏見だが、人はケチである!
ほんとうにケチくさくて厳密だ。
ページにいいね!するなんて1円も掛からない。
さっさと押してくれればいいのに慎重だ。
義理いいね!で十分なのに、気前よく押してくれない。

 

ただしコレ、人のことはあまり言えないのではないか。
わが身を振り返ってみれば、私もページのいいね!をケチっている。
あなただって考えてみて、いいね!してあげてますか?
していないだろう!

 

だから「招待」のメッセージが届いたとしても多くの人はスルーする。
招待状はあなたのお知らせ欄に下の写真のように届く。
お知らせに気づいてクリックすればFacebookページに跳んでいける。
でも、チラ見して終わり、お知らせを開けない人も少なくない。

 

この点では、出来立てでスカスカだからいいね!されないのではなく、
人のことなんかに関心がなく気に留めないだけなのかもしれない)。

fbp友達を招待→お知らせB

 

■今回のファン増強効果は「3%」

とFacebook友達の無情さを挙げても、実感がわかないだろうね。
「友達を招待」による効果=ファン獲得率をお示ししたいのだが、
この平均数値はたぶん存在しない。
個別の事情によって差があり過ぎて、統計になじまない。

 

ただ、これだけは言えそうだ。
友達が少ない人の場合は獲得率がやや高いと想像できる。
友達が少ない人の方が交流の密度は高いだろうから。
反対に、友達が多くなればなるほど率は落ちるはずだ。
ほら、私が悪例を示したように友達が増えれば交流はかすかになりがち。

 

実例が他に見つからないので、今回の私のケースを紹介する。
私のFacebook友達は3250人。
今回、招待状を送った友達は1800人いた(交流の少ない友達だ)。
結果、ページのいいね!獲得は56件だった。
率にして「3%」にすぎない。

 

でもこの獲得率は「決して小さくない」というのが私の感想だ。
と言うのも、関係の濃い友達にはとっくに招待をかけている。
その結果、ファン数は750人で476人が友達である。
Facebookページのファンに占める友達比率は63.5%。
このページは友達の存在にそうとう依拠していると言える。

 

Facebookページの規模が小さければ小さいほど友達依存率は高くなりそうだ。
私が運営しているページで言うと
▼秀樹さんが教える「ソーシャルメディア活用」 ファン:1420人
(うち友達は720人、友達比率:50.7%)
最近つくったばかりの
▼らくらく遺言の静岡県遺言書協会 ファン:119人(友達96人、80.7%)
この辺が典型的なFacebookページの有様ではないか、と推測している。

 

一方、私がFacebookのメインステージにしているFacebookページ
▼ジャーナリスト石川秀樹 ファン:1484人(友達605人、40.7%)
友達の比率はだんぜん低い。

その理由は、このページは投稿内容によって徐々にファンが増えてきたからだ。
※このページで「友達を招待」するとファン増加率は7%を超える。

 

一通り「友達を招待」を使ったら、後は投稿内容しかファン増の手立てはない。
いや、広告も使えるし、いいね!連動クーポンなどで一気に増やす手はある。
しかしその話は、きょうのテーマとは関係ない。

 

■ファンを増やしたければコンテンツ充実が王道

「友達を招待」を最大限に活かすコツは?
①コンテンツの充実(焦って初期に使わない)
②日々のコンテンツを工夫する
③良い投稿ができたときにこの機能を使う
④同様に、ページが活性化しているときにこれを使う

 

コツと言っても、当たり前なオーソドックスな答えしか思い浮かばない。
一言でいえば「コンテンツ重視」だ。
いかにもの直球だが、Facebookは長い目で使うべきものなのだ。
商用Facebookページの場合は特にそうだと思う。

 

先ほど例に出した「いいね!連動クーポン」など、当たれば効果は大きい。
見てくれのページのいいね!は著増するかもしれない。
しかしファン数が商品やサービスの成約に直結するわけではない。
おいしいエサを付けて釣り上げるような短期勝負より、
Facebookに向くのは「信頼を創造するステージ」という機能だと思う。

 

■ノウハウだけでにぎわいは創れない

最後に一番肝心なこと――
Facebookで大事なのは数ではない。
数ではなく、縁がつながった人とどうつきあえるかだ。
きちんとつきあえるなら、数は多い方が有利に決まっている。
5000人の友達と付き合い2000、3000の投稿へのいいね!を得る人もいる。
私のように3000人の友達がいても発信するばかりで人の投稿も読まず、
「成果が出ない、出ない」とうめいている者もいる。

 

やはりソーシャルメディアはめんどくさい。
Facebookばかりではない、ツイッターもGoogle+も、そしてブログも。
「私を見て、俺の声を聞け」ばかりでは人が寄ってくれない。
むしろ人の投稿によく目を通しコメントを書く、
そういう心配りができ、それを継続できる人が「勝ち」を得る。

 

ノウハウだけでにぎわいを創れるなら、誰も苦労はしない。
以上、日ごろの無沙汰を反省しつつ・・・・・ 

 

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