Facebookのメッセージにまたこんなものが舞い込んだ。
「出身静岡市って」という言葉が目に飛び込んでくる。
プロフィール写真なし、LINEへの誘導だから「詐欺だ」とすぐにわかる。
しかし少し用心した方がいいのは、「地元の人」を装っている点。
この程度のカモフラージュでFacebookは手もなくだまされる。
この点、LINEの方がスパム投稿に対してよほど処置が果断だ。
上の写真(右)のように、怪しい誘いに対してはアカウントを即刻削除。
顔写真があるのでスパムと見抜けない場合でも、チェックは効く!
LINEの「友だち」でない者からのメッセージには”警告”付きでお届け。
このようなLINEのスパム退治法に対して、
「突然、アカウントを消された」などユーザー側からの苦情もある。
そういうマイナス効果があってもLINEがひるまないのは、
<スパムアカウントや投稿の放置は事業の根幹を揺るがす>
と、しっかり頭に叩き込んでいるからだ。
■「Facebookはコワい」広がるクチコミ
悪例が目の前にある。
Facebookの及び腰対応だ。
「吉村愛美」はスパムアカウントでありLINEへの誘導が明らか。
にもかかわらず投稿から3日たった今も”野放し”である。
Facebookは実名制を標榜している。
そのFacebookの場でスパムアカウントが猛威を振るう。
ナイーブな初心のユーザーはこの事態をどう思うだろうか。
多くの人は「Facebookは怖い」といい、そのクチコミは広がる。
結果はFacebookユーザーの激減だ(と私は思っている)。
公称2200万人といわれるFacebookの国内ユーザー。
これは普通に考えても、大幅に水増しされている。
100も200ものアカウントを持つ者が何人もいるのだから。
Facebookはメールアドレスさえあれば誰でもユーザー登録できる。
「本人認証」を怠っているから、”真実のユーザー数”など存在しない。
以前、Facebook広告を研究していた時「2000万人」が対象だった。
今は「1300万人」をターゲットにして広告することになっている。
これは実情に合わせて”正しい数字”にしようと調整したのかどうか。
1300万人でも人口の1割だから、実感から言えばまだ過大に見える。
■抜本対策をとろうとしないFacebook
新手のLINE詐欺にご用心のつもりで書き始め、
思いがけず、またFacebookの悪口になってしまった。
子どもでもわかる不備をなぜFacebookはただそうとしないのか。
LINEに誘導詐欺に限らず、”女性”からのメールへの誘いは頻繁だし、
投資詐欺や「あなたに遺産をあげたい」詐欺なども日常茶飯。
写真のように
「メール誘導」についてはFacebookも対応するようになってきた。
しかし、遅すぎる。
「スパム報告」が多数あって初めて対応するのでは後の祭りだ。
左端のメッセージは英語を和訳して写真に撮って投稿したもの。
Facebookはスパムに気づくことなく3週間も放置している。
そんな些末な事例よりこちらの方が問題だ。
★また来た!「LINEに誘導」詐欺。美女につられてエサを与えてはいけない
この結果かどうか知らないが、”彼女”はアカウント削除となった。
しかし見てほしい、Facebookで「矢野麗菜」と検索すれば・・・・
同姓同名のアカウントは何の問題もなく「存在」し続ける。
写真に出ているのは5人だが「さらに見る」をクリックすると、
(証拠写真を掲出してもいいが、見ると胸が悪くなると思う)
延々と出現して「100人超」を確認して、数えるのをやめた。
1つや2つアカウントを停止させてもまったく意味がない。
入り口を厳重にする、つまり身分証提示など個人認証を強化する、
これしかスパムアカウントを一掃する抜本対策はないはずだ。
それを嫌がる理由は、
見てくれのユーザー増をFacebookがほしがっているからだろう。
■このままではFacebookは大激減する?!
きょう、興味深い記事を見つけた。
2014年1月26日の「The Huffington Post」。
<Facebook利用者、2017年までに8割減という予測は本当?>
Facebookの普及パターンは「伝染病」の流行に似ているという。
感染者の増加と減少は微分方程式に置き換えられる。
感染は一気に広がるが、時が経つと治癒する者も出てくる。
「治癒する患者」=「興ざめ、落胆、怖がるユーザー」に見立てると
「ピークが過ぎると治癒者が一気に増え、その後だらだら減り続ける」
という記事の予測は、ピタリと当たっているように見える。
「8割減」ほんとうかな、とは思う。
しかしFacebookの愚かしい未対応、後手の対策、抜本策の回避・・・・
これらを見ていると、本気で興ざめしてくる。
■Facebookの失態が残念至極だ
加えて、実名慣れしていない日本人ユーザーの投稿を見ていると
と日常見かけるFacebookのコンテンツについても書きたくなったが、
蛇足である上に長くもなるので、日を改めてそのことは書く。
このままではFacebookはジリ貧、どころか2、3年後は閑散!
そんな悪い想像しか浮かんでこない。
ちなみに先の「Huffington」の記事には2706人がいいね!していた。
2011年、12年ともてはやされたFacebookに嫉妬の感情もあるだろう。
ユーザーもFacebook自身も舞い上がって創った(かに見えた)熱狂。
わたし自身もその中にいたし、今でもFacebookは大好きである。
自分や自分の会社を知ってもらうメディアとして最重要だとも思う。
それだけにFacebookの失態が私には残念至極だ。
何度でもいう、Facebookは正しいアカウント管理に全力を尽くせ。
「1人1アカウント」を徹底させろ!
実名制をいう以上、当たり前ではないか!!
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