この写真にすっかり魅せられてしまった。
FBに鍵を!
「友達リスト」は「自分のみ」に・・・
Facebook友達の原田たもつさんがこれをデザインされた。
<★Facebookではカギを掛ける人になりましょう>
年来の私の主張にピッタリなので転載を希望し、お許しいただいた。
■友達リストはおいしいカモ池
「カギを掛けましょう」とは共有範囲を「自分のみ」にということだ。
Facebookは交流サイトなのに友達に見せなくていいの?
はじめは私もそのように考えた。
Facebookの創業の志にもそむきそうだ。
Facebookは文字通り「Face(顔)+book(名鑑)」だから
「友達のリスト」はただの飾りではない、根幹の情報だ。
Facebookがハーバード大学の内部にだけ今もあれば、
誰が誰の友達であるかは互いにとってステイタスだったろう。
だが、今は違う、Facebookは公開された。
世間の普通の風にさらされ、当然のように「悪」も紛れ込んだ。
それなのになおもFacebookは「友達リスト」を公開設定。
このリストをウォールから外したいと思っても、外せない。
世界中の誰もが見える位置に配置され存在感を示す。
自分のプロフィールページの左側、このコーナーだ。
■交流度合いのランク表
このリストは、単なる友達リストではない。
あなたと友達との交流の度合いが濃い順に並べている。
断言してもいいが、Facebookは「友達」を“要の中の要”と考えている。
さらに「交流の密度」についてまで神経をとがらせデータ化する。
見る人が見れば“人脈”が一目瞭然、それゆえこのリストを
「人には見られたくない」人もいるわけだが、非表示設定はできない。
スパマーやアプリにとっては願ってもない“お宝”だ。
顔写真には個人情報が詰まっているだけでなく、
交流の度合いランク付けてくれるのだからありがたい!
リストは各ユーザーごとに仕分けした“ファンのランキング”だ。
人は物事を判断するとき、人の評価に影響を受ける。
最も影響を受ける人は「専門家」と並んで「友達」が筆頭。
このリストの人たちに「あなたがすすめている」とささやけば、
モノやサービスの購入、何かへの誘導が格段にしやすくなる。
ユーザー情報を知りたいだけなら「いいね!」をたどっても得られる。
しかし交流関係まで調べるとなると、こいつは手間だ。
でもFacebookには、カモがネギをしょってるようなリストがある。
これはおいしい!
しかもこのカモ池、「公開」にしている人のなんと多いことか。
初期設定が「公開」だから、知らずにのぞき見される人がわんさかいる。
■Facebookは安全地帯ではない
どうかFacebookの「公開主義」を「安全の保証」と勘違いしないでほしい。
はっきり言っておく、Facebookは安全地帯ではないし、
安全への対応もおざなり、または独りよがりで功を奏していない。
だから各種設定を「公開」にしておくとリスクは格段に高まる。
というわけで、カギを掛ける設定の仕方を書いておこう。
- ▼自分のウォール(プロフィールページ)を開く
- ▼「友達」タブをクリック
- ▼右端の「鉛筆マーク」をクリック
- ▼「プライバシー設定を編集」をクリック
- ▼5つ選択肢の中から「自分のみ」を選択
ところで、カギを掛けない理由はなんだろう。
①無頓着、Facebookの設定のまま
②リスクを知らない
③ステイタス感(友達の数を誇りたい)
④情報管理は自己責任(プライバシーくらい自分で守れ)
①②の理由が大半だろう。
④の言い分はその通りだと思うが、友達への親切心が足りない。
③のようにステイタスを感じる人は、若い人を中心にかなりいる。
お節介おじさんみたいなことを言って済まないが、
そういう見栄は意味かなく、かえって未熟さを表しみっともない。
■見栄を張って友達を危険にさらす気ですか?
ご覧の通り「自分のみ」にしても外から見れば「公開」と変わらない。
(写真は私のウォール内のタブ。下は友達が見たときのタブの見え方)
友達タブは消えないし、写真がゼロ枚になることもない。
「友達〇〇〇人」が「共通の友達〇〇人」に変わるだけだ。
とエラそうに説明してきたが、白状しよう。
私も昨年半ばまで「友達タブ」の共有範囲を「公開」にしていた。
危険に無頓着だったし、「見栄を張る」気分もありありだった。
友達が多い方が影響力のある人に見える(?)、という錯覚!
まさに錯覚であることに気づくまでかなり時間が掛かった。
友達が5000人いるのに「いいね!」がひとケタという人もいる。
一方で、友達150人で100いいね!を得る人もいる。
Facebookは「交流」しなければ投稿自体が友達に届かない。
だからこのような逆転現象も、それほど不思議ではない。
数を誇りたくて「タブ」を公開して友達を危険にさらす人は、
リスペクトされるどころか、失笑を買うのが落ちである。
(と言えるほどに、私もようやものがわかるようになってきた。エヘンっ!)
【Facebookで押さえておきたいこと、関連記事】
★鍵を掛ける人になりましょう! Facebook友達のプライバシーはあなたが守る
★メアドにカギを掛けましょう!! Facebookアカウントを乗っ取り犯から守る法
★ダダ漏れFacebookには自分でカギを! 大切な人を守りましょう!
★ブロックしてもストーカーは“顔”を見る! Facebookのプロフ写真なし、肯定論
★Facebookの設定は「公開」主義! 日本でその発想 「無茶でしょう!?」